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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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チャイルドブルー
世界で1番父親が嫌いな少年の父が死んだ、、、、、父の死によってわかってくる彼の秘密、、、、少年は何を思い何をするのか
アサ さん作 [443] -
過去
夕日は今にも沈もうとしていた。世界が真っ赤に染まる。僕は一人、誰もいないレストランで珈琲を飲んでいた。窓からは海が見える。昔、彼女と別れた海だ。なんで別れたんだっけ?海の横にはちょっとした崖があった。その上には刑務所が建っていた。断崖の上の刑務所。僕は一時期そこにいた。さて、と僕は思う。そろそろ行こう。車を走らせて公園ヘ行った。あたりはもう真っ暗だった。ある日の早朝、僕はここで、ある男と日本を出
はこもの さん作 [538] -
病気 多重人格
「…雪ちゃんは多重人格という‘病気’です。」「??はぃ?…いや、そんな…病気だなんて…」「間違いありません。おそらく雪ちゃんの中に存在するのは5人…」「いや…あの…なにをおっしゃってるんですか…全く話が…」雪、10歳の父、正信はパニックで医者が何を話しているのか分からなかった。「…多重人格!?うちの雪が??何をいっ…」医者は正信の話を最後まで聞かず話した。「失礼ですが、雪ちゃんはイジメられたりし
朝 さん作 [618] -
捨て猫
あたしのマンションの前は小さな空き地があって、そこでは草や木が生い茂っていた。 夜の9時か10時頃に網戸にしてあった窓からその声は聞こえた。「ミャー」。あたしはベランダにでて声のする方を見て探した。でも声の主は見当たらない。諦めて部屋に戻ろうとした瞬間、声の主がピョンピョン跳ねるように草花を押し分けて出てきた。 「かぁわいい」思わず口から出てしまった。黒と白のブチと白と茶色
ちえ さん作 [523] -
ヒロシマ
白く、赤く、青く、茶色くなったその町にはドロドロユラユラと川が流れていました。ナツミは流されてきた手紙を拾いました。「お爺ちゃんが赤ぁくなってトマトになりました。それからお爺ちゃんはお話をしなくなりました。」ナツミは川辺でリュウを見つけました。「何してるの」「ケンタが川に入ってから戻ってこないんだ。探してるんだ。」「ジュースになったのかな」「そうなのかもしれない。」「じゃぁ、書こう。私達は
Йокё さん作 [733] -
カップラーメン
あたしには子供の頃から憧れていた食べ物がある。それは「カップラーメン」。子供の頃母の手作り料理ばかりだったので、食べたいと言ったら『あーゆうインスタント物は体に悪いから食べちゃダメ!』でもテレビで宣伝されてるし、食べた事がないから食べてみたいよ。小、中、高校と母の目が厳しくて我慢。そして高校を卒業して専門学校へ進学。専門学校へは家から通えないから一人暮らしをする事に。しめしめだ。あたしは近くにあ
ちえ さん作 [736] -
夏休み
ごとっ、エンジンの心地よい振動から段差の衝撃で一気に夢から現実に引き戻された。窓の景色はいつの間にかビルやアスファルトの灰色から山や田んぼしかない緑色一色に染まっていた。どんな夢を見ていたのかを思い出そうとすればするほど、どんどん暗闇の中に逃げられてしまった。左から右に流れる景色のなかに見覚えのある建物を見つけて僕は人差し指を白いボタンへとやった。ピンポーン、聞き慣れた機械音と同時に前の方から「
stock さん作 [578] -
パラノイア亭
トリガラスープの旨そうな香りに誘われて、青年は、その店を初めて訪れた。「てめぇ! 何しに来やがった」 無愛想な店主は、もとよりケンカ腰だった。「ラーメン、食いに来た」 少し圧倒されながらも、青年は答える。「うちは、ラメーン屋だ」 と、店主。「なにさ、ラメーンって?」 と、青年。「ラメーンは、ラメーンだ」「じゃ、それ食わせろ」 店主の対応にブチ切れた青年は、わざと乱暴な口調で言ってみせた。「ラメ
雛祭パペ彦 さん作 [588] -
*終焉を願う*5
「げほっ…」どうも、意識が遠くなってきた。まぶたが重くなっている。ここで寝てはいけないことを、私は承知しているはずだ。しかし、もう可能性のない旅路。あきらめてもよい、そんな気分になっていたのだ。歩いていた足を止め、その場に倒れこんだ。あぁ、もう、私は。この雪山の中で息絶える。銀の世界。異世界のような、そんな美しい場所。(今更、太刀打ちできるはずがなかったんだ)ほんの少しの後悔の中、彼は意識を失っ
佐倉澄 さん作 [449] -
*終焉を願う*4
「終戦」ではなく「冷戦」…つまりただの休戦にすぎなかった。ほんの些細な事件が、戦争のきっかけをつくってしまった。また、戦争が始まる。だから……また。「『紅き戦士』が必要なのだ」え?だからといって…何故私が?「彼らは今雪山の奥地にいる、という情報があったのだ」はぁ…。「そして、君が世界一の登山家であるからだ」いや、もう世界一は私じゃありません。「他の者は、今や50代。『紅き戦士』を探すほどの体力な
佐倉澄 さん作 [477]