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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • いちばん星(2)

    おばさんの家に来て僕の生活は変わった。学校から帰ってくると洗濯と掃除をしなくちゃいけなくなった。掃除と洗濯が終わると、エースの散歩に行く。エースの散歩から帰ってくると、おばさんの家族は、もう夜ご飯を食べている。僕のご飯は、いつも冷めていた。冷めたご飯を僕はいつも一人で食べた。食べ終わると、皿洗いをさせられた。皿洗いをしていると、いつもおばさんは僕の悪口を言った。おばさんは僕の事を疫病神と呼んでい
    SHIN さん作 [258]
  • いちばん星

    どの星よりも早く光り出して堂々としていて格好いい、いちばん星それは、僕のいちばすきなもの。ぼくの名前は姫野 楽(ひめの がく)年は10才楽という名前は、父さんが『生きることを楽しむ』という意味で付けてくれたらしい。でも、父さんは僕がまだ小さな頃に死んでしまった。そのときは、まだ小さかったから状況がよく分からなかったけど、母さんが凄く悲しい顔で泣いていたのは覚えている。母さんはよく父さんの自慢話を
    SHIN さん作 [270]
  • 暇の潰し方19(完)

    「暇そうですね。」俺達の奇妙な関係はこの一言から始まった。「そんな暇人に話しかけるほど、お前も暇なのか?」なんて印象の悪い返しだ。だが、日下部佳奈理は気を悪くした風でもなく、目の前の笠木広人にこう言った。「はい、一人では暇でしょうがないです。何かいい暇潰しは無いですかね?」「あ、ヒロトくん、おはようございます。」朝、教室に入るとカナリが近付いて来る。「よう、カナリ。」…なんで普通に挨拶を交わした
    あこん さん作 [310]
  • 暇の潰し方18

    「…日下部。」道路を渡ろうとする日下部佳奈理を呼び止める。嫌な予感がする。日下部は聞こえてないのか速度を緩めない。「日下部!」動悸が激しくなる。焦っている。何故?信号は青だ。何を焦る?「く…。」…どういう訳か、三度目を躊躇する。彼女が、離れて行く。消えてしまう。目の端で、向かって来る大型トラックを捉えた。消える、消える?「…カナリ!」自然と体が動いていた。俺の手は彼女の腕を掴み、俺の口は彼女の姓
    あこん さん作 [245]
  • 君とワルツを?

    私は鞄を持って逃げ出した振り向かずただただ真っ直ぐに振り向いてしまうと沙世がそこにいそうで怖かったそれからというもの沙世のイジメはエスカレートしていった机に落書き物は焼却炉の中下駄箱に烏の死害を入れていた事もあっただけどあれから私に火花が飛んでこない事を安心していたそんな息のつまりそうな安心感を抱え始めた帰り道久しぶりに彼女を見た♪〜最終電車に乗って見たことも無い景色〜彼女がいつも口づさんでいた
    ろーこ さん作 [203]
  • 何処へ行こうか

    いつまでこんな思いするんだろう…派遣会社勤務の要一は心の中の澱みをいつも感じていた派遣社員の不手際に頭を下げ、会社に戻れば灰汁の強い上司が待っている…自分が起こしたクレームではないのに、説教が長いいささか、要一は疲れていた要一は25歳大学を卒業してからすぐ今の会社に勤務している説教が長く酒癖の悪い上司にいつもつかまり、忙しかったそのおかげで3年交際した恋人と別れた「石の上にも三年」と仕事に自信の
    染麻理亜 さん作 [128]
  • 暇の潰し方17

    私の家は、親の仕事の都合で引越しが多かった。長くても半年ほどで別の土地へ移る。結果、親しい友人も皆無。親が共働きな事もあって、私は独りで過ごすのが常だった。つまらなかった。退屈だった。学校に行っても、私は独り。途中から転入する私は孤立しやすかった。人付き合いも苦手だったかもしれない。なんとか友人が出来てもその頃には転校してしまう。いつも、私は独り。独りでいる事が当然。それが…。「それが、私の日常
    あこん さん作 [213]
  • 暇の潰し方16

    「…日下部。」彼女の名を、静かに呟く。何故?「日下部!」彼女の名を、叫ぶ。焦っている。何故?「…日下部!!」三度目。最大限の声量で叫ぶ。俺に背を向ける彼女は、振り返らず離れて行く。そして、突然消えた。「…!?」目を覚ますと、そこは俺の部屋。動悸が治まらない。なんだ?今のは?何故俺が日下部佳奈理を呼び続けるのか。何故彼女は消えてしまうのか。「…どーいう夢だよ、全く。」らしくもなく、独り言を呟き、時
    あこん さん作 [222]
  • 暇の潰し方15

    俺、笠木広人と日下部佳奈理に高崎美玖は、雨が降る町内を歩き続けていた。会話しながら歩く三人組はどう見ても普通の高校生グループだ。…普通すぎて落ち着かん。つまらないわけではない。日下部の独特の観点から街を眺めると確かに新鮮だし、日下部とミクの掛け合いも飽きることはない。楽しさの合間に、ふと思うのだ。これは、日下部の嫌う日常なのではないか、と。普通の情景ではないか、と。休憩に立ち寄ったコンビニで、俺
    あこん さん作 [232]
  • 桜の微笑む丘 3

    ただ気が付くと草の上に突っ伏していて、気が付くと日も沈みかけていた。桜はやはり僕の傍に、僕を覆い隠すように立っていた。「あ……ごめんよ桜! 僕はもう帰らなくちゃ。ほんとにごめんよ」 ぼくは桜に背を向けて駆け出した。途中でもう一度、茜色の桜が見たくなって振り向いた。「また来るからね! ありがとう!」 夕陽に染まった美しい桜を目に焼き付けて、僕は家路についた。 母は怒っているかもしれない。父に会った
    イーペイ粉 さん作 [300]
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