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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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王子
王子なんて助けに来ない王子だって自分を助けるのに忙しいはずだからそういう時代だから待つことの無意味を知るクールな自分を装いじゃあ王女でもいいから助けに来てくれないかなあと、そんなことを呑気に考えている
かなりあ さん作 [296] -
階段
階段から転がり落ちればあっさり死ねるだろうそう考えると口元がにやついてしまったもちろん、馬鹿なことを考えて楽しんでいる自分に対して、皮肉な意味を込めて
かなりあ さん作 [332] -
いっそ背中から
背中から包丁で突き刺してほしいだらしなく甘え切ったあたしなんて殺してしまえばいい世のため人のために何もできない誰の役にも立てないあたしなんか生きてる価値ないだから突然背後から現れた変質者に包丁で刺されたいそうすれば親に言い訳ができるでしょう祖母に言い訳ができるでしょうねえ誰か突き刺してよそうすれば言い訳できるのにだらしなく涙も鼻水もよだれも垂れ流して泣けるのにそれでいて刺された背中が痛いからだと
かなりあ さん作 [323] -
ママだけの夜に(決意5)
決意5愛菜俺…少し本気で二年間仕事するわ!愛菜とシテないのは心残りやけど目標達成したら連絡するわ!僕は女の子は大好きだコトも大好きだしかし自分の天下一という評価だけは譲れないし二年間無休で突っ走ろるという伝説も欲しかった愛菜はいつものように穏やかに笑った勝手やねぇ…私もいい年やし結婚してるかもよ僕は自信満々に言い切った結婚するも人生やけど愛菜には普通の人生は歩めんやろう・・・・・・・・・二年半か
さんちゃん さん作 [390] -
スカバンburn!!最終章 -102- すき
慶「…光希?」一瞬何が起きたのか、慶太郎はわからなかった。後ろにバランスを崩し、とっさに床についた右肘がなんとか慶太郎の上体を支えている。そして、分かるのは、支えているのは自分の体だけじゃないこと。慶「…光希らしくないやん…突然人に飛び付くなんて」光希は慶太郎の胸に顔を埋めたまま、何も言わない。慶太郎は左手で光希の頭に触れた。慶「…なんで…泣いてんの?」光「泣いてない」顔を埋めたまま光希は首を横
きゃしー さん作 [393] -
刺青の貴女…1
ヤバいなあ…少し魅れたかも順調な家族生活愛菜に会いに行く初夏コトにおいてもあんまし不自由はないしかしなかなか人間とは単純にできてはいない久々に身体が特定の身体を求める参った…しかしあの立派な刺青の背景は何やろオシャレで入れる刺青の域は越えている身体が特定の身体を求めるなんて最近あまりないから自分の身体の違和感を楽しみながら第二ステージあるのかを自分自身で楽しむ〜続くかも?〜
さんちゃん さん作 [419] -
春の日
緑の煌めきが細い枝にまとわりついて、風と戯れていた。新緑の季節。その緑はどこまでも澄んでいて、ああ、これが命の光なのだと、妙に深く納得した。モクレンは香らない。大きな花びらは広告のように無意味に庭に散らばってしまった。空を見上げると、子どもがクレヨンで描いたような、不器用な白い直線が西に向かって伸びていた。午後の光は透明で、しかし力強く私の顔に降り注いでいた。
かなりあ さん作 [343] -
重武装会社員の休日
さる偉い心理学者様の話によると、黒い服は防御の心理なのだそうだ。また、アクセサリー類も、武装して守ろうとする心理なのだそうだ。となると、街は多分戦場なんだろう。視線は銃弾ってところか。ならば、僕は年中戦っているわけだ。久しぶりの休日。大っ嫌いなスーツと襟付きボタンシャツも、今日は着なくてもいい。休みの日くらい、好きな恰好がしたい。クローゼットという名の兵器庫と、しばらく睨み合う。街が戦場なら、今
晩餐者 さん作 [410] -
新「中学教師の打算」1
1いつものように教室で爆睡してた昨日も気持ちよかったかなあ…ムニャムニャしかし今日はやたらと教室の後ろが騒がしいあぁ…今日は野球部が遠征かあ集団的なイジメは野球部が遠征中に必ず起きる僕は典型的な無関心派だがその日のイジメは少し異様な様相だったイジメグループのリーダーは本橋イジメの標的は三沢君三沢君は東京からの転校生で親が金融機関の支店長らしく大人しく都会らしい雰囲気が田舎の悪ガキの気持ちを逆なで
さんちゃん さん作 [413] -
仲間ハズレ
紳士は酒場で悲しんでいる男に声をかけた。紳士「あなた、何かあったんですか?」男「仲間ハズレだ。知的で道徳的で平等的で平和的で友好的な存在なのに、招待されてなかったんだ。」紳士「それで悲しんでおられたんですね。誘われずに仲間ハズレにされることは辛いですね。ここで私と出会えたことのほうが有意義だとは思いませんか?」男「アハハ。仲間ハズレで悲しんではおりません。むしろ呼ばれなくて喜ばし限りです。」紳士
勇者あいう さん作 [483]