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その他の携帯小説に含まれる記事が2136件見つかりました。
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自称かんぜんはんざい
二つのグラスに、ワインを注いだの。 彼と私の分。 彼の分には、無味無臭の毒が入ってるの。そんなに、苦しまないやつ。私、優しいっ。 もちろん、今日のアリバイは完璧。絶対ばれないもん。 指紋も、後で拭き取りが楽なように、なるべく付けない様にしたし。なんて、素敵な私っ。 あ、彼が訪ねてきた。「どうぞー、中に入って待っててー。今、美味しいワイン出すわねー」えーと、毒入れたのどっちだっけ? まあ、両方混
VISIA さん作 [610] -
いつもの場所で?
「みんな、土産な。クッキーだけど」 同僚に土産を分けていた哲彦に、後輩の相田が質問した。 「先輩、九州満喫出来ました?」 「まあな。友人と言ってきたよ。」 「友人?女性とじゃなくてですか?」 「残念ながらな」 「でも先輩、営業の女性と付き合ってましたよね?」 「別れたよ。随分長く付き合ってたけどね…まあ、お互いに結婚までにたどり着かないで、終わったけどね」 「今回の旅行は、もちろん知らないんで
YOSI さん作 [506] -
友達馬鹿
いつものように朝がやって来た。「おはよー、昨日のヤバかったねえ」奴がやってきた。奴とはA子。いつものことだか隣のクラスのB男のことが話したいらしい。それを側で聞いてるのは決まってS子。これがお決まりだ
ぱせりあ さん作 [773] -
いつもの場所で?
九州から帰った、哲彦と義人は、その一週間後、剛夫を呼んで、いつも利用するファミレスに集合した。 「どうだった?満喫出来たかい?」 「まあな。次回は、あんたも来いよ。やっぱ、俺ら20年の付き合いだし、3人揃った方が楽しいだろ?」 「そりゃそうだけどさ、うちの会社も人手不足だから、なかなか休み取れないんだよ。取ろうと思えば取れるけど、後でしわ寄せくるんだよ」 また、いつもの剛夫のセリフに、またいつ
YOSI さん作 [469] -
僕達の夢
機械仕掛けの地球渦巻く電波に狂い始めた人類と、壊れかかった地球宇宙のどこかのある星を理想郷だと夢を抱いて ロケットは打ち上がるコンクリートの空をぶち壊し宇宙の彼方に昇るその星は見つかった。そこへ人類は移住した。そこには僕達が夢に見た理想郷があった緑が茂り 水は美しく 心地よいしかし君達はまた 機械を造るんだろうだとすればもうここは理想郷ではなくなる訳だ…とうとう地球は壊れ始める落ちていく消えてい
タンバリン さん作 [398] -
二十歳 3
土曜日午後6時20分、駅前の時計台の前。もう20分、ここにいる。早くも日が暮れてる。まあ、冬だしね。まあ来る気のない愉快犯もネットにはいる。帰るか。足をうごかし、その場から離れる。すると、後ろから肩をたたかれた。「あの、kousukeさんですか?」振り向くと、パンツスーツの女性が立っていた。30代でも通じる顔立ち、きれいだ。「そうですが、あなたがmiyonaさんですか?」相手はうなずいた。素直に
aqua さん作 [368] -
いつもの場所で?
「で、哲ちゃんの方は?」 「俺は…やめとくわ」 「なんだよそりゃ!言わせておいてよ〜。どんな出会いだよ!」 義人と哲彦のやりとりは、いつもこうである。 剛夫と義人には、言わせておいて、いざ自分の番になると、内容の方は言わないパターンである。 「あのな〜、普段、恋愛について説教してんだからよ、言えよな。ぜ・ひ・参考にさせてもらいますから〜」 「ん〜、どうしようかな〜」 「お前、毎回、そのパターン
YOSI さん作 [451] -
ある男の日記 #6
10月4日この世は闇。光など無い。全てに価値は無い。生きる意味も無い。救いも無い。何も無い。あるのは悪意と苦痛だけ。10月15日この世に救いの神はいない。世界は悪魔か邪悪な人間に支配されている。もし仮に神が実在するのなら、その正体は悪意に満ちた性悪なゲス野郎だ。11月4日ぜんぶわすれたいなにもかもけしたいぜんぶけしておれもきえたいきえたいつらいのはもういやだ11月21日何故おれがこんな思いをしな
ルイス・サイファー さん作 [401] -
いつもの場所で?
「おう、最終日満喫出来たか?」 「まあね。前回見れなかったドームも見れたし。ちょっとした洋食屋があったから、寄って食べてきたよ。そしたら…いや、いいか」 「なんだよ。言いかけて止めるなよ。いいこと、あったんかよ?」 「いいことってゆうか、ちょっとな」 義人のもったいぶった発言に、哲彦は「言えよ。俺もあったんだからさ」と急かした。 「ほんとか?…じゃあ言うよ。昨日俺ら、居酒屋行った時に、居合わせ
YOSI さん作 [491] -
あの日以来…【まこ】
あの日以来…あの方達のやりとりが見られなくなり…なんだか…心にポッカリ穴が空いてしまったように感じるのは私だけではないはず…なぜ…人の気持ちがわからないんだろうねじ曲がった感情になぜ気がつかないんだろう若いから!?では済まされないだろう人って十人十色っていういろんな人がいていろんな考え方があって…だから…おもしろいのにね気に障る人にも出会う時もあるけど「こんな考え方、生き方もあるんだなぁ」って思
まこ さん作 [697]