携帯小説!(PC版)

トップページ >> その他の一覧

その他の携帯小説に含まれる記事が2136件見つかりました。

  • 落花流水、18話。

    「なぁ、百目よぉ。お前、いつの間にこんな可愛い娘と仲良くなったんだ? 最近じゃお前、仕事かここ来る以外外にも出てなかった癖によ」「煩い。悪かったな、引きこもりで」「責めてない。責めてないぜ百目くんよぉ。だから話せよ、二人の馴れ初めって奴を」 話をはぐらかそうにも、煩いと一蹴しようと醐鴉に諦める気配はない。そんなに俺が誰かと一緒に居るのが珍しいのだろうか。絡み付く腕を振り払い尚も食い下がる醐鴉に、
    夢の字 さん作 [336]
  • 落花流水、17話。

    「ほらよ、頼まれてたもんだぜ」 そう言葉を添えて投げられたものを、俺は空中でキャッチする。シンプルな、折り畳み式の白の携帯。サブディスプレイには今日の日付と、現在の時刻が正確に表示されている。12月10日、午後02時28分。ちょうど前の仕事から四日たっていた。手にした携帯を一通りいじくり回して手に馴染ませると、俺はポケットにそれを突っ込むと醐鴉に感謝の意を告げた。「しかし、ご挨拶だな。店に入った
    夢の字 さん作 [354]
  • 僕と親友と死神と ―10―

    「言いたい事?」崎山が萱島に聞いた、「あぁ、だから明日昼休みにあの図書室に来て欲しい」萱島が答えた。「知るかよ」崎山がそう言って足速に去って行った。「また明日な“同士”」萱島はそう呟いて滝山高校を後にした。そして次の日、崎山はいつもより早く学校に来てあの図書室に来て本を読んでいた。崎山はこの空間だけ時が刻まれていないような感覚が結構気に入っていた。しばらくして図書室のドアがガラッと騒々しい音を起
    KITAKITA さん作 [444]
  • 落花流水の舞台裏。

    ども。作者こと夢の字です。電車の中からこんにちは。落花流水(以下落花)をご覧に戴き、誠にありがとうございます。ようやく話が一段落、とは言っても起承転結の起の部分が終わっただけですが。したので、舞台裏的な話しをば。所謂後書きですね。序盤ですが。本編以上にぐたぐだしてますので読んでらんねぇや、なんて人は回れ右。。Q&A方式でまっすぐGO。Q.落花流水ってどういう意味?A.ググr(ry色々意味は有りま
    夢の字 さん作 [359]
  • 落花流水、16.5話。

    「よろしくね、めーくん」 私がそう言って手を差し延べると、彼……百目は顔をしかめた。なんだか、只今苦虫が口の中に居ます、と言われても素直に信じられそうな顔だ。酷く不愉快そうなその顔を見るに、百目はそう呼ばれる事が余り好きじゃないらしい。それか、マスター以外の人物に言われるのが嫌なのか。「馴れ馴れしいな」「嫌だった? 私は気に入ったんだけど」「……子供っぽいからな。そのあだ名」「それも建前」 あ。
    夢の字 さん作 [398]
  • 近くの親戚の家に行った時のこと。「うん○したくなっちゃった」小声で私に父が言う。決してトイレに行かない父。そして帰りの車はジェットコースターなみ。家の敷地内に入る時に車は急にとまる。まだ道路のド真ん中だ。父は苦しんでいる。もがく父。「どうしたの?お父さん大丈夫?!」焦る私。しぼりだすような声で父が言う。「漏れる…。」呆れる私。無事家に到着。家の中に入る私。なかなか入ってこない父。カーテンの隙間か
    あろん さん作 [432]
  • 祭りにて。誰かと話している父。出店を見てくる私。まだ話している父。ながいながい立ち話。どんだけ久しぶりに会ったのだろうか。やっと立ち話も終わり、父と歩く。父は立ち止まる。悩む。悩む父。「あの人誰だったんだろう」半年経った今父はまだ悩んでいる。
    あろん さん作 [441]
  • 人のためではなく自分のために

    20歳。高校を卒業し、山口から大阪に来て3年目。看護学校に2年通い挫折し休学。現在、救急救命士の学校に通っているが、自分が見えなくなり、精神的にしんどくなり、学校にいけなくなった。私には一年付き合っている彼氏がぃる。私はぁる日ネジが取れたように大泣きした。その次の日も。彼は励まそうと、ビリヤード、カラオケに誘った。でも全く楽しくない。ぃつもの自分はそこにぃなぃ。何に悩んで、何に苦しんでるんだろう
    山田 さん作 [327]
  • 落花流水、16話。

    「そもそもが、目的なんて無かったんだよな。ただ成り行きで手を引いて来ただけで」「だね。あの部屋に放置でも良かったし、連れ出した後も、何もここまで一緒に来る事は無かった」 事実を追って確認するうちに、また、笑みが零れる。一体なんなんだこれは。何をそんなに、俺達は必死になっていたのか。何もそんなに必死になることはなかったのではないか。……今更気付いても遅いのだが。ただ、建前としては。「建前を、言うな
    夢の字 さん作 [377]
  • 落花流水、15話。

    「俺が、そうだと?」「まぁ、見た感じそんなとこ」 馬鹿な、と思う。信じられない、とも。自慢じゃないが生まれて来てこの方そういう類の物を見たことがないし、そもそもが……そうだ。こいつが死神だという事を、俺は完全に信じた訳では無い。リアリストに過ぎる、というわけでは無いのだが、ホイホイ信じて割を食うような真似はしたくないのだ。「……信じてないって顔だね。私のなにもかもを。まぁ、頭おかしいんじゃないか
    夢の字 さん作 [401]
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス