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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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喫茶10
私達は「焙煎(ばいせん)」と書いた喫茶店の前に来た。そこで、一応喫茶を開いている。が、全然お客は来てくれない。「やっぱ、本当の喫茶店の方がいいのかな。」「うん・・・。」 もう、本当に希望なんてないのかもしれない。―――――――――不幸になる資格なんてない。―――――――――何かを乗り越えるために・・・・。「・・・・・そうだ・・・・・・。」「え?」「香音ちゃん、呼びかけよう。」「ここにくる様に?
湯島 朗 さん作 [434] -
喫茶10
「考え?」「うん。あのね。えっと・・・・その・・・・。喫茶10に来てもらえればいいの。だから・・・ この場所を町の人たちに知ってもらうっていうか・・・・・。」 香音ちゃんは自分の考えを人にいったのが初めてなのだろうか?そんな気がする口調だ。けど、それはともかくいいかもしれない。この場所を知ってもらえれば、その家族も考え直すだろう。「いい考えだね。そうなったら、時間がない。急いでポスターだとか、チ
湯島 朗 さん作 [418] -
ドック・スナイパーズ
ここは、とある町の酒場である。店のカウンターの奥に悩みを抱えた青年が飲んでいた。 青年は何について悩んでいるのかは店のマスターでさえ知りえない事だった。 だが青年は悩んでいたそこしれぬ空虚と堕落に身を焦がすことを青年は大変に恐れ嘆いていた。青年は仕事場の先輩に悩みを相談した、先輩は親身になって助言をした。しかし、青年は納得できなかった。 青年は毎日のように善と悪、正常と凶器について考えるように
灰塵 さん作 [455] -
石ころ、
ふと、思う。「数学どーだった?」やっと試験も終わり、ようやく寛げると、机に突っ伏してると、隣の席の住人が話しかけてきた。「あー・・・。」返答に悩む。あまり話した事のない奴なのだ。ずっと黙っている俺を、不思議そうにソイツは見つめる。何か話さなかゃな・・・・。「まぁ・・・そこそこ、かな?そちらさんは?」数秒たって、ようやくの変化がコレ。俺にもう少し、回転の早い頭があれば。「そっか。俺は、自分で言うの
眠 さん作 [484] -
喫茶10
潰れる。そう聞いて私達は時間が止まった様に思えた。秒針が進むが遅い。いや。明日潰れるならその方がいいかも。 どうして喫茶10が潰れる事になったかと言うと、実はあるこの事で裁判になったらしい。関東さんがその子を無理矢理連れて行ったと訴えられ裁判になった。いくらその子が否定しようと親は聞かなかった。結局その子は自殺。その責任も関東さんに押し付け喫茶10を買った。そして、潰す事にした・・・。「私も、
湯島 朗 さん作 [396] -
喫茶10
「私達、不幸だよね。」 香音ちゃんは呟いた。確かに・・・。私達は不幸だ。なんで、私達が不幸にならなきゃいけないのかが分からない。別に、ならなくてもいいものを・・・。誰が、そんな事を考えたのだろう?どっかの、総理大臣?とにかく、お偉い誰かさん?そんな事ない。総理大臣でも、お偉い誰かさんでもない。人間という生き物が作ったものが不幸だ。―――――――――その後、私達は黙ったままだった。 病院を退院して
湯島 朗 さん作 [462] -
ロック!?
「わかった…」(葵) 葵はつぶやくように言った。 「マジ!?よし!ありがとな葵!」(慎吾) 「これでメンバーはそろったっすね先輩!」(ユウタ) 慎吾とユウタは喜んだ。 「ごめんな葵無理言って」(浩紀) 「いいよ、みんなに頭下げられたらさぁ…、それにバンドも楽しそうだし!」(葵) 葵は仕方なく返事をしたようだったがどこか楽しそうだった。 「ユウタ!バ
MMLP さん作 [580] -
喫茶10
私を見てくれる人なんて、いないと思っていた。喫茶10の人たちに会うまでは・・・。 あれは、いつの事だったかは忘れた。けど、喫茶10を見つけた。見つけたとか、行ったって言うより、関東さんが見つけてくれたんだよね。自殺しようとしてるとこを。―――――――――自殺しても、いい事はない。『喫茶10』に来ないか? そう言われて行ったのが喫茶10。その時は、喫茶店の従業員が関東さん一人と言うこぢんまりした
湯島 朗 さん作 [452] -
ロック!?
俺たちは外にある渡り廊下まできた。 「なぁユウタ、何の用?」(啓太) 「ボーカル!文化祭でボーカルやってくんないか?」(ユウタ) 「俺が!?…ん〜、でも合唱部でも歌うしなぁ〜。」(啓太) 「そこをなんとかさぁ!」(ユウタ) 「特に断る理由はないしなぁ〜、…別にやってもいいよ」(啓太) 啓太は意外とあっさり決めた。 「OK〜!あっ、この人はドラムの浩紀先輩な!
MMLP さん作 [484] -
舞3
一瞬、ためらったが、お互い式をさぼっている共犯者だ!何を気にすることがある!とまたしてもここで開き直り前進することに決めた。 屋上の扉を越えた時、すごい勢いで風が僕にぶつかってきた。あまりに突然で一瞬よろけそうになったが、目を開けた、その一瞬、心臓がとまるかと思った。 さっきの強風で上空まで、舞い上がった、桜の花びらがひらひらと下に向かっておりてくる。そのまさに下、屋上の真ん中
ひかる さん作 [446]