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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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ゴミ人間 ?
中年男は、言葉も格好も汚く不衛生だったが、顔は真剣そのものだった。こんな状況じゃなければあんな顔を見たら噴出して笑ってしまったと、今になって思う。「ああ、はい。僕はゴミ人間に選ばれて男たちに捕まって・・・そこからは思い出せません。」「そんな敬語はいらねぇよ、ここは一般の社会とは縁が切れたモンがくるとこだ・・・目上に対しての敬語なんてここじゃ無意味だ。まぁ、そんな話はいいとして、兄ちゃんの事だが・
サラマンダー さん作 [358] -
世界への旅8
「連れて来たよ・・シノ君・・かな?」「シノで結構です!」露骨に怒っている連れて来られたのは初老の女性「可愛いですねシノさん」シノは困った顔をしている「シノさんついて来てまぁゆっくり話しましょう」街の中を歩いている時女性は「そのコートを見た時はびっくりしましたよ。と言ってもその子のお母さんは今病気なんだけど」「そのお母さんに謝りたいんです」「それは無理かも知れないよ」女性が口を濁した。「最近と言っ
フサイチ さん作 [350] -
鼓動
かすかな揺れに 心地良さを感じながら 桜井美可子は眠りにつこうとしていた… 徳島に帰るのは約10年振りになる。 大学進学と同時に故郷を離れ、そのまま就職した美可子は都会の喧騒と憧れ、対局にあるものに流されながら日々を過ごしていた。 29才の夏、帰郷のきっかけになったのは中学時代からの同級生 結子からの『同窓会』の誘いだった。
タキオン さん作 [353] -
死体あさりー2ー
「ただいまー!」Aは勢いよく家のドアをあける「おぉ……おかえり」おじいさんはAを暖かく向かい入れる……「Aや……最近いつもどこに行ってるんだね……ワシは心配で仕方ないよ」おじいさんは寂しそうに言う。Aは「と、友達の所だよ」と誤魔化す、本当の事をいう訳にはいかない…もうすぐおじいさんの誕生日……はやくプレゼントを買ってやりたい……Aの心はささやかな希望に満ちていた……この世界では死んだら勝手に死体
輪廻 さん作 [376] -
英会話?
「バウ! バウ! バウ!」ついには、先生が怒って、四つんばいになりたけしと大乱闘。黒いパンティが丸見えだ(男性読者諸君、後ろへ回れ)。先生のミニスカートは、たけしに咬みちぎられてボロボロだ。たけしの頭は、先生に噛み付かれて血だらけだ。バトルが激しすぎて、机もイスも引っ繰り返ってる。そのうち、校長がやって来て、二人(一人と一匹?)を見つけると、即座にぶん殴った。「ここは土佐の闘犬場じゃないねん
ごはんライス さん作 [402] -
英会話
隣の外国犬にほれてしまった、土佐犬たけし。気を引こうと、駅前のスクールに通い始める。英語を習うのだ。外人の先生だから、安心、安心。「リピート・アフター・ミー(私の後に続いて)……バウ、バウ」「わん! わん!」「NO! バウバウよ、たけーし」「?」「Eデスカー? せんせーの口元をよく見りんさーい。ば、う、ば、う。OK?」「!」「わかったーよーですねー。じゃーもっぺんゆってごらんくなさーい。せ
ごはんライス さん作 [410] -
ワガハイは猫じゃねぇ!
ワガハイは猫じゃねぇ。ワカパイでもねぇ。犬だ。なのに、ご主人の野郎、毎日毎日ムチャ言いくさりよる。「ひろし、ひろし。ニャーと言ってごらん。ほれ、ニャーって可愛く……」「ワン、ワン? ワン、ワン?」たけし君は、我輩を蹴飛ばしやがった。我輩は犬小屋にゲキトツした。「このおバカ! 誰が犬のマネしろって言ったんだよ! もう、ひろしは、今晩、メシ抜きだかんね! 反省しなさい!」「くぅぅん……」我輩
ごはんライス さん作 [413] -
俺達の終着点
いつも世の中に不満を持って暮らしている30才を過ぎた平凡な男ジン。そんなジンに突然突き付けられた会社からの解雇通知。納得できないままに放浪の身となり、地方をさまよいながら出会う仲間、一人一人と増えてゆき、恋や事件に巻き込まれてゆく。そんな人間物語で始まり・・・・
けいぢ さん作 [370] -
世界への旅7
「ふぅやっと着いた・・疲れたよ」シノが呟きます。「師匠の教えが役に立った・・」何か言いつつも検問所に入りました検問官がシノに目をやるとはっと驚き「そのコートはどうしたんだい?」と訊ねました。シノはこれまでの経緯を話しました自分の住んでいた国にこのコートを着た旅人が来たことその旅人が自分をかばって死んだことそして・・・自分がこのコートを持って逃げてきたことこの家族がいるなら誤りたいことを話しました
フサイチ さん作 [380] -
タイトルのない小説
ビュー!!強い風が吹いている…寝ぐせもそのままの髪がなびいてとても気持ちが良い。俺の今いる下の方にはたくさんの人だかりができていて、皆が皆一心にはるか頭上を見上げてざわざわと騒いでいる。もちろんその観衆の注目は全部俺に注がれている。大学の校舎の屋上で、ほんのちょっと前に俺はある大きな決断をしたところだった。ここから飛び降りてやろう…そんな死の決意を胸に屋上のフェンスを乗り越え今だ今だと自分でタイ
はやと さん作 [388]