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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

 
  • The Last Escape 3

    小一時間程電車に揺られ、私がアパートに帰ったと当時に、ポケットの中の携帯が鳴った。「メールじゃない…誰だろう?」『もしもし』中年女性の、低い落ち着いた声だった。「何だ、お母さんか」『何だとは何よ。せっかく心配して電話したのに』いつもの事だが、本気で怒っている口調ではない。「はいはい。まぁでも、心配するだけ損だよ?」『何か、心配事とか、足りない物とか、ない?』「無いけど…他に用事があったら、今聞く
    エアロ さん作 [354]
  • かけがえのないもの エピローグ −隼人の幸せ−

    瑠奈の死から1年が経った。隼人は瑠奈の墓前に手を合わせていた。「瑠奈…天国で元気にやってるか?…俺は、辛いこともたくさんあるけど…幸せにやってるよ。」瑠奈の安心したような笑顔が目に浮かぶ。瑠奈が旅立ってから、隼人は何度となく困難にぶつかった。しかし不思議と乗り越えるきっかけが見つかり、挫けずに進むことができた。瑠奈が旅立つ前夜に言っていたように、瑠奈は度々隼人の夢の中に現れた。「お兄ちゃん、あま
    デフレーター さん作 [463]
  • スカバンburn!!最終章 -113- 猛とちひろの争い

    猛「…つまりみっきーは諦めちゃってるけど…(小声)」波「…実際慶太郎もみっきーに惚れてるってわけやな(小声)」猛「でもあいつ珍しく弱気やねん(小)」波「こうなったら、ここはタケが助けてやらな!(小)」猛「え?!」波「よし、行ってこい!」猛「え!あ…よ、よし!け、慶太!!話が…」ドーンち「慶四郎★」突き飛ばされた猛、そして慶太郎に駆け寄るちひろ。猛「カマ男〜(`□´)!」ち「もうすぐ本番やね!緊張
    きゃしー さん作 [341]
  • かけがえのないもの エピローグ −瑠奈の想い−

    「お兄ちゃん…泣きすぎだよ…」ひまわりが一面に咲き誇る天国から、瑠奈は隼人の様子を見て可笑しそうに微笑んだ。「あ…キスされちゃった。」前夜に自分も隼人にしたことだったが、瑠奈は急に恥ずかしくなった。「お兄ちゃんたら…お父さんもお母さんも見てるのに…」「瑠奈は…本当に愛されていたようだな。」瑠奈は声のする方に顔を向けた。「おじいちゃん!」声の主は祖父だった。祖父はにっこり微笑んで瑠奈の横に並んだ。
    デフレーター さん作 [487]
  • かけがえのないもの 19

    隼人は瑠奈の顔を見た。本当にただ眠っているだけのようだ…いつも通りの、可愛らしい顔。隼人は微笑みながら瑠奈に話しかけた。「瑠奈…いつまで寝てるんだよ。遅刻するぞ…」生前、そうしてきたように、隼人は瑠奈を起こそうとした。「今日から新学期だろ…早く起きろよ…瑠奈…」隼人の目には涙が浮かんでいる。「全くねぼすけなんだから…起きろよ…瑠奈…なあ…起きてくれよ…!」隼人の目は、込み上げて来るものを堪えきれ
    デフレーター さん作 [453]
  • かけがえのないもの 18

    「瑠奈…」隼人は精一杯笑顔を作って瑠奈に話しかけた。「お兄ちゃんの妹に産まれてきてくれて…本当にありがとう。」「お兄ちゃんも…私のお兄ちゃんでいてくれてありがとう。」瑠奈はそう言うと目を閉じて隼人の頬に顔を近づけ、そこにそっと唇を付けた。「瑠奈…」「お兄ちゃん…これからもずっとずっと、私はお兄ちゃんのこと見てるよ。夢の中でお話だって出来る。だから…悲しまないでね?」「うん。瑠奈が側にいてくれるな
    デフレーター さん作 [440]
  • かけがえのないもの 17

    「瑠奈…死んじゃったの…?ほんとに…」「うん…できれば…もっともっとやりたいこと、あったんだけどね…お父さんとお母さんにも、ありがとうって言いたかったけど…時間、少な過ぎるんだよね。」瑠奈は隼人の顔を両手で包んだ。「でもね…私、今すごく幸せだよ。お兄ちゃんと、思い出共有できたもん。お兄ちゃんが、私の事ほんとに大切にしてくれてるって分かったんだもん。あー…お兄ちゃんの妹で良かった。」「瑠奈…お兄ち
    デフレーター さん作 [444]
  • かけがえのないもの 16

    「瑠奈が…事故で死んだ…」父の言葉が隼人の頭の中を回る。瑠奈は自分の目の前にいる。どういう事なんだ…瑠奈は隼人に体を預けながら口を開いた。「信じたくないよね…分かるよ。私もだもん…」隼人の顔を見上げて微笑む瑠奈「お兄ちゃん…ごめんね。先に死んじゃって…」「でも…俺、確かに感じたよ。瑠奈がぎゅって手つかんでくれたのも…」隼人は今にも泣きそうな表情になった。「うん…じゃあ、本当のこと、言うね…」瑠奈
    デフレーター さん作 [423]
  • かけがえのないもの 15

    「死んだ…?」隼人には意味が分からなかった。自分は今まで瑠奈と過ごしてきた。今も瑠奈が目の前にいる。「でも…瑠奈は…」「死んでしまった…あんなに元気だったのに…」父の声の調子から、嘘をついているようには思えなかった。でも…だとしたら、今俺の目の前にいるのは瑠奈ではないのか?そんなはずはない。さっきまで互いに改めて思い出を共有し、より一層絆を深めたのだから。隼人は瑠奈の方を見た。瑠奈はそっと微笑ん
    デフレーター さん作 [410]
  • かけがえのないもの 14

    二人はしばらくいつも通りの他愛もない会話を楽しんだ。からかいあったり励ましあったり。何気ないやり取りでも、隼人はいつも以上に幸せを感じていた。瑠奈が側にいること、離れていても仲良くやっていることがいつの間にか当たり前になっていた。しかし、これほどまでに強い絆で繋がれることは決して当たり前のことではない。まして家族という…兄妹という絆は何にも増して貴重だ。瑠奈と兄妹で良かった。隼人は心からそう思っ
    デフレーター さん作 [397]
 
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