携帯小説!(PC版)

トップページ >> ノンジャンルの一覧

ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

 
  • お別れの詩?

    場所は意外な程きれいな会場だった。集まっている人たちが喪服を着ていなければクラシックコンサートに来ているとさえ思えるほどに。ステージのような場所に山ほどの白い花が飾られ、大きな祭壇の中心には優しい微笑みをたずさえた老人の顔があった。席に着くと隣に従兄弟の和馬が座ってきた。「なぁ、あそこにいる、真喜江ばぁさんのこと、知ってる?」「知ってるって、何が?」「じぃさんが死ぬ前、離婚寸前だったって話だぜ」
    さん作 [649]
  • お別れの詩

    冬の朝のにおいはおもしろい。空気にもにおいがあるものなのだろうか。それとも今日が特別な日だからだろうか。おろしたての黒のワンピース。首にはパールのネックレス。黒いバッグの中に小さな猫のブローチをそっとしのばせている。目の前に広がるたんぼ。遠くにあるみかん畑。今日ばかりは生きもののすべてが寂しそうに見える。死者を悼むために。私の大好きな人を見送るために。寺田郁蔵、享年89歳。今、私のおじいちゃんは
    さん作 [694]
  • カーニバル!√3

    黒い煙のせいで視界はとてつもなく悪かった。それ以上に気にかかるのは鼻がもげるかと思うほど酷い悪臭。警官たちは突然の事態に混乱を隠せない。落ち着きを取り戻すために警官は無線機を握った。「煙が酷くて何も見えない!仲間の安否もわからん」下手に撃つと仲間に被害が及ぶ。この状況では銃も意味を成さなかった。無線機の向こうから、ジッポに火が付く音が聞こえた。「こんな時に何やってんだ。仲間が死んでるんだぞっ」こ
    四十万 さん作 [549]
  • カーニバル!√2

    『こ―らB部隊―A―隊どうぞ』古ぼけた無線機からざあざあと音がなる。墓石の裏に隠れる警察の姿をした男は、無線機を口に押しつけるようにして低く唸った。「こちらA部隊、目標未だ現れません」また無線機が嫌な音を鳴らす。『ば―か野郎。待って―いで探せ!―ルベロ―は必ずど―かにい――ずだ!』男はF部隊からの怒鳴り声を地面に無線機を突っ込む事でやり過ごす。『こ―らC部隊、慎重に行動しな―と奴に気付か―る』『
    四十万 さん作 [531]
  • カーニバル!

    ―――バァン!シンバルの乾いた音が響いた。マイクに電源が入る音がすると、スピーカーから耳障りなほど特徴的な男の声が飛び出した。「本日はご来場していただきまして、まっことにありがとうございます! そしてようこそ!旅の語り部集団[クモの巣]へ! そんな幸運で強運な恵まれたお客様に、今回はとっておきのお話を一つばかり、語って差し上げましょう…! この話に出てくる登場人物は危険な奴等ばっかり! 気をつけ
    四十万 さん作 [593]
  • 悪夢 5

    本当に馬鹿なんだから。俺様が乗車してるとも知らずにペラペラ喋りやがって健「ほな親戚には悪いけどめっちゃ楽しみやろ?」俊「せやねん。遠い親戚やしおとんが留守番しとけっていうからなぁ」健「ほな俊也の家でやんのか?」俊「うん。何か雑誌にも女が彼氏の部屋でHするのが好きって書いてたからな」健「そらえぇこっちゃ」俊「せや。そやし明日は朝から遊んで夜は飯作ってくれるねんて」健「・・お前、今めっちゃ幸せやろ?
    じゅん さん作 [893]
  • 悪夢 4

    健一が電話し、しばらく喋ったあと、長電話になるし、ちょうど車だからちょっと会って喋ろうとの提案に何の疑惑を持たず俊也は同意した。俺と健一主演の映画があれば、確実に全米1位だろう。迫真の演技をしてる横で、声を殺しながら笑うのは至難の業だった。ワゴン車なので、俺はそのまま後ろに行きトランクに入った。俊也との待ち合わせ場所に着くとすでに待機してたのですぐに合流した。そしてそそくさと「俺も乗ってる車」に
    じゅん さん作 [582]
  • 悪夢 3

    俺と健一は考えた・・俊也は非常に警戒心の強い男だ。特に俺たちには騙され続けてるから全く信用してくれない。以前実施した「心霊スポットツアーin京都」で、トンネルの中を一人ずつ歩くという肝試しで俊也の番の時に、車を移動させたあげく俺たちも隠れた。トンネルを往復した俊也を待っていたのは孤独だった。泣いて俺たちの名前を叫びながら走りだした俊也を見た時には俺たちは腹がもげるんじゃないかと思った位笑った。そ
    じゅん さん作 [683]
  • 悪夢 2

    健一には内緒で徐々に俊也の家にむかってた。その前にこの馬鹿にまず話をしなければいけない。なんせ共犯者だからね。俺「コンビニ寄っていいか?」健「かまへんよ。何買うん?」俺「ちょっとな・・」コンビニに入ると健一はトイレに、俺は地図コーナーにむかった。健一はトイレからでてくると2人分のコーヒーを買っててくれた。そしてゆっくりと俺の方へ歩みよってきた。何見てんの?と聞かれた。俺「うどん食べて、海見て、み
    じゅん さん作 [771]
  • 悪夢 1

    暇だった。頭が悪いなりに俺は色々考えた・・そしてある計画を練った。すぐに健一に電話した。プルル・・プルル・・プルル・・プルル・・ガチャ健「なんやの・・」俺「起きてた?」健「あほっ!何時やと思ってんねん!朝やんけ!」俺「・・うん・・」健「・・どうしたん?元気ないやん?」俺「ちょっと色々あってな・・。もうしんどい・・」健「だから何あってん?」俺「いや、やっぱりいいわ。ごめん、こんな時間に」健「あほっ
    じゅん さん作 [616]
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス