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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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素敵な恋の見つけ方16
「登場頻度高いけど別にヒロインではない。」開かれた扉を前にして呟く。俺の名は片桐篤。今現在危機にあると言ってもいい。「ほう、噂をすれば、か。」ニヤニヤした目で俺と来訪者を見比べるのは久保匠。よく見れば隣りに座っている日下部佳奈理も同様の顔だ。「あ、片桐見っけ。」時計を見れば、なるほど、二年の講習が終わる頃だ。扉の前に笑顔で立っているのは俺を半殺しにした過去を持つ、宇崎由良先輩なのであった。…笑顔
あこん さん作 [190] -
素敵な恋の見つけ方15
「あぁ、やっぱりグダグダペースだ。」反省はしていないがどうにかしなくては。俺の名は片桐篤。いつの間にか年上好きを認定されてしまった高校一年生だ。「今まで男二人で考えてたから結果が付いてこなかったのだ。」と、辺りを見回すのは久保匠。未だに本性が分からないオタクである。「というわけで、暇な奴この指止まれ。」久保は人差し指を上に向けて声を上げる。そんなことして止まる奴が俺たちと同年代に…。「とーまった
あこん さん作 [178] -
〜銀〜?
小さい頃から、俺は変なものが見えた。世の中はそれを?幽霊?と呼ぶ。たまに、ヤバイやつを見ることがある。すごい威圧感にゾッとする。時には体調を悪くすることもあった。でも、それも慣れた。何で見えるのかなんて知ったこっちゃない。ただ、なぜか知らねーけど初めて?幽霊?を見た時から?幽霊?の存在を信じてくれる奴が居ないような気がして、親にもこの事は打ち明けていない。でも、いつかはこの事打ち明けられる奴
ひかりゅ さん作 [437] -
雑務部18
結局誰に話したところで幸四郎はモヤモヤを消すことが出来ず、行き着いた方法は・・・。「宮岸くん」部室でまたまた二人きりになり、ほのかは今度は告白されると誤解したが幸四郎はほのかの期待を裏切り別の言葉を言った。「僕たちは・・・・・一緒に寝たの?」ほのかは言葉を鵜呑みにし、頷いた。「あぁ〜〜、その、そういうことをしたの?」「え?どういうこと?」幸四郎は自分の携帯に付けられたストラップのHを指さしていっ
廻 さん作 [150] -
素敵な恋の見つけ方14
「まずはこの話をなんとかしよう。」自戒するように呟いた。俺の名は片桐篤。種族間の壁というものを認識した高校一年生だ。オタクと一般人の間には厚く高い壁があるのだ。「幽霊と恋でもしてみてはどうだ?」突如訳の分からない事を言ったのは久保匠。オタクであり、俺の友人(仮)だ。「…なにがだ?」「いや、意味は無い。言ってみただけだ。」とにかく意味が分からない。「あーぁ、なんか面倒になってきたなぁ。」「世の独身
あこん さん作 [211] -
タンポポの種
あちぃな…蝉の声が山々に響きわたり、鳥のさえずりも耳に、体に伝わってくる。ふと上をみると、たくましく育った木々の葉の間から太陽の光が差し込み、辺りは緑色に包まれる。思わず深呼吸…透き通った大地の恵みが風に乗って僕の体の中にすーっと染み渡る。僕は目をつぶる。体中で君を探した…昔の今頃、君はまだまだ幼くて、ここに来てははしゃぎ、妖精のような笑顔を見せてくれた。社会に見捨てられようと、この森だけはぼく
こまろん さん作 [378] -
生きたい
ここは どこだ?何もない。何も見えない。ただの暗闇。。僕の頭の中にあの頃の記憶が鮮明に映しだされる。「あいつッて うざいよなー。おまけにキモいし、臭いし!」「お前、死んでくれないかな?」苦しかった頃の記憶が何度も、何度も僕の頭の中で映しだされていた。『またあの時の記憶か…。もう分かってるよ。もう僕が必要とされてないってことぐらい。僕は死ねばいい人間なんだ。』僕は死ぬ覚悟をした。『…僕と友達になっ
愛弥 さん作 [224] -
後ろに注意(和喜の場合)6
混乱から正気に戻った時、さつきは規則正しい寝息をかいていることに気がついた。規則正しいということは、脳が睡眠に入ってしばらく経っている、ということだ。 その時はさつきを叩き起こし、家族の目に写らないように若干冷汗をかきながらさつきの家まで送り届けた。しかし、いきなり道端で抱きつきながら眠り始め、仕方なくおんぶで送るときは大変だった。家は裏なのだが、さつきの寝相が悪いためか、10分近くかかっ
星空の海 さん作 [185] -
素敵な恋の見つけ方13
「やっと動きを見せたな。」第三者の目で見てみたが、そんな感想すぐ忘れてグダグダになるのだろう。俺の名は片桐篤。あるパソコンショップの店員さんに一目惚れしてしまった高校一年生である。そして翌日。「そうか、二年の先輩といい江崎さんといい、片桐は姉萌えだったか。」俺の事を冷静に分析するのは久保匠。こいつがオタクだった為に俺は江崎さんと出会えたと言っても過言ではない。「久保!俺はどうすれば江崎さんと親密
あこん さん作 [377] -
素敵な恋の見つけ方12
「原題はオタクの極め方、というのだ。」すまん、嘘だ。忘れてくれ。俺の名は片桐篤。キングオブオタクに半ば拉致される形でエロゲ窟へ連れ込まれる所だ。「ほれ、手前は普通のパソコン売り場だ。見ているといい。」そう言って俺の拘束を解いたのがオタク王、久保匠。早足で店の奥へ入って行った。何やらディープな空間のようだな。近付かないでおこう。「しかし、パソコンか。あってもいいよな。」我が家系は機械音痴のケがある
あこん さん作 [227]