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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • カーニバル!♭3

    「杞李殿。殊深様がお呼びです」晴れた日の事だった。まだ一人前の暗殺者として認められていない杞李に仕事が与えられる事は滅多になく、その日は自室で本を読んでいた。「どうしても行かなければいけませんか」杞李は本から目を離さずに、障子の向こう側で頭を下げている使いに尋ねた。使いは短く肯定の返事を返す。「-―下がりなさい」別の声がした。杞李はゆっくりと首を声の方へ向ける。彼女は感情のない目で、断りも無く部
    四十万 さん作 [424]
  • カーニバル!♭2

    ヤクシマ家とは、日本に存在するある一族の事を指す。その歴史の始まりは逆上ること1000年、平安時代からである。ヤクシマは漢字で焚洲と書く。裏社会ではその名を知らぬ者は誰一人いないだろう。権力は絶大にして、その発言力は一国を動かすと言っても過言ではなかった。なぜそこまで繁栄できたのか、それは簡単な話であり、脅威でもある。-――恐怖だ。焚洲家が影の存在である理由が、それである。焚洲の姓の下で生まれた
    四十万 さん作 [474]
  • カーニバル!♭2

    ヤクシマ家とは、日本に存在するある一族の事を指す。その歴史の始まりは逆上ること1000年、平安時代からである。ヤクシマは漢字で焚洲と書く。裏社会ではその名を知らぬ者は誰一人いないだろう。権力は絶大にして、その発言力は一国を動かすと言っても過言ではなかった。なぜそこまで繁栄できたのか、それは簡単な話であり、脅威でもある。-――恐怖だ。焚洲家が影の存在である理由が、それである。焚洲の姓の下で生まれた
    四十万 さん作 [463]
  • カーニバル!♭1

    『ケルベロスは仕事の時にしか殺しはしない…この噂は本当だったようです。ケルベロスに後頭部を撃たれながらも生還を果たしたF部隊所属の…』大通りに面した、昔ながらの店構えをした電器屋。その前には人がたくさん立ち止まっていた。古ぼけた外装とは不釣り合いな最新型の液晶テレビが、ショーケースごしにギッシリと見える。その画面を食い入るように見つめる通行人たちに、その他の通行人たちはたじたじだった。あとちょっ
    四十万 さん作 [495]
  • カーニバル!√4

    見上げたその顔はどこか不機嫌で、きれいな灰色の瞳は茶色のサングラスの奥で光っていた。「ったく…人がせっかくの休暇を満喫してたってのによ…」オリバーは顎の不揃いな髭を撫でながら、妙にけむくさい煙を吐いた。スラリと伸びる長身に、三十路が近いことをうかがわさせる顔つき。オリバーは血溜りの中、返り血のこびりついた墓石によりかかりながら夜空を見上げていた。空の闇に、薄茶色の髪の毛が栄える。「休みが明けたら
    四十万 さん作 [507]
  • 悪夢8

    とりあえず俺たちは本当の目的を果たす事にした。テーマは・・「浮かれすぎに注意!in四国〜デンジャラスツアー」うん、立派すぎて言葉が出ないよ。そして改めて実感する。夜中に健一から連絡があっても絶対に出ない。俊「なぁ、早く帰ろうぜ」淳&健「・・・」俊「無視すんなよ・・。わかった!せめて明日の昼には帰ろう!なっ?普通やろ?当たり前の事言うたやろ?せやろ?」淳&健「・・・」俊「無視すんなって・・」当たり
    じゅん さん作 [500]
  • 悪夢7

    俊「いや、ちゃうやん!何で淳がいるん?あれ?健一は?」淳「知らんよ、トイレちゃうん?それよりも僕に何か隠し事してなぁい?」俊「し・してへんよ!淳にか・隠し事するわけないやん!」淳「へぇ〜。嘘つくんだ?あたし嘘が嫌いなの知らなかったっけ?」俊「もぅ勘弁してやぁ」ふんっ!遅いわ!!最後のチャンスくれてやったのに嘘つくからじゃん。健「お〜、淳。偶然やなぁ。今から軽く飯食うねんけど、淳もどうや?」俊「偶
    じゅん さん作 [566]
  • 悪夢6

    こうして俺たち3人を乗せたラブワゴンは四国にむかった。俺は狭いトランクにいたからだんだん腰が痛くなってきた。早く店に入ってくんねぇかなぁ・・何か横の買い物カートの存在が怖ぇ。てか、何故こいつの車にカートがあるんだよ。健「小腹すかへん?」俊「別にかまわへんよ」健「ガ○トいこぉや」やっとこの狭い空間から解放される・・ もうそれだけでウキウキだ!どうやって俊也の前に現れてやろうか。店員に化けるのはお
    じゅん さん作 [524]
  • お別れの詩?

    しばらくすると、来場者へのあいさつなどで忙しく動き回っていた母がやってきて、もうすぐ始まるから静かにね、と言ってきた。確かに大方席も埋まっているようだ。私は後ろを振り返りどんな人たちが来ているのか見回した。すると、新たに会場へと入る女性がいた。連れはいなく一人らしい。喪服を上品に着こなし、年は40代であろうか。静かに後ろの隅の方の席へとついた。私が前を向くと前方向かって右側の壇上に立っていた男性
    さん作 [612]
  • お別れの詩?

    会場にはだんだんと人が集まり初めていた。「ねぇ、和馬…。おじいちゃんに愛人って本当なの?」「さぁ。本当かどうかは知らねえよ。でも、聞いた話によるとじぃさんよりかなり若いってよ」「…なんでそんなに詳しいのよ?」すると和馬はにやついた顔になる。「うちの母さんからの情報だよ。母さん、ばぁさんのことに関しては事細かに知ってるからな」和馬のママと真喜江おばあちゃんはいわゆる嫁と姑であまり仲が良くないのだ。
    さん作 [545]
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