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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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戦士達
旅せよ 戦士 僕はズタズタ 心はグッタリ すべてはバッサリ 切って切って切って切って切って 街角の占い師 僕を占って 『貴方の生命は汚く短く散り貴方自身を運命が喰い千切ぎるでしょう』僕はナイフを持って生命線とやらを切り延ばした どうだ 僕を殺してみろ僕はズタズタ 手はバッサリ 全てはタタカイ 切られて切られて切られて自分で切って 旅せよ 戦士 戦い抜いて死せるまで
となりのトトりん さん作 [444] -
ピーター・パン
ピーター・パンに憧れたのかい?いつまでも子供 守られる立場 自由とは違うのかい?彼は自由だったんだ一人だから?それとも独りなのに?違う真実はそれでもない彼は 人の 人間の創造なのだから真実はひとつではないのかい?それともひとつもないのかい?この世界に真実が無いのなら創ればいい君の口に入っているのはなんだい?わからないだけど陽射しが当たれば 鏡に映して見てみるよ。
となりのトトりん さん作 [460] -
魔物
私は魔物である理性という悪魔が私という入れ物に巣くっている魔物である
となりのトトりん さん作 [436] -
陸 海 空
陸に足をつけて海に手足を泳がせて空に体を委ねてあたしは限りない言葉を操っていく錆びた鉄を溶かせるのは自分こんなに自由自在なのに不満しか残ってないなんて時間は進んでく適当に今しかできないことがある人間がいちばん苦痛で自由陸は踏みつけられる命で固くそこにいられる海は陸の上で柔軟に徘徊し限りなく流れ続け空は陸も海も全てを包み色んなものを作るでもどれもそのものにはなれない役割がちがうからそれを全てあじわ
あおる さん作 [328] -
最期の我が侭
うさぎが死んでいた。横たわって動かない姿を見て苦しまずに逝けましたか?ふとそんなことを思う。血の匂いが鼻をかすめ電線にはカラスがたむろしてきた。僕は回れ右をして身近にある死と絶望に背を向ける。…僕が死ぬ時はせめて貴女の腕の中にいさせてと、我が侭をいいながら。
砂夜-saya- さん作 [260] -
我恋想
我想う恋は儚い故に美しいのかと我想う刹那は苦しいのは恋だからなのかと…この想いは消せない消せないがそれでも叶わぬ故に恋なんだと刹那な儚い想いよゆらゆらといつまでもこの心は揺れる心地好く 揺れる我恋想その存在の大切さに夢をみる眠れぬ夜のあさき夢を…
紋黒蝶 さん作 [321] -
『尚夢現』
儚く 朽ちるが宿命と 笑えど尚 夢 現境は 虚ろ伸ばす 指先何を 望む永久の 夢か一瞬で 過ぎ行く今か伸ばした 指先微かに触れた糸尚も虚ろな夢を追い 今を捨てる
紋黒蝶 さん作 [314] -
ヒトの心
人の心をあらわす真実の泉に手をひたした時、その手が赤く染まったらどうしよう。傷ついていたらどうしよう。傷つけてしまっていたらどうしよう。そんな臆病に振り回されて、私は時々動揺している。手前勝手な考えだ。自分が嫌われるのが怖くて、きっと本当はただそれだけ。わかっていても、怖いものは怖かった。人の心はいつでも闇に包まれていて、滅多に本心には触れられないから。想像して、推測して、慮って、そうやって付き
アイ さん作 [415] -
価値
イラクの灰空アフガニスタンの曇った月帝国を歌う群衆 広告にも値しない雑誌の裏表紙 エコロジーな車 食物を育てる栄養剤 病気を持った食材 期限の切れた割引券 両足のない靴 誰も知らない国歌 燃やされる国旗 度のない眼鏡 共有の個人情報 見えるはずのない透明の向こう側 食べては吐く私 私を殺す戒め 痙攣を起こす手真実の愛優しい嘘嫌なほど感じてる全ては ひとつも語れずに終わるのさ
となりのトトりん さん作 [481] -
[水槽]
硝子の壁に張り付いて何時までも眺めていた私の目の前をゆっくりと横切る大きな大きな熱帯魚私の部屋よりも大きな水槽を泳ぐその姿は何処か寂しげだった故郷の大河を思い私の部屋よりも広い水槽をぐるぐると泳いでるのか私の部屋よりも広い水槽…そんなものより遥かに広く暖かい大河を思いゆらゆら泳いでるのか決して帰れない故郷を思い泳いでるのかそんなことを考えつつも…僅かばかりの金を払って君を眺めている私も共犯なんだ
妖華 さん作 [319]