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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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雑務部7
「宮岸くんどお〜?」“ジンジャエール”を飲みながら女子トイレの外から幸四郎は呼びかけた。「全然見つかんなーーい!」「えぇー!そんなことないと・・・・・・・・・ぷはっ、思うん・・・・・ん・・・・・・・ぷはっ、だけどなぁ」「飲みながら喋らないでよ!もう、無いよ、カメラ!」トイレから出てきたほのかは汗をかいていた。校内図を見ながらぼやいている幸四郎にほのかはさらに声を潜めながら怒鳴った。「なによなによ
廻 さん作 [121] -
血の中に残ったモノ ?
「悠くーん!!授業終わったよー!!」思わず大声を出してしまった。「奈緒ー声がでかいよお、まだ授業やってんだからー」「いいじゃん、ちょっとくらい!(笑)」「ったくー(笑)」ごく普通の会話。それが奈緒にとっての生きる希望であった。二人はとても仲良しで、映画を見に行ったり、遊園地に行ったり、朝まで一緒の日もあった。「ずっと一緒にいてね?」「おう!」奈緒の心は完全にあの時とは違っていた。―私にも希望があ
SAORI さん作 [100] -
血の中に残ったモノ ?
氏名 山崎奈緒職業 殺し屋好きなもの 血嫌いなもの 人奈緒は小学生の頃からイジメにあっていた。「死ね」「キモい」などの暴言は当たり前。ひどいときは教科書に落書きされたり破られたり。燃やされたこともあった。毎日が苦痛でしかなかった。自殺しようとしたこともある。でもいつも誰かにとめられる。そのたびに奈緒はこう呟く。「そこまでして、なぜ生きなくちゃいけないの…?」その繰り返しそしてまた繰り返し…。―き
SAORI さん作 [124] -
血の中に残ったモノ ?
「あの、原さん。昨日あそこで佐藤さんと何してたんですか?」「…チッ」奈緒は泣きそうになった。それを必死にこらえていた。「あの…」恵里は笑いながら言った「あんたさあ、彼氏できたからって調子のってんじゃねーよ!死ねやブス」そう言って奈緒にコーラが入っている紙コップを投げつけた。その時、恵里のカバンの中に、ビニールの袋に包まれたカッターがあるのが見えた。奈緒は確信した。許さない…奈緒はとっさに恵里のカ
SAORI さん作 [123] -
血の中に残ったモノ ?
病院に着くと、すぐに手術が始まった。奈緒はひたすら待った。1時間…2時間…3時間…と時は過ぎてゆく。待つこと6時間ようやく「手術中」のランプの明かりが消えた。中から1人の医者がでてきた。「先生!!」奈緒はとっさに叫んだ。それから少しの沈黙があり、先生は重い口を開いた。「一命はとりとめましたが、出血がひどくいつ意識が戻るかわかりません。」「悠くんの病名は…?」「…いえ。松田さんは病気ではありません
SAORI さん作 [117] -
血の中に残ったモノ ?
「悠くーん!!授業終わったよー!!」思わず大声を出してしまった。「奈緒ー声がでかいよお、まだ授業やってんだからー」「いいじゃん、ちょっとくらい!(笑)」「ったくー(笑)」ごく普通の会話。それが奈緒にとっての生きる希望であった。二人はとても仲良しで、映画を見に行ったり、遊園地に行ったり、朝まで一緒の日もあった。「ずっと一緒にいてね?」「おう!」奈緒の心は完全にあの時とは違っていた。―私にも希望があ
SAORI さん作 [112] -
血の中に残ったモノ ?
氏名 山崎奈緒職業 殺し屋好きなもの 血嫌いなもの 人奈緒は小学生の頃からイジメにあっていた。「死ね」「キモい」などの暴言は当たり前。ひどいときは教科書に落書きされたり破られたり。燃やされたこともあった。毎日が苦痛でしかなかった。自殺しようとしたこともある。でもいつも誰かにとめられる。そのたびに奈緒はこう呟く。「そこまでして、なぜ生きなくちゃいけないの…?」その繰り返しそしてまた繰り返し…。―き
SAORI さん作 [146] -
雑務部6
「宮岸ほのかか〜、おい山ノ井幸四郎、付き合ってんだろ?もっぱらの噂だぜ?」科研部長は探るように訊いた。「別に付き合ってないよ〜。じゃあ調べてくれてありがとね」「礼なんかいらねぇよ、駄賃ももらったしな」この科研部長と幸四郎は高校からの友人だった。それでも幸四郎の依頼には金を取るしたたかさももっており、幸四郎とは変人同士気が合った。校内に戻るとほのかがエントランスのテーブルで頭を突っ伏して寝ているの
廻 さん作 [151] -
雑務部5
「つまりつまり、宮岸ほのかは山ノ井幸四郎の女じゃないってことか・・・・・・」「マナー部部長として人のプライベートを詮索するのはどうかと」「副部長だって俺の日記見ただろ〜」部室に入るとマナー部部員が数人いた。「部長たち仲が良いですねぇ」パソコンを打ちながら一人の部員が言った。真部 信(マナベ シン)というマナー部の頭脳派だった。「真部、お前パソコンで何やってんだ?毎日、毎日」「いえいえ別に・・・」
廻 さん作 [146] -
雑務部4
タダシーとは幸四郎が正を呼ぶときのあだ名であり、これを正はひどく嫌っていた。「その呼び方をやめろ。ったく・・・・宮岸さんもこんなバカと居ると疲れるでしょう?」ほのかはまだ恨めしそうに幸四郎を見ていた。「と、とにかく、雑務部が何するのも勝手だが学校の風紀、雰囲気は乱すなって事だ」そう言うと正は凛を連れ席を立った。「あ、柳さん行っちゃうんですか、それじゃまた」何の気なしに幸四郎が言ったことに凛はまた
廻 さん作 [141]