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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • 決意を胸に

    あの時おれはまだ子供だった。父さんが家から出ていくのを見て「お父さん行ってらっしゃい」あれ以来父さんは帰ってくることはなかった。父さんが出ていった日母さんは家で泣いていた。泣いていた母さんを見て俺は「何で泣いているの?」と、聞くと母さんは「目にゴミが入って痛いの」と、弱々しい声で答えた。次の日、俺は父さんが居ないことに気が付いた。「お母さん、お父さんは?」母さんは、俺の前でしゃがみ、小さい俺を抱
    喜怒哀楽 さん作 [118]
  • 日替わり弁当

    『 山田さん、今日はどうされます? 』山田五郎48才、出世を諦めたしがないサラリーマン。事務員からの内線電話にいつもの返事を返す。〜 日替わり弁当 380円 〜事務員がまとめて発注してくれるのである。― 12時 ―\r( おっ、今日はついてるな♪ )山田は好物のチキン南蛮を前に、黒ずんだ金歯を見せてニヤつく。茶を運びに来た事務員には見向きもせずに、弁当を最後まで堪能した。そして食後の一服。山田に
    いまむら あい さん作 [159]
  • ブーツ

    今日の合コン場所はイタリアンレストランだと聞いて、昌代は迷わずブーツを履いて来た。ところが急に、座敷のある居酒屋へ変更になった。昌代はピンときた。(これは、同じく彼氏のいない幹事の弘子が、わざと私の足の太さを男達に見せる為の策略に違いない)だが、昌代にはもっと深刻な問題があった。店へ入ると昌代はすぐさまトイレへ駆け込み、足の匂いを確認した。今日はよく歩いたせいか、かなり酸っぱ臭い生雑巾の匂いがし
    いまむら あい さん作 [207]
  • たった一つの真実 4

    『夏 4』7時ちょっと過ぎに宏介の待つ寮に着いた。宏介の部屋は1番道路側で窓から顔出せば誰が来たのか判る2階の角部屋。 僕の車の音が聞こえたのか宏介は顔を出し手招きで部屋に上がるように云う。「うわー 宏介さん綺麗にしてますね」本当によく片ずいていた「はじめ カッコイイなその服」宏介は僕のセンスを褒めてくれたが 初めて見る宏介の私服は 男の僕が見ても魅力的に写った。ジーンズに高そうなシャツ。どこ
    さん作 [333]
  • たった一つの真実 3

    『夏 3 』「暑いなぁ はじめ」7月の終わり。僕は、あの日以来 いつも宏介と仕事をするようになった。そればかりか 休憩中も宏介達の輪に入るようにもなった。「よし、はじめ休憩や」休憩に入ると宏介は今日の予定を僕に聞いてきた。 なんでも、この間の女の子が僕の為に仕事を休み友達を連れて来てくれるらしい。「宏介さん いいですよ僕…」まさか本当に紹介して貰えると思わなかった僕は遠慮したが宏介は、「ダメ
    さん作 [265]
  • 暇の潰し方4

    インドア派の子供たちしかいない住宅地を通り抜け、公園探しを続ける俺と日下部。俺はもうどうでもよくなってたが。万歩計も今日のノルマ一万歩をとうにカウントしてるし。「この先は…小学校がある辺りだな。」母校ではないが。「なら間違いなく公園があるはずですね!」「…なぁ、本気で遊具で遊んでくつもりなのか?」恥ずかしいし、小さいだろうし勘弁して欲しいのだが。「むぅ、なら無人だった場合には遊ぶということで。」
    あこん さん作 [285]
  • 暇の潰し方3

    あぁ、なんでまたこんなことに。先日の石拾いから来る腰痛がやっと治まってきた頃、俺はまたも日下部佳奈理の暇潰しに付き合わされることとなった。次は近所の公園巡りをするんだそうだ。学校の半径2キロ。あれか、お前は暇なのか日下部。そうか、暇だったな。ともかく、日曜だというのに俺は朝から学校の前にいた。「おっはよー笠木くん。」日下部がやや遅れてやってくる。「さて、今回の徘徊の意義は?」「徘徊とはまた嫌な言
    あこん さん作 [293]
  • 手。A

    手を繋いでいた。心まで繋がる気がして。大好きなあなたはうちが前に片想いしてた子の親友。あなたはうちが彼のこと好きなのを知っていたね。だから何も言わずにそばにいてくれたんだね。うちを見るあなたの目が愛に満ち溢れてたからうちは絶望の淵から立ち直れた。あなたの優しさに心暖まり救われた。あなたとなら幸せになれると思った。あなたと幸せになりたいと思った。あなたの手は大きくて温かく、あなたの気持ちが流れ込ん
    ゆず さん作 [117]
  • たった一つの真実 2

    『夏 2』「はじめ、ありがとう」宏介は、仕事を終えるといつものように寮に帰るマイクロバスに乗り込んでいった。僕は、宏介とは違い自宅から車で通勤している。いつもは 僕もすぐに帰路に つくのだが、その日は違った。宏介と話しをしたり 仕事を一緒にしたり。そう、何かが違っていた。僕は、マイクロバスの乗り入れ口から 顔だけを中に入れ宏介を呼んだ。「宏介さん、ちょっといいですか」バスの中でいつものように冗談
    さん作 [288]
  • Runa

    ?近所のコンビニで携帯電話の料金を払った。ルナは安心した。『でも、もうしない。だから大丈夫。』休みが明け、ルナは学校へ行った。教室に入ると、片思いをしている相手、翔がいた。ルナは消極的なタイプなために、自分から挨拶をすることが出来なかった。いつも翔の方から声を掛けてくる。『おはよう。』翔のその言葉にルナは軽く会釈をする。クラスメートともあまり馴染めず、翔に会えること意外に学校に来る楽しみはなかっ
    ルナ さん作 [255]
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