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その他の携帯小説に含まれる記事が2136件見つかりました。
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?崖淵斜陽館(?)
朝目を醒ますと…何故か、何時もと違う異様な感覚に捕われた。「何だ、誰か居るのか」今年32歳に成る、結婚には縁の無い、仕事一途な男が、呟いた。男が、見ると…綺麗な女性が側に立って居た。しかし、その女性は、小さく、そして魅惑的な女性だ!「君は誰なんだぁ?そして何処から来たの?」男は聞いてみたが、返事は無い。「参ったなぁ〜。そんなあらわな姿で、しかも、答えてくれないなんて」体が、小さく無かったら、襲っ
亜樹 さん作 [427] -
巡らず
今にして思うけど、どうして彼をあんなに愛してると感じたのか…。二年経った今日も不思議でならない。あの時の自分はどうしようもなく、それこそ逆らえないほど強く、惹かれてしまったのは覚えてる。そう彼に…。恋人のいる彼に。「あきちゃんもいる?」暑そうに襟元をひっぱりながら、冷えた缶ジュースを差し出してくる。彼の飲みかけ。七月に嬉しい気遣い。だけど、これは…「ごめん。炭酸苦手なんだぁ…」「あっ、そうか。そ
ruche さん作 [281] -
異界の住人?
「ほら、着きましたよ」「え?」「はれぇ…」茫然自失のうちに私と大橋由紀江は、白虎と出会った川沿いの土手にいた。すぐ隣には、笑顔の玄武老人。少し離れた場所では朱雀と中原健次が何やら親しげに話し込んでいる。「ひゃあっ!」「う〜ん、…やっぱり」「いきなり触んないで!」「愛ちゃん、卑弥呼と全く同じ感触だな…」「はぁ?」「どゆ事?」いきなり触られて怒りを爆発させる寸前に、いなす感じで呟く白虎。私達は思わず
朝倉令 さん作 [634] -
七色の虹
明良は遥奈に歩いていた。遥奈は固まってしまった。明良は遥奈の横を通りすぎ、ドアに差し掛かった時、止まり 遥奈に背を向けたまま言葉を放った。 「もう 俺に近付くな」遥奈は固まったままだった。バタン・・・ 『許してやってね・・・昔から頑固なのよ・・・』「え・・・?誰・・・?」振り返っても誰もいなかった・・・ あの綺麗な声は・・・女の人?もしかして・・・幽霊?
山本 知佳 さん作 [294] -
七色の声 続1
カタン・・・ ハッと顔をあげると、そこには一人の女子生徒が立っていた。「お前・・・」 「ご ご免なさ・・・」「すっげー!」「は・・・?」ポカンどころかあんぐりと口を開けていた。 私の歌を褒めてくれた。嬉しい気持ちで一杯だった。・・・でも・・・「どうして・・・?」 「え?」どうしてこの人は怒ったり、キモイって言ったりしないの? 「私は・・・凄くない!」「え? あ・・・オイ!」気付いたら走り出
河原 知佳 さん作 [290] -
七色の虹
プロローグ 私は見た綺麗な虹はそれぞれの輝きを放っていた。でも、その虹は私にしか見えていなかった。 全ては、その虹から始まった・・・ 1 学校にて 水居 明良は屋上でぼんやり空をぼんやり見ていた。高校に進学して1ヶ月、未だに友達はいない。友達なんてやっかいだ。決まって何かを邪魔する。だから友達なんて必要ない。そう思って今、ここにいる。今は6月上旬。まだ梅雨に入
山本 知佳 さん作 [319] -
今、俺と夢
いつになるのかすら分からない。本当にできるのかさえ。それでも僕は登っていく。涙し、傷つき、目の前が真っ暗になる時もある。暗闇の先には光があるだなんて…誰がいいだしたんだい?僕にはその道は永遠に感じるし、無駄な努力にすら感じてしまう。いつからだろう。大人ぶって大人ぶって そして僕は大事な子供の心を失ったんだ。本当に強く、大切なものはソコにあるというのに。多くの人はそれに気付かず平気でソレをすてる。
こまろん さん作 [354] -
?崖淵斜陽館
八戸…懐かしい場所・・・・俺の生まれた所。小学三年迄過ごした場所。代理店を廻りながら、昔、住んで居た進駐軍の家を見に行ったら…取り壊されて居たよ!広かったんだね。団地の僅かな所に30塔の5階建ての住宅が建って居たけど…広大な周りは、草木がシゲって、消火栓は昔のママ、古びて居たよ。住んで居た家の前の駐車場には、サラリーマンの休憩場所に成ってたさ。変わったな…俺もお前も…そして時代が… 何
亜樹 さん作 [437] -
七色の声
小さい頃から歌うことが好きだった。 夏風 馨(ナツカゼ カオリ)14歳。 歌が大好きなごく普通の中学2年生の女の子。 歌が好きなだけ・・・ ただ歌が好きなだけなの ・・・なのに どうして? この物語はある少女の物語・・・ ある昼下がりだった。 馨は屋上にいた。 一人で。 馨は中学に入ってから友達を作らないようになっていた。
川原 知佳(カワハラ トモカ)ペンネーム さん作 [348] -
ファントムキッズ(5)
目の前で人が殺されるのは初めてだった。男は呆然と青年の死体を見つめた。「いやいや…依頼人さんごめんよ。もう一回内容を説明してくれ。」男がポカンとしていると、長髪の男が、椅子の上の死体を蹴り落として椅子にドスンと座った。「わりぃ。自己紹介しないとな、俺は…そうだな…キングだ。それで、そこのチビがジャック。そっちの色男がクインだ…うん。それがいい。であんたは?」「三島だ…三島竜一。」男の声は震えてい
緑 光 さん作 [340]