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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • 無題27

    そうつぶやく。オヤジが来ても、もう相手にすることはなかった。あたしは変わったんだ。尚吾のためにも・・・。しかたなく、また店に戻ることにした。店長に事情を説明したら、店に泊めてもらえることになった。今、尚吾たちはどんな話をしているんだろう。明日聞いてみよう。   「昨日はごめんねぇ〜」        尚吾はあたしに会うなり、そう言ってきた。「ううん、別に。気にしないで。」    「さぁ、今日も稼ぐ
    しま さん作 [342]
  • 無題26

    「サトル・・・。」 何ともいえない、複雑な気持ちになった。それをどう言葉で表現して良いのかわからない。         ・・・ガッカリ?・・ 何にガッカリなんだ・・・。尚吾に?男に?今はまだ、わかるはずもない。      一人家に着くと、玄関のドアに一枚の紙が貼ってあった。   『ごめん、今日はどこか他のところに泊まって。』       中にあの男がいるんだ。行く当てもなく、フラフラするしかなか
    しま さん作 [344]
  • 読んだらストレスたまります。

    昔々、日本のどこかに、お爺さんとお婆さんが生きていました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川で洗濯するのが日課でした。ある日、お婆さんがいつものように川で洗濯していると、川上から桃が流れてきました。しかし、お婆さんは近眼だったので、桃の存在に気付かずそのまま桃を見逃してしまいました。終
    ウトイナ さん作 [543]
  • オバケ2

    オバケと話すようになってから1ヶ月が経った。僕らはいつもの居酒屋以外では会わなかったし、彼はいつも日本酒と焼き魚しかたのまなかった。「なんでオバケなんだ?」僕は聞いてみた。店の中には僕と、オバケと、居酒屋のオヤジしかいなかった。だいたいいつもそうだ。いつ潰れてもおかしくない。手書きのメニュー。時代遅れの音楽。茶色くなった壁。僕ら以外に誰が好んで、こんな薄汚れた、ちっぽけな居酒屋に来よう。それに立
    はこもの さん作 [379]
  • 無題25

    「あ・・・。」   何を言って良いかわからず、ただ動きが止まってしまった。男の方は何も気づいていないようだ。      「はやく、酒ちょうだい。」       口調を強めて言うので、一瞬体がビクっとなった。       「もう、今日は帰ってよ。サトル。」   そう尚吾は言うと、男の腕を引っ張り店の外に出て行ってしまった。あたしは、しばらく呆然として頭の中を整理することに必死だった。つまり、あたし
    しま さん作 [333]
  • 無題24

    男は入ってくるなり、尚吾に詰め寄った。 「お願いだよ、尚吾。もう一度・・・やり直してくれよ。」   「もう終わったの。前もそう言ったでしょ。」         「俺、納得してないよ。」        「いいかげんにして!あたしの中ではもう終わったの。」    尚吾は男と目を合わせていなかった。本当に言いたいことを隠している、そんな感じだった。男はあたしの前のカウンターに座り、 「酒ちょうだい。」
    しま さん作 [285]
  • 無題23

    これ以上は聞かないほうがいいのかな。   相変わらず、店はにぎわい、あたしは無愛想だった。決して苦痛なわけではない。ここにいる人たちのように表現ができないだけ。あたしは、あたし。  −カラン−    そう音が鳴ると、店の中が一瞬静まり返った。知らなかったのはあたしだけ。     「尚吾・・・どうして俺の前からいなくなったんだ。」     「や、やめてよ。仕事中よ。」      「俺、これからどう
    しま さん作 [334]
  • 無題22

    「色が白くて細い男の子なのよ。」    「ふーん。」    尚吾の言っている男の子は全然想像がつかなかった。でも、頭に浮かんだのは、以前助けた男のことだった。あんな感じなのかなぁ。「どうして、別れたの?」        「どうしてって・・・。」        尚吾が黙ったまま、しばらく考えている。いや、考えているというより男のことを思い出している、そんな感じだった。      「・・・あたしがあ
    しま さん作 [391]
  • 無題21

    「いいのよ、もう。はい、もうこの話は終わり!」       尚吾には恋人がいたのか・・・。      店が終わり、家路に向かう時、尚吾に聞いてみた。      「ねぇ、尚吾の恋人ってどんな人だったの?」         「なに、あんたあたしたちの会話聞いていたのね。」      「ごめん、ちょっと聞こえただけ・・・。」「うーん、そうねぇ。若くてかわいい子よ。」         「かわいいって、女
    しま さん作 [313]
  • 虚無の瞳

    彼女の上にのしかかり,その細くて白い喉に手をかけた。僕の物にしてしまいたい。殺したい。愛しい。彼女は抵抗するでもなく,ただじっと僕を見つめていた。いつもの,虚無だけが映った瞳。「・・・怖くないのかい?」たずねてみる。そして,指の力を強める。「別に?」彼女は平然と答えてみせた。・・・気に喰わない,癪に障る。怖がれよ,悲鳴をあげろよ,抵抗しろよ。「こうやって,殺されそうになってんのに?」「怖くない」
    さん作 [329]
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