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その他の携帯小説に含まれる記事が2136件見つかりました。
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ロット橋5
俺は感嘆の表情で交互に二人をみた。「政府の援助なしに地下通路作るとはな…すごいな…!!」女は不思議そうな顔をしていう。「変な軍人ね…あたしはリザ・カウントリー。こっちは一昨日からうちで働いてるブレイド・ナウル」ブレイドが頭を下げる。カレグは少しこの二人に気を許したようだ。「名前は男前なんだな…俺はカレグ。中尉だ。こちらはウィル大佐だ。この先どこか行くあてはあるか?」「えぇ…」リザが眉尻をさげてい
鯉人 さん作 [333] -
ロット橋4
カレグが必死に笑いをこらえている。あーあ。かっこいい軍服が台無しだぜ?「ぷっ…」まあ……20代半ばぐらいの妖艶な美女が悪態をつきながら恐ろしいほど不幸顔な男(号泣している)に手をさしのべているのは確かに笑える…けどな。……「あたしたち地下通路ではたらいてたの。だから助かったのよ」カレグが疑わしい目で女を見ている。「むこうの軍は地下通路があることを知らなかったのか?」女は笑って手をひらひらさせる。
鯉人 さん作 [350] -
ロット橋3
「ちッ…あいつらイカレちまったな…40のジジィにどうしろっていうんだよ」「とりあえずセントラルへ向かいましょう。奴等に先をこされます。えー…大佐?」俺は笑ってカレグから銃を受け取った。「俺は一般市民。そうかしこまるなよ…ウィルでいい…ん…?」ゴドッ…『!!??』カレグがベルトから素早く銃を引き抜く。「誰かいるのか!?」ドンッ!!「あぁ…おいおい弾のむだづかいするなよ」「………ぁ…ぁのぅ…」顔色の
鯉人 さん作 [336] -
ロット橋2
「中尉のジョン・カレグであります!!レガート=ガ=ウィルさんですね?」敬礼をしたあと俺にこう聞いた。「ああ…そうだが…?」軍の掟を忠実に守り、俺にむかってうるさいほどさけぶ。「貴方にロット橋を守っていただきたいのです」……………!?「なっ!?ロット橋って…あのロット橋か!?」ロット橋はセントラルとその近郊の間に流れるロゥラ大河をつなぐ唯一の橋だ。ロゥラ河は危険だ。2年前に触れた物をすべてとかすマ
鯉人 さん作 [362] -
1番よく出来ていたロボット[人間]
1番よく出来るロボット製造番号「Qー086」君は頭も良くて 容姿もなかなか 性格も穏やか 運動もできる優秀なロボットでした。しかしその優秀な086には、嘘がたくさん電池に詰め込まれていました。嘘が皆に知れ渡ると恐れた086は知人全てを殺しました「罪」という隠れた嘘も電池に吸い取られました。086に彼女ができました。彼女は死にました。彼女は殺されました。086は彼女を殺しました。嘘を隠す為、ただそ
きゅう さん作 [294] -
ロット橋1
「なぁ…お前…この戦争が…ほんとに終わるとおもってるのか…?」生暖かくて焦げ臭い風が俺の耳をなでながら言う『ほかにどうしろっていうんだ…』この場所で唯一無事な建物、俺命名“薄汚れた教会”の周りでは罪を犯した人間もそうでない人間も同じように地面に倒れて動かない。チッ…ヘタクソめ…内臓なんか(いろいろ)が口からほうり出されてやがる……またこの嫌な場所に来てしまった…10年もたって…。30の頃に大佐を
鯉人 さん作 [355] -
SKY HIGH
なにかが変だなぁってずっと前から思ってたんだ。多分…中2くらいからでもそれから4年後この物語は動きだした。もっと前から動いてた?退屈な日々に気付けば1日が終わったいつしか夢も消えかけていった…夢ってなに?なんだろうな…?19XX年 春。無事、高校に入学する事ができた進(しん)は学校生活にも慣れ退屈な日々を送っていた。『つまらねぇ…』これが口癖ただなんとなく毎日を生きている。ただなんとなく過ぎてい
ひで さん作 [286] -
お母さん
母の病気を知らされたのは今年の初夏ことだった。母がガンで余命三ヶ月だなんて納得できるわけなかった。毎日一人で泣いた。別にマザコンというわけでもない、母はいつも自分を犠牲にして人に尽くしていた。そんな母が好きだった。ようやく子供である僕らも大人になり、心の病気だった父も落ちつき、自分の好きなことが出来ると喜んでいたすぐあとの発覚だった。季節が寒くなると共に母の病気は進行していった。ぽっちゃりだった
智遼 さん作 [367] -
寂しい悪魔
ある所に悪魔がいました。その悪魔は生まれついての本物の悪魔です。悪魔が生まれた時、あまりの醜さにショックでお母さんは死にました。産声の醜さで、病室にいた人達は発狂して死にました。その吐く息は毒の息で、なんとか育てようとしたお父さんもやがて中毒で死にました。悪魔はいつもひとりです。誰もが悪魔のことを悪魔だと知っているからです。知らない人もその姿の醜さですぐ悪魔だと気付きます。誰も悪魔に近付きません
すてねこ さん作 [444] -
汚された正義
我が国にとって十二月八日は歴史的に大きな意味を持つ日だこの小さな日本が大きな勇気と揺るぎない信念を持って六十六年前の今日大国米英を相手に戦争を始めたのだはじめから負けなど分かってるしかし日本は開戦に踏みきったそれは何故か?その全ての理由は大東亞解放にある東亜細亜は当時所謂欧米列強による植民地支配が当たり前の様になっていた亜細亜の小国は今の現状がおかしいとは思いながらも抵抗出来ずにいたそこで日本が
通りすがり さん作 [420]