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その他の携帯小説に含まれる記事が2136件見つかりました。
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非正規雇用対策会議
陰鬱なバナナが、狂ったように回転した。しかし、投げれば投げるほど憂鬱になるから、くさむらでションベンをした。まあ、そういうこともある。あれは去年の夏のことだったか。回転数が二倍になった。だから、だんだんだんだんムカついて、うつ病になってきた。オージーザス!おけらの彼方に、ゆるんだ糸の間抜けなかけらが、すごいスピードで雨が狂った。わっわっわっわっ。ざざざ、ざざざ。「おーい。ここだよー」「待て!いくな
ごはんライスさん作 [483] -
死後の世界
「ついに出来ましたよ」「何が?」部下の織下が朝から機嫌の良い声なので、不機嫌な私はぶっきらぼうに答えた。「死後の世界に移動できる装置ですよ。これで、被害者に直接犯人を聞き出せます」「本当か?」これが本当なら、捜査が一気にはかどるぞ。「ただ、一定時間超えると、戻ってこれなくなりますけど」「相応のリスクがあるってことか」そして、私はその装置の初めての被験者となった。自分で希望したのだ。どんなものかと思
涼太さん作 [617] -
黒い夜。
黒い夜。実に黒い夜。野良犬が吠えた。桂浜謙一はウォーキングしていた。ある日、謙一は課長に殴られた。むちゃくちゃ痛かった。謙一は自殺したくて、踏切の前に立った。青い空。白い雲。釣りに来ている。なかなか釣れない。謙一はイライラしてきた。妻の佐和子が謙一に言った。「たけしに自転車買ってあげてよ」「いいよ」強い風が吹いた。スカートがめくれた。謙一は、今度は部長に殴られた。悲しくて悲しくて居酒屋で飲んだくれ
ごはんライスさん作 [534] -
00.始まり
ザー…ザー… 雨が降る、梅雨のことだった。 蒸し暑い中、傘をさした1人の女が歩いていた。 コツコツコツ… 規則的になる靴の音がふと、止まった。 女は、普通の人ならば気づかず通りすぎてしまうであろう、暗く細い路地裏の奥をじっ…と見つめていた。 そこには、2つの小さな人影があった。 小学生ぐらいの人影は、暗いなか目を鋭く光らせながら身動きもせず、ただじっとうずくまり、女を見ていた。 すると、唐突に女
ケレンさん作 [557] -
コメントがありません
コメントがありません。が多いなあ。寂しい。とはいえ、よく考えたら、オレもあまりコメントしたことない。まぁ読んでくれてる人がいるだけましかぁ。しこしこと書くこととしよう。敦子をヤった黒人に対し、オレは怒りを膨らますが、いやはや、冷静に考えると震える。パワーが違う。何かいい仕返し方法はないものか。正面からいけば殺される。後ろからいくのは卑怯だウーム。難しいところである。オレはこのわけのわからぬ怒りを収
ごはんライスさん作 [767] -
タイトルはえーっとえーっと
邑田は、えーっと、何だっけ。えーっと。そうだそうだ。邑田は、嘉津子ちゃんにアタックした。「ごめんなさい。あたし、好きな人がいるの」ガーン。邑田は悲しみのあまり、電車に飛び込んだ。邑田は、閻魔さまの前に立つ。「お前、自殺したんだよな。じゃあ、地獄行きだ」「そ、そんな。殺生な」邑田は、地獄に行き、過酷な仕事を負わされた。あいうえお地獄である。朝から晩まで、ひたすら原稿用紙に、あいうえおを書きこむのであ
ごはんライスさん作 [739] -
ポテトチップス
アメリカの太った子供は歩く時、コーラを飲みながらポテチを食う。まったく見上げた根性だぜ。やせる気ゼロやん。しかし。ある時、子供は警官に追いかけられ走っていたら、心臓がバクバクして死ぬかと思った。そんなわけでダイエットすることにした。ダイエットペプシを飲むことにした。何本も何本も飲むのでまるでやせられなかった。子供は絶望して、屋上から飛び降りた。バウンドした。ゴムまりのごとく、飛んでいった。「クソッ
ごはんライスさん作 [764] -
白雪悲鳴
母は会社に出勤する五時間前からせっせとドレッサーに向かって化粧をし、まるで魔女のような妖しい笑みを浮かべ家を後にする。私、井原マイはそれを生まれてから今まで16年間ずっと見てきた。最初の頃は『化粧なんてしなくてもいいよ』『お母さんは綺麗だよ』『そのままでいて』と促し続けた………が耳を傾けてくれる事はなく、今日もせっせと化粧に夢中。しだいに私と母の会話は少なくなっていった。あの日になるまでは。「……
大家さん作 [783] -
ノンビリ
ノンビリしてたら他人に蹴落とされる。田中はそう考えていたゆえ、必死に勉強した。そしたら、成績が上がって、みんなにいじめられた。田中はバカバカしくなって、勉強をやめた。するとどんどんアホになって、またいじめられた。くそ!と思い、田中は、電車に飛び込んだ。地獄に行った。鬼が田中を棍棒で叩く。「ちきしょおおおおお」
ごはんライスさん作 [590] -
まぁのんびりとやりますよ
「バカ!」紀子は、たけしのほっぺたを叩いた。シャツに口紅がついていたのである。よくある光景だ。たけしは晩めし抜きになった。腹がへってなかなか寝られない。そんなわけで、夜中に冷蔵庫を開けたら、肉味噌炒めが皿にもられ、ラップされてた。その上に紙がはってあり、たけしは読んでみた。「あなた、ごめんなさい」たけしは妻の優しさにわんわん泣いた。野良犬がわぉぉんと吠えた。
ごはんライスさん作 [621]