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その他の携帯小説に含まれる記事が2136件見つかりました。
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善悪?
放課後長い授業が、やっと終わりを告げた。赤実『帰るぞ、聡』聡『ちょっと待ってくれ。もうすぐ解けそうなんだ』聡は何やら、『常識』と言う本の問題に向き合っていた。赤実『一人でやってろ』聡『えっと、クリスマスの前日をなんと言いますか…』聡『バカかっての』ヘラヘラ笑ってやがる、普通に見たら実に気持ちが悪い。聡『平日…と』救いようのないバカだった。琴海『早く帰ったら?』今まさに教室を出ようとしているところ
森田 さん作 [486] -
リスカ
同情?友情?愛情?そんなのいらなかった世間から「リスカ」という文字は否定されているだろうリスカをすると「やめなよ」「気持ち悪い」「汚い」という言葉が返ってくるリストカッターにとっては「リスカやめなよ」は「死ね」と言っているのと同じリスカをする人は同情友情愛情がほしいんじゃない構ってほしいんじゃない死にたいんじゃない生きたいの生きたくてリスカをするのリスカをすると傷から赤い水が出てくる「生きてるん
加奈 さん作 [351] -
すごく辛い…
辛いよ……すごく辛い……こんな辛いなんて聞いてないよ……あぁ………涙が出るほど辛い……耐えられない…辛くて涙が出るなんて……初めてだよ……畜生…辛い…辛いよ…友達も親も『大丈夫』っていってたのに…なんだよこれ…辛すぎだよ………辛い…ホント辛いよこのカレー
森田 さん作 [869] -
異界の住人?
「あー…、良く寝た。cカツプ…じゃないや、愛ちゃん奇遇だね?」「ちょっとお!…やめてよも〜っ」「うへぇ…、マジだったんかよ」「本当にすけべーな顔してますね、このヒト」「眼鏡のお嬢さん、…初対面からキツイなあ、全く」どうやらお昼寝は、白虎にとって日課みたいだ。…運命の出会いじゃなくてホッとした。「あのさ、白虎さん」「ん?何かな」「俺も一度でいいから異次元の世界に連れてってくんない?」「構わない
朝倉令 さん作 [685] -
あたし
ある人に言われた。『人生思い通りにはいかないもんだよ』確かにそうだ。今のあたしの邪魔をしているのはあたしの過去だった。そんなのどーしても消せるもんじゃないし、変える事も出来ない。あの人に逢うまで何度『もう少し早く出会ってれば…』なんて言ったかわかんないけど、あの人こそホントに『もう少し早く出会ってれば…』だった。出会った時はもうあたしには消せないものがあった。あの人とつながっていてもそれは消す事
ゆう さん作 [394] -
じぃちゃん 完
「で、清香の恋人だった日吉君を担当につけてもらったんだ」「御隠居、彼は混乱しているようだ。僕は仕事が残っているので、そろそろ」ムッ。つまり、何か。衝撃を受けている暇人につきあってる時間はない、と言いたいのか。…反論できないのが痛い。「はいはい。それじゃ、これ、テープと相手の電話番号ね」じぃちゃんはポケットからそれらを取り出して、日吉さんに渡す。「確かに受け取りました。ご協力、ありがとうございます
ハルカ さん作 [302] -
じぃちゃん 8
「うん、ぶっちゃけ。まぁまぁ、そんなに落ち込みなさんな」…思い切り肯定してんじゃねぇか。しかも、「ぶっちゃけ」って。なんだか怒りを通り越した脱力感がドッときた。「私のとこには昔から詐欺やら勧誘やらが多くてね。ま、有名税みたいに思ってたんだが」…思ってただけで、実際に被害にはあってないんすね。今更ながらに、じぃちゃんが、海千山千の元実業家、ということを思い出す。「全部シャットアウトすることもできた
ハルカ さん作 [313] -
じぃちゃん 7
「じ、じぃちゃんの息子さんは、確か五十代じゃなかったっけ?たまに経済紙とかに顔出すよな?」「そうだっけ?まぁ、清香はガールフレンドに産んでもらった子だからね。彼女はまだ若かったし」それが何か、と平然と俺を見返すじぃちゃんが憎い。つか、自分の子供を産ませるガールフレンド=女友達って、それは友達の域なのか?「大人はいろいろあるんだよ」俺の心の声を見透かしたような日吉さんの声。「大人の定義が、日吉さん
ハルカ さん作 [297] -
異界の住人?
「も〜…っ、本当なんだからぁ!あたし本物の白虎と青竜をみたの!!」「はいはい、姫のおおせの通りで…」「愛、それ新しいSF小説のネタだろ? …ナイショでストーリー教えろよ。な?」「だから何回も言ってんじゃない、事実だって…。由紀恵も健次もひとの話ちゃんと聞きなさい!」「じゃあ、質問イチ〜。どっちがイケメンですか?」「もう、青竜さん圧勝!クールで素敵なの♪」「それ、ぜってー妄想。それとも、…フロイト
朝倉令 さん作 [703] -
じぃちゃん 6
「正確に言うと、刑事ではありませんが」日吉さんは片手をあげて、じぃちゃんに苦笑してみせる。…が。「はい…?」「理解の遅い者にも、救いの手は差し伸べられるべきだ。よって、丁寧に説明してあげよう」いちいち嫌味なヤツだな。善意の押しつけは対人関係不調和音の第一歩だぞ。「警察庁に置かれている法務省の内部部局のひとつで、警察庁刑事局捜査第二課。そこが僕の職場であり、大型詐欺などの知能犯の捜査をする所でもあ
ハルカ さん作 [313]