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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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今頃思うこと…
今頃思うこと…あの時ああすればよかったとか、こうしていればよかったとか…やり残したやりそびれた未練。偶然の中の必然。最初から決まってたんだと思う。過去を変えることができないなら未来も変わらない。過去が変わるってことはもうすでに未来で決まってたんだと思う。消したい過去なんてよく聞くけど、過去を消したいと思う事が未来で決まっているから消したい過去がない人はいません。消したい過去があるからこそ知らない
tam さん作 [509] -
無題20
「そうよぉ〜、尚ちゃんだってあんたは笑うとかわいいって言ってるんだから。」 「はぁ・・・どうも・・・。」 尚吾以外の人と話すのはまだ苦手だけど、この雰囲気は好き。みんな仲良いし、にぎやかだし・・・なんとなくあったかい。 「ねぇ、尚ちゃん。あの子とはどうなったの?」 一人の客がそう、尚吾に言った。あたしはなんとなく興味が湧き、近くで聞いていた。 「あぁ、あの子ねぇ
しま さん作 [325] -
無題19
あれ以来、ウリはやめた。もう過去のこと。尚吾はあたしのこと、本当に心配してくれている。だから、あたしは尚吾のこと信頼している。 「かな子ぉ〜、こっちにお水ぅ〜。」 「はいはい。今持っていくよ。」 「もう、ホント愛想ないんだから。お客さんに失礼でしょ。」 「だって・・・、別にあたし目当てにきてるわけじゃないじゃん。」 「なに言ってんの。あたしたちはゲイだけ
しま さん作 [342] -
無題18
「マジ?やる、やる!なんでもやる!!」 「ウリの時と違って、辛いしたいしたお金もらえないわよ〜。それでも、いいわね。」 「うん!オヤジとやるより、全然いい!!」「あはは、あんた正直ね〜。どうせヤルなら、彼氏作ってヤリなさいよ。」 「は〜い。」 と調子よく返事をしたものの、正直恋愛なんて興味なかった。今まで誰も好きになったことなんてない。だから、これからもないと思う。
しま さん作 [315] -
無題17
「発症したら今の医学では治らない病気よ。」 「え?治らない?・・・・・あたし、死ぬの?」 ちょっと怖くなった。自分の死を感じることなんてなかったから、マジになった。 「それはわからないわ。だから、もうやめるの。」 「・・・・・うん。わかった、やめる。でも、それじゃ生きていけない。お金必要だし。いつまでも尚吾のところにいられないし。」「だったら、うちの
しま さん作 [274] -
無題16
尚吾には隠し事したくない。 「あたし、ウリやってるよ。」 間髪入れずに、尚吾は「すぐやめなさい!!いいわね、やめるのよ!!」 「なんで、どうして?尚吾には関係ないじゃん!!」 「バカね!あんた、死ぬわよ!!」 「へ?なんで、ウリやって死ぬの?極端すぎない?ウケル。」 あたしにはまだ、知らないことがあった。 「あたしの友達でね、ウリやって死んだ子
しま さん作 [308] -
オバケ
彼はいつもの居酒屋の、いつもの席に座っていた。僕もこの居酒屋の常連客だが、彼はいつも同じ場所にいた。「こんばんは」僕は思いきって、声をかけてみた。「この居酒屋には結構来るですか?」「それなりに」声は低くもなく、高くもなく、その中間でもなかった。僕はビールと適当なツマミを注文した。この居酒屋はカウンターに椅子が6つ、それと4人用のテーブルが2つの小さな店だ。彼のいつもの席というのは、カウンターの一
はこもの さん作 [377] -
黒猫
私には、あなたの言葉も気持ちもなにもわからない。だからあなたがなぜ泣いているかもわからない。 息子が高校に合格した一週間後、私は彼の輝ける日々を壊してしまった。 私はいつものように昼過ぎまで寝ていた。休みの日はいつも夕方近くまで寝てしまう。そろそろ起きて夕飯の支度をしなくてはいけない。気怠い体で階段を降りる。その時からだ。私の辛い日々が始まったのは。 高校に入って一週間。特に楽しさはない。
ヨシミ さん作 [285] -
大阪ナンパビッグウェーブ
俺は勇者シマコー。いつもと同じ毎日。昼起きてメシ食ってエージに電話。「…なにしてるん?」「…今…起きた」「ほな二時にエレガント公園集合で」俺は勇者シマコー20歳。愛とセックスに奮闘する若者達の中でまだ汚れを知らない童貞ファイター。そんな俺は今日もビッグウェーブな大阪中心の汚れた街ミナミへ狩り出す。二時になった。約束の時間だが俺はお気に入りの“はましゃきあゆみ”のCDを聞いている。二時半になった。
勇者シマコー さん作 [616] -
ラストラン
42kmという過酷なロードもまもなく終焉に近づいてる。私にとって何度もこの瞬間を経験してるが、自分の衰えなどから、近いうちに潮時を迎えるべきだと数年前から感じ始めてた。だが今年は過去では味わった事の無い状態だ。競技場に入った瞬間、私に対しての拍手喝采。私を待ち望んでたかのように会場が沸き上がる。まるで1966年6月30日の日本武道館でのザ・ビートルズにでもなった気分だ。ドリフターズ等の前説がやっ
コザ さん作 [462]