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その他の携帯小説に含まれる記事が2136件見つかりました。

  • さとちゃん 2

    「私の家と私と、どっちが嫌い?」保育園児のさとちゃんと、高校生である私との共通話題は限りなく少ない。出会いが先月しかも二度。そんな相手と和やかに談笑するのは、なかなかに難しい。「両方」「じゃあ、私と私のお姉ちゃんは?」「あんたじゃない方」「そっかぁ」ヤバい。なんだか楽しくなってきた。さとちゃんの言葉の裏に悪意とか、憎悪とかのリアルさが感じられないおかげだと思う。「じゃあ、お兄さんのことは好き?」
    ハルカ さん作 [334]
  • さとちゃん

    「私のこと、嫌い?」「うん、嫌い」…がーん。ワンテンポ遅れて衝撃がきた。と同時に、なんだとこのガキ、という教育上よろしくない乱暴な言葉が浮かんだ。「そっか。だからさとちゃんは、私とお散歩してきなさいってママに言われたとき、あんなにワガママだったんだ」「私、ワガママじゃないもん」少々嫌味混じりの私を、濡れたような大きな瞳で睨み上げたさとちゃん。彼女は保育園の年長組だ。私はといえば、高校二年。もちろ
    ハルカ さん作 [422]
  • 異界の住人(改題)?

    「幻界…幻の国って事?」「いや、手っ取り早く言えば、我々〈四神〉のような連中の本拠地だな」(四神って、…?)首を傾げた私に、男は、四神に関してレクチャーしてくれた。「東西南北の各方位を護る守護神の話は、聞いたことあるかな?Cカップちゃん」 「あたし、…島崎愛です。さっき口走った事、わ、忘れて貰えます…?」改めて男性の口から言われると『恥かしさ1000倍』な気分…。「そう?じゃあ、愛ちゃんね。 
    朝倉令 さん作 [566]
  • 神龍湖ぱーと?-?

    バアちゃんに通された部屋で、ボクとその男はしばらく黙っていた。ボクは、その内に先生の方が先に喋りかけてくるだろうと思っていたが、いくら経っても話し掛けてこないので、バアちゃんがこの部屋に来てくれたら、こっちから話し掛けようと決めた。決めた途端に、その男は、あのゾクッとさせる笑みを見せた。しばらくしてから、バアちゃんが、お茶を持って部屋に来た。長くかかっていたから、いいお茶っ葉を探していたのだろう
    夢見大 さん作 [379]
  • 幻界の住人?

    カーテンを開け放つと、窓の外にどこまでも青い空が広がっていた。早春の澄んだ空気を体いっぱいに感じながら、私は愛犬フレディを散歩に連れ出した。「愛ちゃん、おはよ!」「小島さん、お早ようございまぁす。  いい天気ですね〜」ジョギングのおじさんや、部活の高校生達がひっきりなしに挨拶をよこす。私は、久し振りの散歩にはしゃぐフレディに引きずられながらいちいち返事をしていた。川沿いの土手に差し掛か
    朝倉令 さん作 [571]
  • 月と共に…

    月を見る度思い出す。あの時を…。ある夜、僕はいつも通りにコンビニで缶コーヒーとアンパンと雑誌を買った。その帰り道、彼女と出会った。彼女の名前はK。そしてKはこういった。「私は、あなたを知っている。私はあなたのもの」僕はいままでにない恐怖と不安で持っていた買い物袋を落とした。その場には僕の心臓の音と缶コーヒーのカランカランという音と彼女の足音。僕はその場から逃げようと思っても動くことができなかった
    hiko さん作 [437]
  • 善悪?

    『ねぇ』体を揺すられる。赤実『…………』『いい加減起きたら?』五月蠅いな…。赤実『…ん……あ?』突然、天から落ちたような、それでいて天に引っ張り上げられたような気もする不思議な感覚を覚える。同時に伏せていた顔を起こす。『…やっと起きた』聞き覚えのない声のした方を向く。赤実『…………』俺の席は最後尾で隣に机はない。しかし、今はある。赤実『…誰だ、お前』『私?平井琴海』平井琴海(ひらいことみ)と名乗
    森田 さん作 [570]
  • ?崖淵斜陽館…?

    「随分寒く成ってきましたね」「雪が降ってますよ」道端で、向かい側から歩いて来た近所の、お爺さんとの会話。家路に向かう私は、変な錯覚に、堕ちてしまった。はて?今、確かに近所の、お爺さんと認識して居たのに…誰だったのか、思い出せないで居たのだ。「参ったなぁ〜、歳取ったのかな。」いや、確かに見覚えの有る、お爺さんだったな。暫し、考えながら歩いて行くと、自宅とは反対の方角へと歩いて居る事に気がついた。慌
    亜樹 さん作 [589]
  • 現実と夢の狭間で…別編ー真美ー?

    血塗れの彼を馬車に運んで傷の手当てを始めた。傷口を消毒して包帯を巻いて、助かって欲しい一心で皆が祈っている。でも、傷口が全然塞がらない…包帯が血で赤く染まって行く…ライカお婆ちゃんが、彼の傷口を調べていた。「毒じゃな…毒で傷口が腐りかけておる。直ぐに解毒の塗り薬を作るぞ」その言葉で、馬車の中の空気が変わる…傷の手当てをしていて気が付いたのが、凄く身体が熱くなっていて熱があると思った。出来る範囲で
    満真 さん作 [641]
  • 現実と夢の狭間で…別編ー真美ー?

    今日でこの街を去る…今度は何処の街に行くのかな…心の中で呟く。揺ら揺らと馬車に揺られ、外の景色を眺めていた。予想よりも稼ぎが大きかったみたい。皆が喜んでいる。争いが長く続いていて、時々殺された人達の死体が道に転がっていた。身包み剥がされて、金品を奪われ…そのまま野晒しにされていた。そんな人達を皆で葬って来た…安住を地を持たず、流離う流浪の民。それがアタシ達、ジプシーだから。街から離れてどれ位経っ
    満真 さん作 [577]
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