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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

 
  • 日々が香ばしい3

    衝突することは必至だった。「んぎゅ」「うきゃ」人影は肩口から俺の腹部にしがみつくように突進してきた。それはもう見事なタックルだった。 とんでもない衝撃が全身を襲い俺の体を難なく宙へと吹き飛ばす。あまりの威力に口から五臓六腑全部をぶちまけるかのように錯覚した。 永遠にも感じられた浮遊感の直後。仰向けのまま硬いアスファルトへと人影と一緒にダイビング。 「んごっ」 そしてそのまま背中を擦るように地面へ胴
    とももさん作 [449]
  • たまらんく哀しい3/10

    由美子ちゃんは美しくいつも毅然としていてが僕の前以外は笑うことはなかった小学校にはお弁当の日があった父子家庭の僕と弁当を作る時間のない母親(幸さん)を持つ由美子ちゃんの弁当は悲惨だったが幸さんも疲れはてても工夫して弁当を作っていたしかし作りながら寝てしまう有り様でボロボロの弁当だったが由美子ちゃんはいつも嬉しそうにそして大切にその弁当を食べていた僕が転校してきた当初は凶暴な僕と距離を取っていたクラ
    シャインさん作 [514]
  • たまらんく哀しい2/10

    僕の家は父子家庭で父親は魚市場の夜勤兄が二人いるが既に高校生と中学生になり二人とも夜な夜な遊び歩いていて夜毎日僕は同じく夜一人の由美子ちゃんの家に遊びに行っていた由美子ちゃんの母親(幸さん)は仕事が終わり疲れはてていても帰ってくると由美子ちゃんを抱き上げて可愛がってついでに僕の頭を撫でてくれたそして僕に優しく行ってくれた「あんま夜は来ちゃあダメだよ…でも由美子と遊んでくれてありがとう」そして近所だ
    シャインさん作 [490]
  • たまらんく哀しい1/10

    宇野(僕)8秒4岡藤8秒2何回走っても由美子ちゃんには勝てない田舎で小学四年生で8秒前半で走れば速い部類に入る僕と由美子ちゃんはいつもクラスの一番二番だしかしいつも先生は信じられない捨て台詞を二人に向ける「まあ欠陥のある馬鹿は足だけは速い」クラスの連中も負けた腹いせに全員で笑う僕は目の手術が成功するまで特殊学校(盲学級含む養護学校)に通っていて健常者の悪質なイジメの被害にあってた同級生を守るため小
    シャインさん作 [515]
  • 日々が香ばしい2

    立ち並ぶ銀杏の木の葉がアーケードのように木陰をつくり、直射日光を防いでくれている。無いよりましだが暑いものは暑い。自動車2台がどうにか通れるくらいの道幅なので、秋になると大量の落葉が散乱し坂を滑りこける者が続出する。 そのため地元の人たちがボランティアで道路の清掃をする。因みに俺は毎年参加していたりするが若いからという理由でそれはもう馬車馬のように働かされる。まあこっちも好きでやっているわけだが。
    とももさん作 [438]
  • 気高い変質者

    その男は精神啓発本を手に取り、真剣な眼差しで読み入っているようだった。横目で表紙のタイトルを覗くと「閉ざされた時代の開かれた心」…とある。私は、その男の、人目を引く異様な風体に混乱していた。それでも、このコンビニという、日常を特化しようも無い場所で、開かれた心…を読み漁る男に私が興味を惹かれたのは、彼が、大凡、この場に居合わせた客の誰よりも、冷静沈着に見えたからだ。その頭に被せられたティーバックを
    TAOさん作 [531]
  • 日々が香ばしい

    「ありがとう」のたった一言。そこに誠の心が在るのなら、それを発する側も受けとる側もとても幸福なことだろう。少なくとも俺はそうだ。 寒い日に飲む温かなスープのようにその一言は心へと染み渡る。 昔から人の役に立つことが好きだった。 偽善と呼ばれても別によかった。それで人助けができるなら。逆に偽善のどこがいけないのだろうか。例え行為の動機が不純なものであったとしても、それによって人を救うことができたのな
    とももさん作 [416]
  • 流狼-時の彷徨い人-No.76

     一つ目の答えはすんなりとでたものの、もう一つの答えに苦慮する半次郎。 だが、答えられない問いかけをノアがするとも思えず、これまでに彼女とかわした言葉の中にその鍵を模索していた。 そしてノアや段蔵のオーバードライブが自分とは違い、発動に何の制限もうけていない事に思慮がおよぶと、すぐに一つの仮定へとたどりつく。「…もう一つはオーバードライブの発動による、身体の崩壊を考慮する必要がない場合」 そう答え
    水無月密さん作 [829]
  • 『何もない街』

    ・憧れる少女あっちの世界に行きたいよ、君は言う。でもあっちの世界は恐いよ、もとに戻れないから。でも興味があるし始めてみよう、君はそう言いながら右腕に打ち込んだ。次の日明日海に行くんだ。君はいつになく楽しそうだ。君は海を見たことがない。どんな色なんだろう、真っ黒なのかな。次の日君は海の青に涙を流した。だけど。期待に反して「もう■■■■やめるよ」とは言わなかった。今日も明日も君は右腕に打ち込む。(パピ
    晴ノブオさん作 [547]
  • 流狼-時の彷徨い人-No.75

    「虚をついた程度の攻撃が、この人に通用するはずもないか。 …けど、その動きについていく事はできた」 動きについていけるのであれば闘いようはある。 千載一遇ともいえる好機をのがした半次郎だったが、段蔵を見上げるその眼は輝きを失っていなかった。 戦闘体勢をとるべく、立ち上がろうとする半次郎。 この時彼は、自分の身体におきている異変に初めて気付いた。 まるで長時間動き続けたような、全身をおそう倦怠感に。
    水無月密さん作 [806]
 
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