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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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季節
手袋に顔 押しあてて雪の中を歩くのは誰でしょう?決して貴女ではないのでしょうしかし貴女と重なるのです「さよなら」言って背を向けて闇の中駆けていたのは貴女でした暗闇にいると思い出す貴女もそうではありませんか? ねぇ。桜の花びら ちらほらと春の中咲いてくさまを見るのは僕決して 元になど戻らないのでしょう決して 季節のように廻りはしないのでしょう
兼古 朝知 さん作 [408] -
埋める
心の中から貴方を消して心の中には大穴あいて虚無しか残らぬその穴に一体何を詰めようか…哀しみの涙が流れ落ち穴を埋め尽くすのだとしたらいくらでも 涙流してしまおうそれで貴方を忘れられるのなら心の中から貴方を消して心の中には湖できて手で掬い上げた水の中貴方の欠片が残ってる
兼古 朝知 さん作 [391] -
猫
そんなに重い荷物を背負ってどこ行くの?「海の底」ザブンと落ちてくるくる回った 気が狂った小さなマネキンに追い回されて眠るベットの上 疲れた僕と笑うマネキンある時 僕はあばらの折れた臭い猫 愛しさだけじゃ生きられないの…耳をちょこちょこ動かして 『私を愛して』 『大切にして』 そんなに重い荷物を背負ってどこ行くの? 「海の底」ザブンと沈んで苦しいよ10時5分になったから もう起きなきゃザブンと落ち
となりのトトりん さん作 [445] -
受験生の詩
受験勉強は嫌いな食べ物。好きなのから先に食べてしまって,気付いたらそこには嫌いなのしかなくて。時間が経ち過ぎちゃったから腐ってて余計食べにくくなっちゃって。受験勉強はお早めにお召し上がりください。
K さん作 [469] -
月
あの頃鮮やかに見えていた景色身体をサラリと吹き抜けた風確かに感じていたのに疑うこと包み隠すこと背を向けることいつの間にか当たり前になってた素直な気持ちを言葉にしてあなたに届けようなんてできない傷つきたくない壊せない例えば10年後がわかっていたなら見えたなら約束されているなら伝えたいと祈りたいと…思うケド
naho さん作 [479] -
強さ
強く 強くもっと強く…勝つ為の強さが欲しい。絶望に打ち勝つ為の強さが欲しい。周囲の批判にも揺るがぬ強さが欲しい。どんな相手にも屈さぬ強さが欲しい。強く 強くもっと強く…勝つ為の強さが欲しい。
兼古 朝知 さん作 [438] -
男と女
キスをして、裸になり、乳房に触れて、乱れた後に残るのは、この世の終わりのような空虚感。毛布の中で、男と女は溶け合うことなく背中合わせで朝を迎える。愛を知らぬ男、誰とでも寝る女そんな二人の不協和音は冬の朝日に溶けることなく、悲しい二人を世界の片隅に置き去りにする。
ブランキー さん作 [412] -
†生命の根源
「死にたい。」おまえに何が解るんだ?神様だなんてペテン師が理性を噛み殺してもがく意思を苦しみに混ぜ混んだ朱い涙どうせ短い余生、楽に生きよう怨みを重ねて いつか きっと来世に期待してる場合じゃない今こそ揺るぎない憎悪を打ち付けろこの心は汚れる為にあるわけじゃないこの体は傷つける為にあるわけじゃないもう一度 見直して疑うだけが人間か 恐れるだけが生存か唇噛み締めて 力を入れろ哀しみ乗り越えて強く生き
楓 さん作 [303] -
満月の孤独
温かな母の母胎から、出でし時分よりまるで格子窓から垣間見る望月の如く、かの世は甚だあぢきなくてしかしながら、それでいてなんとも乙なものでもある。そんな取り留めのない事で、物思いに耽って、右手のキセルを一吹き。そぞろに流れる時の連鎖も、今生きている世も、全てが仮初めならばそれもまた滑稽なり。嗚呼、欠けたる処のない満月は、全てを存じておられるのだろうか。そうだとすれば、その満月はきっと誰よりも虚しい
ブランキー さん作 [382] -
心から?
お願いあの仔と話さないで…あなたゎゎからなぃと思ぅけどあの仔と話してるあなたをみると胸が痛いの…
Mika さん作 [261]