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その他の携帯小説に含まれる記事が2136件見つかりました。
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アンタとアタシの距離 ?
告白して砕け散った次の日は正直学校なんて行く気になれなかったよ。でもさ、失恋して欠席なんて女々しい事あたしには無理で結局学校行ったのよ。冷やかし覚悟でさ。そしたらいつものクラスの雰囲気でなんも起こんナィ。まぁあんたも新学年早々クラスのネタにされる事なんざ望んじゃいないだろうけど。とりあえずちょっと安心した自分に何か腹が立った。『席替えするよぉー、クジ引いてぇ!』学級長が余計なことをしてくれたお
沙恵 さん作 [344] -
アンタとアタシの距離 ?
大好きだから告白したら『あんた誰?』誰?!誰って同じクラスじゃん。2年生始まってもぅ2ヵ月じゃん。あたしはあんたの事1年のころから知ってるのに、あんたはあたしの存在すら知らなかったんだね。まぁィィよ。急に告白したあたしにも問題あるし。でもさ、いちを自己紹介ん時顔合わせしてるんだよね。名前ぐらぃ…いやせめて顔くらいはさ。ついでのついでに、1年の時あたし厚生委員であんたと席隣だったのにさ。『あんた誰
沙恵 さん作 [333] -
冷たい頬?
〜第三話〜「なぁ、いい加減、眼鏡外して見せてくれよ」朝人が転校してから1ヶ月が経とうとしていた事の発端は大和に朝人の眼鏡に度がないことを知られたことだったそのときは軽く流したが 大和が必要以上に絡んでくるのでうんざりしていた。「いい加減しろよ。今、体育の授業中だろ」バスケの試合の途中だった。俺と大和は同じチームだったので次の試合まで待っていた。「ちぇっ、けち」ヒュッ 俺の顔の横を何かがとおりすぎ
林檎 さん作 [351] -
冷たい頬?
〜第二話〜「みんな席に着け」今の時期には珍しい3年生の転校生だ。朝から話題になっていた、噂の転校生の登場だった。「これから卒業まで一緒に過ごすことになるから仲良くしとけよ」担任の後について入ってきた転校生をみてクラス中が静かになった。...美人!「佐伯朝人です。よろしくお願いします」沈黙を破るように朝人が挨拶をした。「佐伯の席は窓際の後ろだから」本当に男子高にきたんだな男しかいないじゃん担任はま
林檎 さん作 [405] -
現実と夢の狭間で…本編?
母の説教が終わり、私は着替えて出掛ける仕度をした。既に昼餉の時間になっていたとは気が付かなかった。用意された昼餉を食べ、母に出掛ける事を言う。私は屋敷を出て町の外れにある茶屋に行った。その茶屋で待ち人を待っている…私の待ち人は奉公人の『さや』だ。この茶屋で私はさやに読み書きを教えていた。美人ではないが、さやはとても賢く、しかも器量良しで愛嬌があった。私はそんなさやを好いていた。さやが私に読み書き
満真 さん作 [416] -
?不老不死の屍…?
何故、老人は、俺がこの家に近寄った事を知ったのだろうか。不思議に思いながらも男は家の中に入った。「ようこそ、こんな森の中まで、台所に、食い物は有るし、この通り、酒も有る、一緒に呑み話をしませんか。」老人の話では、食い物も有ると言う事だな。暫く、此処でホトボリを、醒ますかな。男は、大事に持って居た、大事な現金入りのバッグを脇に、置くと、老人と打ち解ける様な話を始めたのだった。老人も、寂しかったのだ
亜樹 さん作 [568] -
?不老不死の屍…?
霧の立ち込めた、深い森の中に迷い込んでしまった若い男が居た。男は、銀行強盗をして逃走の途中、峠の崖から転落したのだった。「ひでぇ目に、会っちまった。計画は巧くいってたのにな。」男が道無き道を、草木を押し分け進んで行くと、辺りは、スッカリ日が沈みかけて居た。森の樹木が、光を遮るからだろうか。男が、野宿を覚悟していた時、遠くに、僅かな光を見つけたのだった。ありったけの力と勇気を振り絞り、光の方向へと
亜樹 さん作 [463] -
冷たい頬?
〜プロローグ〜退屈な日々が一番幸せだったってことに気づくのには充分な出来事だった〜第一話〜秋雨前線の影響で空は鈍よりした雲に覆われていた。比較的空いている電車に揺られ学校までの道のりを行く“目立たないように過ごしなさい”度なしのメガネをかけたりして、一応は目立たないように気を付けてみても彼の発するオーラはそう簡単には隠せないらしい女優というものを職業にしている母とカメラマンで名をあげた父の間にで
林檎 さん作 [433] -
幸運の女神-第二部 9
「ここって、す〜んごい忙しいんだねェ… あたし、リョージの事見直しちゃった」「ヒナもーっ! 諒司さんって、さすがマネージャーって感じ?」「いや、本当に大変なのは厨房の人達なんだ。あ!チョーさん、水島さん、お疲れさまでーす!」頭を下げた俺に、笑顔で手を振ってくる厨房スタッフ達。「あ、ヒナここで降りまーす、コーちゃんが迎えに来てくれるみたいですから♪」「じゃ、気をつけて」「康介さんにヨロシク〜」
朝倉令 さん作 [465] -
現実と夢の狭間で…本編?
「旦那様、まだお休みなの?」「そうだよ、夜のお勤めでお疲れになられているのだ。起こしてはいけないよ、いいかい?今日はお勤めはお休みだから、安心してお休みになられているのだろう」「でもぉ…もう、お天道様は高くなっているんだし」「さよ坊、旦那様を起こしに行ってはいかぬぞ」「はーい…」年は十五歳位の少女と好々爺が土間で話をしている。二人は在る武家屋敷に奉公している使用人である。「さて、昼餉の用意をせな
満真 さん作 [401]