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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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愛された記憶 6
急な環境の変化にも、何とか馴染んで行くもので私は又、新しいリズムを作り始めていた。同じクラスの芳美。おとなびた横顔に時折見せる寂し気な表情。私は興味を持たずにいられなかった。私の通学路に住んでいる芳美と毎朝待ち合わせて一緒に登校した。もちろん校内でも下校後も、いつも一緒だった。芳美は私と同じで両親が離婚し、親戚の家に預けられているという…芳美の夢は芸能人になる事だと目を輝かせ話してくれた。最後は
サチ さん作 [392] -
ある帰り道の話
広野靖之がその車両に乗り込んだとき、中には『春』が広がっていた。ある帰り道の話 午後5時23分、広野は山手線・新宿駅のホームに居た。営業が比較的早くに終わってしまい、持て余した時間を映画館で財布の中身と共にぶちまけた帰り道だった。 ちらと、ホームの時計に目をやった。先程より少し過ぎた、24分を示していた。 勿体無いことをした、と広野は思った。 妻がパートで出掛けている間、鍵を持たされていない広
サンアンコウ さん作 [433] -
幸せの瞬間
ズーッと幸せって感じてる人っているのかな・・・彼とあまり会話がなくあまり楽しいと思う事がなぃけど。。。たまに普通に会話をして、今普通に楽しく会話をした!って思ったトキその瞬間すごーく幸せ感じた。また同じその瞬間幸せを感じた人は世界でどれだけの人がいるのかなって・・・考えてまた幸せ感に浸る。車でドライブ中。。。不意に彼が髪を触ったり頬を撫でてくれただけでも幸せの瞬間がくる。。。ちっちゃな幸せが一番
心 さん作 [398] -
ほんまやねん。。。
あんたは信用しょぅと頑張ってくれてるけど、たまにあんたは疑ったり、本当にキレたりする。前は・・・付き合いはじめは私はめちゃくちゃ男にもルーズで。。。なんとなく付き合ったから別れょぅゅゎれたかったから浮気、嘘なんか普通やった。。。ぃっでも死んでもぃぃって思っていて自殺願望の人生。どぅでもぃぃ感じのときに知り合ってしもたから、ほんまの私しらんもんなあんたは・・・でも今私はほんまに浮気も何も裏切る事し
心 さん作 [415] -
愛された記憶 5
私達は、少しづつ三人の生活に慣れていった。悲しい事も辛い事も、長く続くわけじゃない…父さんはママさんバレーのコーチ、兄はソフトボール、私はバレーボール、互いに練習や試合の応援に出かけたりした。ひょうきんな兄は、いつも友達に囲まれて人気者だった。私の友達も、兄を取り合いケンカをしたり、バレンタインのチョコを競って作り、ラブレターを渡す役に私を利用した。ある日、私の誕生会をやろう!と言い出した父さん
サチ さん作 [407] -
リアル
罪は無くならない。なのになぜ罪の意識は薄れゆくのであろう。二十年も生きてきたら、混沌の現実に翻弄されそんなもの忘れてしまうのであろうか。私はもっと良い人間のはずなのに。問題の無い人生を送ってきた。両親は健在。共働きで生活に困ったことなんて無い。兄がひとりの二人兄弟。海外旅行経験は三回。至って普通の家庭だ。私自身だって非行に走ることもなく、適度にチヤホヤされながら、適度に放っておかれながら、すくす
由美子 さん作 [639] -
地蔵風
見た目だけではなく相当の頑固物に違いないと思える。他の者なら即刻あきらめる。あの台に座ってすでに6時間わたしがそこに行くたびに、でんと構え動かず台を見つめている。出ている訳でもなく一体いくら費やしているのか。風貌はギャンブルなんぞに手を出しそうにない厳格そうなオヤジだ。背筋を伸ばしただただ一点を見つめているが、その先には台ではなく喧嘩でもした妻を見ているのか、はたまた定年を前にし自分の余生でも思
シーさ〜 さん作 [472] -
批評
俺は、一つの作品を書き上げた。割と時間はかかったが、それなりの出来じゃ無いかと思う。俺はいろいろな投稿系小説サイトに書き込むのが趣味の一人だ。色々なサイトに小説を書いて来た。今日はこの間、投稿した作品の感想や批評を見に来た。このワクワクすると同時に緊張する時が俺の好きな瞬間だ。今回はと言うと…、散々だった。コメント欄には多くの酷評が書かれていた。俺は伸びていた鼻を折られてしまった。だが、これでも
A さん作 [429] -
ソルジャー ?
「おい!!起きろレイ!!やつらが来たぞ!!」 「・・・・・ 。」「くそ!!レイちょっと待ってろ!!すぐ戻って来るから」 「・・・・。」髪の毛を立てていて、身長は170?位の男は、自分の身長と同じ位の剣を持って黒い戦闘服を着た男達に向かって走って行った。 「ん!?ここはどこだ!?そうだ!カミラスはどこだ!?ん!あれは!!」そこには1人の男が
バナナ さん作 [415] -
思い出
それが良いものか、悪いものかなんてわからないけれど、どこかにそれを見つけようとしている。よくわからないマフラー、映画館のポップコーン、電車の中。僕はたまに、そのカケラを見つける。でも、それらが僕に与えてくれるのは、かつての空気ではなく、現実の感覚だ。明日は朝早く起きなければならないし、やらなくてはいけない事も山ほどある。そういうことだ。過去に対して希望を持ったって、そこには何の救いもないのかもし
はこもの さん作 [426]