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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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比
貴方の優しいぬくもりをあの頃から今でもこれから何時までも生涯忘れることは出来ないのだろうふと思い出すたび儚くそして切なく微笑みかけてしまうだろう後何年の時が経てば私を救いだしてくれるのだろうか神様が存在するのなら私は何に願うのだろうか
鏡 さん作 [334] -
ガーベラ
私が死んで居なくなってしまったら 一年後の命日にガーベラの花を一輪下さいな 最初の一年だけで良いのです あとは忘れてしまってください 貴女の元気な姿が私の幸せです 貴女が哀しみで泣くのは私の哀しみです 二人でいつか幸せになるために 泣くときは泣いてしまい 後は笑って居て下さい 貴女が新しく恋をするならば それは私の幸せです 貴女が楽しく笑うならば それは私の幸せです だけど最初の一年は私に下さい
となりのトトりん さん作 [488] -
冬の朝
そっと君を抱きしめる青白く冷たい身体まるで氷で出来てる様どうしてそんなに冷たいの?ふふっ…女のコはみんな氷で造られているのよなんて不思議発言僕が温めてあげるギュッと君を抱きしめるうす紅色に染めた頬うるんだ瞳 甘い声ダメ溶けてしまうわ君は熱い涙を流す上昇する体温そんな事言われても僕だってもう止められない君を強く抱きしめながら熱く激しく乱れる夜うち奮える身体天にも昇る程の愉悦吐く息も白く白く…全て
オレンジ さん作 [508] -
2つの
「優しいね」とか「ありがとう」って言われるのが嫌いもう一人の僕がそっと囁くそう言われたくて優しくしたの?はっきり「違う」って断言できない僕がもう一人そういうの 偽善 っていうんだよ違うよ って言えないもしかすると自分を綺麗にみせたくて人に優しくしたのかも僕が僕に支配されてゆくそうだとしたら僕は卑怯だ僕は最低だこんな自分が大嫌いだそれでもね「ありがとう」って言われると僕は居てもイイのかなってそう思
アヤミ さん作 [449] -
†青い空 黒い雨
眩暈を誘う思い出の1頁 いつかの言葉 ゆらりゆらり両手を見つめ 無力を知った あの日の気持ち 忘れぬように幾多に別れ 蕾は延びて 綺麗な花を咲かしたいと笑窪を裂いて 笑ってみせた あなたの気持ち 忘れぬように雨は病まぬ八月の通り雨 私の気持ちも晴れぬまま青い空が見せた あの優しい思い出 箱に詰めて 離さなきゃよかった夕立のなかで笑っていられたのは あなたが隣で支えてくれたから失って気付いた 情け
楓 さん作 [277] -
飛び立つスワン
細やかな月光の粒子が凍った湖に反射して描いた円はスポットライトのよう春になったら飛び去るスワンも今は暗黒の舞台で踊るバレリーナこの時が永遠に続けばいいのに時は当たり前に流れていく私はどうする事もできずにただ近づく春へ憎しみを込めて悲哀な旋律を奏でる
ブランキー さん作 [368] -
愚考
よく聞いてねこのまま どうにか欠点を補って諦めないで必死になって喰らいつけば最後はきっと手に入るとかいつかきっと報われるなんて思わないでねこの濁流に夢中で抗えば違った景色が見えるとか新しいモノが見つかるなんて思わないでほしいの私みたいに なってしまうよ私みたいに空虚になってしまうよ
アヤミ さん作 [450] -
証明
誰かの影法師西日に消えていく。僕は世界の端っこで肩を震わして地平線を見つめる。誰かが残してきた小さな証明は車輪の下の轍が語る。この軌跡はいったいどこまで続くのかな。何だか少し羨ましい。僕の車輪は錆びれてるこれが僕の成れの果てもしもまだ動くのなら大きな悲鳴を上げながらでもいい。限りない永劫の中で僕をどこまでもつれていけ。
ブランキー さん作 [384] -
何ノ為
サァ 剣ヲ持テオ国ノ為ニ オ国ノ為ニ死ンデマイリマスサァ 銃ヲ持テオ国ノ為ニ オ国ノ為ニ殺シテマイリマスサァ 槍ヲ持テオ国ノ為ニ オ国ノ為ニ戦ッテマイリマス人を殺すのが怖いから自分を正当化する為に国を盾にして国のせいにする哀れな 兵。
兼古 朝知 さん作 [388] -
時間とはそれほどに
忘れたいものがあるならば時間に全てを任せましょう知りたいことがあるならば時間に全てを任せましょう時が経てば いずれ忘れる時が過ぎれば いずれ知る時間とはそれほどに強大で時間とはそれほどに強制的で時間とはそれほどに恐ろしく常にこの世に在るのです
兼古 朝知 さん作 [404]