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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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蟻
生まれてきて初めて目を開いたら周りは真っ暗だったなにもかも見えないここはどこだ?オレはなんだ?何かに囲まれていて息苦しいおいこんな所でくたばる気はないぞ!手探りで通路らしきものに気づく引き寄せられるように進むオレどれくらい進んだかわからない感覚としてわかるのは上に向かってるおいさっきから息苦しいんだよ!何かにぶつかる行き止まり冗談だろう?ここまできてまさかの行き止まり?怒り狂いその何かに身体をぶ
東雲 さん作 [300] -
音楽団
さあさあ音楽団の演奏が始まる 終わる また始まる美しく可憐な生の音色美しく可憐な死の音色私たちが演奏を聞いて涙するのは私たちの何かが死んだからしかし演奏を聞いて感動するのは私たちに何かが生まれたから何かを失って何かを手にするのだそれが嬉し泣き何かが死ぬから生まれるから…さあさあ音楽団の演奏が終わる 始まる また終わる
東雲 さん作 [297] -
紙様
全知全能、絶対無敵の神よ何故、全知全能か何故、絶対無敵かそれは貴方が神だからそういう風に人間が作ったから薄っぺらい紙に人間が書き作ったものだからだから全知全能、絶対無敵のやりたい放題それも人間の妄想だ貴方は紙一枚に等しいのだ全知全能、絶対無敵の神よ
東雲 さん作 [291] -
†劣等生
眼の前 常識ばかりがチラついて 吐き出せない日々 続きます自由の国 それはいつでも誰かの心にあるわけで…ワタクシは呼吸困難 可笑しくないですか?もっと自分に正直に生きていいわけで紡いだ口を開き ピーチクパーチク愚痴愚痴グチグチ 性懲りもなく相も変わらず 恋だ愛だの喚く世間 まるで娯楽か道楽か 果ては私欲の塊覆れぬ公式と常識に汚染されてないかそれは本当に慈しむべき正論か繰り返す葛藤 劣等 レベルの
楓 さん作 [281] -
キャンパス
後悔はしないように「そんなのもう遅い」結局過ぎた時間を戻すなんてそんな事できやしないなんて、言ってないでなら塗り潰してしまえあの日のあの時のあんたの選択肢に間違いを決めつけるのは他の誰でもないあなた自身なのだからだったら全て思い出にして絵の具のように何度も何度も重ねてしまって今更なんて言わないで真っ黒になったって塗り重ねられたものは失敗なんかじゃない何度とぶち当たって泣いてどうかまた笑ってみせて
純 さん作 [416] -
言魂
口に出せなかった言葉は 何処へ行くのだろう貴女に言えなかった言葉は 私の脳にしか残らないその脳からも忘却されてしまったら私の言葉は何処へ逝ってしまうのだろう…伝えられなかった言葉(おもい)は何処へ行くのだろう形の無い心に残された言葉はみるみる枯れて私の中からいなくなる言えなかった言葉は どこへ逝ってしまうのだろう… 私の中に隠れ潜んでいるのか私の中でしか私の言葉は私の意思を持てないのに… 言え
となりのトトりん さん作 [526] -
迷路
笑顔で振る舞い涙に倒れる強さを知りて弱さに憧れる賢さを武器に無知に震える馬鹿につける薬はないと嘘ぶくあなたは知らないだけ愛を尊び背徳にありふれる創造に勤しみ破壊に染まる勇気を振り撒き臆病に耽るもうどうにも出来ないと悲しむあなたは見えないだけ真理に口づけするが良い矛盾に身投げするが良い感動に命を震わすが良い悲劇に心を悩ますが良い生に寄り添い死に至る生の迷路に死を見なさい
朱雀 さん作 [356] -
傷は癒えず。。
心に傷がついた事ある?人間なら一度は、心に傷ついた事は、あるだろう。。時にこういう事を言う人がいる。。『傷なんていづれ癒える』正直癒えないょ?でも癒えなくてもいいんぢゃない?癒えない事で、自分が成長できる そう思うけど。。成長するための一歩って考えてみるべきだ癒えずが成長だ
涼夏 さん作 [406] -
言葉
少ない言葉を幾度も幾度も 噛み締めるように 頬に含み 静かに瞼を閉じた… 浮かんでは消える 銀の点滅は 私を中毒者なように魅了させる 包帯の下のケロイドは煮え続けるの… 『流れ出るのです… すべて私の手から零れていくのです』足元に落ちた雫くに映る ケロイドだらけの言葉と追憶は野獣のように美しく 荒々しくただ美醜を追い続けるそして齧るのですまるで禁断(エデン)の言葉(きおく)を後悔するかのように
となりのトトりん さん作 [580] -
曇り空
窓の外薄暗い中飛行機が飛び立つ先は銀色の空
のすけ さん作 [357]