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その他の携帯小説に含まれる記事が2136件見つかりました。
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アニメ史学者南下ゆき4
第四話 アニメ再興協会 其の一ゆきと浩司は彦山家から戻ると、自分達が所属するアニメ再興協会に経過報告しに来ていた。 「そうか。二人共御苦労様」初老の男性で、アニメ再興協会の会長のアグレス・夢山(むやま)が報告書を読み終え二人を労う。「危険を承知で守り続けてくれた彦山氏には感謝せねばな」アグレスはそう言うと、部屋のドアが開き、ノートパソコンを抱えた男性が入って来た。「唯今戻りました」「北野さん久し振
猫空さん作 [452] -
アニメ史学者南下ゆき3
第三話 祖父の願い「そちらのフィルムを送った後にこの手紙が出てきました。生前に祖父が書いた物です」ゆきと浩司は、彦山から差し出された手紙を受け取り、目を通す。あの騒動より七十年。アニメの出来に対して其々思うことはあるだろうが、それで地上、宇宙合わせて五十億もの命を奪っていい理由にはならない。騒動を起こした主犯達は犠牲者遺族の手で処刑される末路であったが、此を気にアニメを亡きものにしようと企む者達が
猫空さん作 [584] -
ワンピ(子供・怒・勝負・スライム化)
4人「!!!!。」「バシュッ。」4人「うわ{きゃ}っ!?。」「バッ。」4人「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・。」「すっ。」「ジワ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」「ツゥ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」イチジ達4人は眼の前に飛んで来た、バッシュと自分達4人の右頬を切られた、イチジ達4人は驚いた声を上げ、ハァハァハァハァハァッと息を吐きなが
光さん作 [620] -
モノクローム 核の炎
数千度の熱で、生きたまま焼かれる苦しみがあなた方にわかるか。 数千度の熱で、生きたまま焼かれる悲しみがあなた方にわかるか。 一瞬だから、大して苦しくはないだろうと、大した痛みはないだろうとそう思っているのか。 核ミサイルなど、一つとしてこの世に、地球に出てきてはならなかった、出てくる必要も無かった。 宇宙はまだまだ、子供なのだ。 だから人の痛みが解らないのだ。 それゆえに、残虐な行為が、悲劇がな
セピアさん作 [607] -
モノクローム
人間は強い、そして優しい。 そうじゃない奴もいるが、あれにはあれで理由がある。 話を戻そう、人間は強い、賢い、そして優しい。 勿論、それを常に発揮し続けていられるわけではない。 弱い部分もあるし、ずるい部分もあるけれどもそれでも、大多数の人は常に努力し、人を思いやり、恐怖や不安に打ち勝つ、克服する、あるいは受け流して取り込まれない心を持っている。 例えばRPGの世界で、恐怖と混沌、破壊の象徴であ
セピアさん作 [660] -
アニメ史学者南下ゆき2
第二話 アニメ史学者其の二 三日後、南下姉弟は依頼主の彦山源三氏の自宅を訪れていた。その自宅には足場が組まれていた。「今年で築百年を越える古い家故、耐震補強工事をしておりまして、ごちゃごちゃしている所に御足労有難う御座います」彦山は二人に自宅の事情を説明した後、居間に案内した。そしてゆきは調査依頼の結果について、フィルムを目の前のテーブルに置いて彦山に説明を始めた。「これは、公開当時の貴重な物です
猫空さん作 [704] -
アニメ史史学者南下ゆき1
第一話 アニメ史学者其の一映写機が回り、スクリーンに映像が映し出される。スクリーンにはカラー作品だという事を示す『総天然色』の文字が映り、その後海底を行く潜水艦に変わると『海底散歩』という作品名が出る。映像はアニメであった。「海底散歩のフィルムに間違いないわね・・・」映像を見る女性、南下(みなみした)ゆきは海底散歩を食い入るように見る。その横で、助手で弟の南下浩司(こうじ)も姉同様に食い入るように
猫空さん作 [776] -
アニメ史史学者南下ゆき予告
アニメ史史学者南下ゆき予告鶴方(かくほう)という星の女性アニメ史史学者南下(みなみした)ゆきと弟で助手の南下浩司(みなみしたこうじ)の奮闘記。鶴方では百年前に滅亡したアニメの研究、再興を目指す。何故にアニメが滅亡し、何故にゆき等は再興を目指すのか?詳しくは本編にて。
猫空さん作 [807] -
ニューブリテン島からの声8
始めに前回の訂正。九話でなく八話です。第八話(最終回) 神の手で還りし。猫空の神々の手によりニューブリテン島に残されていた遺骨は遺族のもとに還された。「これで済んだな」「ええ」明と知加江は一仕事終えて休んでいた。すると・・・「兄様、知加江姉様、晴恵馬(はれゑま)で事件です」陸奈がニ柱を急ぎで呼びに来た。「やれやれ・・・一休みも出来んな」「行きますか」明と知加江は陸奈と共に晴恵馬に向かった。最後に改
猫空さん作 [774] -
ニューブリテン島からの声7
第七話 神だから出来る事「この下に八人分の遺骨が」陸奈は地面を指差す。「掘るわ」正江が掘り返して八人分の遺骨が本当に出てきた。明の呼び掛けに集まった猫空世界の神々がニューブリテン島にて先の太平洋戦争で戦死した人々の遺骨を収集していた。神の力で遺骨の埋まっている場所が特定出来るので次々と掘り返していた。「木の根や動物は避けながらやってくれ」明も場所を調べながら指示を出す。「了解」猫空世界の神々は遺骨
猫空さん作 [729]