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その他の携帯小説に含まれる記事が2136件見つかりました。
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空から伝わる君からの想い〜後編〜
僕はいつの間にか泣いていた。すると先程の少女が僕の前に立っていた。「この手紙は君が?」僕は少女に聞いていた。少女は頷く。「君は人間じゃないの?」少女はまたしても頷く。「君は天使なの?」少女は頷いた。そして口を開いた。「彼女は天国でもあなたの事をずっと想っている。彼女は自分があなたの幸せを壊したと思っている。だから彼女は天国に居ても幸せになれずにいる。私は彼女を幸せにするためにここに来た。」天使は
ゆうすけ さん作 [368] -
空から伝わる君からの想い〜前編〜
僕の名前は播本誠。僕には不思議な力があった。死んで、もう会う事が出来ないはずの人の声を聞く事が出来るのだ。耳を澄ませばいつでも聞こえていた。しかしそれらの声は必ずしも僕が望んだ声ではない。現に僕は本当に聞きたい声はまだ聞けてない。それは僕が唯一愛を捧げた最愛の人の声だった。僕はこの不思議な力を使い死んでいった人達の声を今生きている人達に伝える事をやっている。そうする事が僕の使命なのだと思っていた
ゆうすけ さん作 [384] -
落花流水、4話。
「いよぅ、百目。相変わらず湿気た面してんなァ、お前は」 いつもの、お気に入りの喫茶店。待ち合わせ相手は約束の時間から10分遅れでやってきた。逆立った短い茶髪に、太く凛々しい眉。泣きぼくろが付随する垂れ目に、口許には人懐っこい笑み。顎に残る不精髭と、だらしの無い服装を正せばそれなりに見られる外観の男――名前は知らない。ただ、『醐鴉(ごがらす)』と俺は呼んでいる――が、笑いながら椅子を引いて、俺の対
夢の字 さん作 [387] -
落花流水、3話。
どれくらい、そうしていただろうか。実際には数えるまでもない刹那の事だろうが、何をするでもなく曇天を見上げていた俺は、携帯を床に落とし、踏み砕いた。プラスチックが砕ける音が響き、呆気なくそれは役目を終える。勿体ない、とは思わない。何の感傷も無い。どうせこれも仕事用の携帯……何処の誰ともつかない人間に醐鴉が用意させた物だ。足が付かないように早めに処理しておくのが吉だろう。 近くから人の叫び声が聞こ
夢の字。 さん作 [415] -
落花流水、2話。
「やっぱりもう、限界なんだよ」 よくある地方都市の、郊外にあるひとつのアパート。十階建ての七階の位置に俺はいた。非常階段の踊場。もうじき暮れとなるこの時期は、空気も風も酷く冷たい。携帯を握る手が寒さに震える。暖をとりたい、と思わずにはいられない。冷える。心まで。「運動は出来ても勉強は出来ない、元気だけが取り柄の女の子。いっつもニコニコしてて、悩みなんか無いみたいな娘。それがあたし」 握りしめた
夢の字 さん作 [367] -
落花流水、1話。
人は死ぬ。病気。事故。他殺。自殺。酷いところへ行くと飢えや渇きで死ぬものも居る。戦争やテロで死ぬものも。……人間、天寿を全うすることがこんなにも難しいだなんて、一体誰が予想し得ただろうか。神様なんかもきっと知らなかったに違いない。 とまれ、幸いなことにこの国は平和なので、後者四つで命を落とすものは少ないだろう。良い事だ。だとすれば、人が死ぬ原因なんかは限られてくるものだ。 前者四つ。例えばどん
夢の字 さん作 [402] -
優梨です!
みなさまお久しぶりです!しばらくこの掲示板に投稿していなかったのですが、また小説書き始めました!!少し本格的に書こうかなと、携帯小説サイト、『野いちご』で優梨。とゆう名前を使って小説を書いております!もしも少しでも興味のあるかたがいらっしゃったら、是非除いてみてください!心配してくださったかたがいたら、本当にすいませんでした!優梨は今も元気に活動中です!※管理人様、このような投稿はご迷惑かと思い
優梨 さん作 [392] -
愛縁奇縁
この世に“正義”はいるんでしょうか?本当の絆ってなんですか?―中3の夏―\r私は、3年A組の教室に入る。こだわりで、前のドアから入ると決めている。 すると、皆からの視線が左の方から感じる。私は、皆の方を見る。すると睨まれるような目で私を見てくる。ある女子の集団1人が何かを投げた。その物は、私にあたる。みると、よくあるおもちゃのゴキブリだ。驚いて、手に持っていた体操着を床に落とした。「バーカ、驚い
mttey さん作 [282] -
明日の自分へ
明日の自分は何をしているだろうか。その次の日は、またその次の日は。やることの予定は決まっているかも知れないが本当にその通りに出来るかわからない。僕は今いつ死ぬかわからないような病気にかかっている。そうなってから、僕は明日何をしているか考えるようになった。そうして考える内に一つの行動を起こそうと思った。それは明日の自分に手紙を書く事だった。朝書いた手紙を翌日の夜に見るようにした。そうする事で毎日を
ゆうすけ さん作 [448] -
和2
月香と咲夜による喧嘩は5分弱で済んだ。あのままにしていたら花瓶が割れ、クッションが破くけぐしゃぐしゃになっていただろう。この喧嘩はうるさくて本が読めないと思った一人の少年によって止められた。「…。うるさいから…。黙れ…。…殺すぞ…?…」 シーンあれまでギャーギャーうるさかった二人が静かになった。二人を止めたのは長男.裕。もちろん長男ということは「どーしたの?」という空気読めない次男.空がや
黒猫。 さん作 [296]