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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • ファーストグレイ?

    だからファーストグレイも長距離でこその配合で生まれ、牧場のみんなも期待していた。ダービーは2400mである。それが1600m戦に出走して好走出来るのだろうか?馬主は一体何を考えているんだ?疑問もあれば不安もあり、だがそれでもファーストグレイが目の前で走る事に期待せずにはいられず、出てくるのを待っていた。アナウンスが流れた。本場馬入場である。まばらにしか居なかった客も、いつの間にか増えていた。地下
    よっしん さん作 [451]
  • ファーストグレイ?

    本場馬を眺める陣内の脳裏には、三年前の牧場の思い出で一杯になっいる。だからパドックに馬が入ってくるというアナウンスも耳に入らない。そもそも競馬場に来たこと自体初めてで、どういう流れで競馬が開催されているのか知ってる訳でない。単純にゴール前に陣取っていればファーストグレイを目の前で見る事が出来る、という思いでその場を動こうとしないのだ。競馬新聞は買って来ていた。1Rが新馬戦という事も、そしてファー
    よっしん さん作 [461]
  • ファーストグレイ?

    そうして三年、陣内はその間に大学を卒業し、就職もして、ごく一般な日常を歩んできた。牧場の事も陣内の中で風化して、忘れた訳ではないものの特に思い出すでもなくなっていた。ファーストグレイがデビューするというのを知ったのは全くの偶然だ。先週の日曜日、暇をもて余してアパートの部屋でゴロゴロとしていて、何気無くテレビを見ていた。適当にチャンネルを回しているうち、たまたま競馬実況の番組が目に入り、バイトした
    よっしん さん作 [457]
  • 提案

    この頃クラスの子がイジメられてる。けれど、私。今度は私になるかもしれない。嫌われたくない。無視されたくない。私が何をしたって言うの。そりゃあ──私にだって非があるかもしれない。でも完璧な人間なんていないじゃない。あなたはどうなの?自分は正しいとでも思ってるの?もうあなたの考えはたくさん。こっちだってイライラしてくるわ。もういい。私があなたを壊してあげるね。これで、大丈夫。あなたの理想も叶う。私の
    さん作 [493]
  • ファーストグレイ?

    ファーストグレイは一番なついていた馬で、陣内も良く可愛がっていた。アルバイトをしていたのは火事の起こる数日前までで、入厩目前とあって大阪へ帰ってからもデビューを楽しみにしていた。後日火事の事を知り、ファーストグレイもまた巻き込まれたものと思い込み、悲しみながら北海道の牧場へ戻った。火事を起こした厩は無惨な姿となって陣内の目前に現れ、アルバイト期間中世話になった社長や育成場の従業員のうなだれるた姿
    よっしん さん作 [423]
  • ファーストグレイ

    好天の元、阪神競馬場内の芝は綺麗な緑を映し出している。G1開催週でも無い日曜日で、1R発走前とあって今のところ観客の少ないゴール前の芝生に、陣内という、若いというには少し世成れた風の男が金網に肘を乗せて本場馬内を眺めていた。競馬場に来ているからといえ、一角千金を狙って馬券を買いに来た訳では無い。そもそもギャンブル自体好いた事はない。三年前、まだ大学在学中の夏休みにアルバイトした牧場の馬が、この日
    よっしん さん作 [541]
  • 荒廃都市

    〔第1章 10月25日〕・・・悲劇は10月25日に起こった。まるで今までの人生と思い出が抹消されるような出来事だ。オレの名前は小早川 雄太、年齢は20歳。今年の3月に大学を卒業し、4月に無事社会人の仲間になった。最近やっと社会人生活にも慣れてきて、毎日会社で忙しく働いている。2月に買ったスーツにネクタイ、それに革靴は10月になっても真新しい感じだ。関東大震災が起こった10月25日の朝、オレはいつ
    ドラゴン さん作 [562]
  • 彼の想い

    「何かをしようと思ったわけじゃない。ただ、描きたかった。」彼はそう言って、彼にとって最後の作品に手をかけた。一筆描くごとに、白いキャンパスに色がつく。私はそれをじっと眺めていた。「今度は、何?」「分かんない」彼はいつもこうだった。多分、本当に決まってないんだろう。書き方に規則性がない。「楽しい?」「全然」訳の分からない人だ。それでもまだ描き続けている。「じゃあ、止めたら?」「駄目」いつもだった。
    佐倉澄 さん作 [476]
  • 私・・・・

    何も考えずに眠りたい。いつの頃からか、そんな事を思うようになっていた。昔は、二日位眠らなくても元気だったのに・・・仕事に恋愛・・・うまく両立出来る程、器用な性格ではない。そんな事、自分が一番分かっていたはずなのに・・・・欲張ってしまったのかしら?ベッドに横になり、天井を見つめる。“ああ・・・・”声を出してみる。時々、こうした確認しないと、声が出なくなるのでは、という妙な不安感におそわれる。“馬鹿
    紫音 さん作 [523]
  • 火曜日の昼下がり

    太陽はガムシャラに光を投げかけていた。そして、草木は嬉しそうに風に吹かれていた。僕は草むらに寝転がり、明日の予定を考えていた。新しく買ったバイクで遠出なんてのも悪くないな。誰を誘おうか。彼女?親友?いや、1人で行こう。目の前を流れる川は決して綺麗とは言えないが、たくさんの魚が気持ち良さそうに泳いでいた。うん。海へ行こう。この季節だ、そんなに人はいないだろう。今みたいに寝転がってボーっとしよう。空
    はこもの さん作 [580]
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