トップページ >> 詩・短歌・俳句の一覧
詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
-
笑顔
あの子は、数日前に交通事故で死んだ。だから、私は泣いた、声が枯れるほど泣いた。でも、あの子がそんなのを見て喜ぶわけじゃないから、私は笑った。無理して笑った。きっといつか本当の笑顔になるから。
柊里 さん作 [200] -
3年間
消えないよそんな簡単に本気で好きやったから一番辛い時間やった何と比べるでもなくほんまに辛かってんケンカよくしたよね泣いてたよねいつもあたし結局いつも許すのはあんたの方やったね若かったから幼かったから違うて思うねんなあんたやったからほんまに好きやったからそれが一番の理由だと今なって思うんよあんたの言うた事強くなんな。1人でも生きて行けるように。あん時から、あたしの事2人の事わかってたん?そりゃそう
ma さん作 [206] -
一秒の天使
駅ですれ違った名前も知らない一秒だけで目が恋をした。羽根も、白い服も着て無いけど…確かに僕には天使だった…
親指 さん作 [118] -
北海道の句(四季)
朱の大空牛の影絵に白き息身切る朝褒美か視野に飛ぶダイヤ頭突きする乳仔護りたし黒羊地平線とロール登りて添い寝するシメジ採る老女が蝦夷の頃語る空牛舎荒れても青き草地かな辛くとも春うれし急く枝拾い夫婦乗り口笛吹かれし二番草個の弱さ思い知る夜軋む海氷小さな私この世界全て流氷の白牛の間に分け入る温さ白き朝牛舎帰り一皿増やす三つ葉摘み疲れ果て見上げる空に乳流る
もね さん作 [312] -
会いたい
今日は雨うなり声あげる雲が空を覆いかくす見えなくなった青い空これから長い梅雨が始まる離れたくないでも大丈夫そう自分に言い聞かせあなたの背中 涙こらえて傘さし見送る雨の日いつか会える必然だとわかってはいてもそれはいつ?長すぎる雨に不安はつのるあぁ あなたに 今すぐ会いたい青い空がなつかしいまぶしい光を浴びたい早くあなたに会いたい雨よお願い青空に会わせて
紀夜 さん作 [399] -
今だけは…
退屈な日々抜け出したかったそんな私の前に君は再び現れたんだ私に笑顔を向ける君素っ気ない態度の君私の気持ちを見透かしてる君…わかっているよ君は私に特別な感情が無いことそれでも君に優しくされるたび私はこの届かぬ思いを膨らませるこれ以上優しくしないで 私を見ないで……嘘…ずっと私だけを見ていて君が他の人を見ていてるのなら奪い去りたい大好きなの…そんな事言えたら良いのに現実は残酷だねどんなに願っても神
美侑菜 さん作 [231] -
消えない嘘
君が隣で呼吸をしていてそんな静かな音が僕の右耳に聞こえてきて無意識に君の少し長い前髪に指を落として君がその瞬間にそっと瞳を開けて僕の視線に気付いたら小さく笑ってくれたらもうそれだけでいいんだ他に何を望む事なんてないんだそれだけでいいそれだけでいいんだなのにそんなの嘘ばっかり僕はいつも嘘ばかり欲張りで弱虫で君が僕を好きでいてくれる永遠の保証がない限り在りもしない約束を何とか繋ぎとめようとしている
純 さん作 [349] -
叶う
叶わない夢それはあるのだろうか。小さな夢大きな夢どちらも叶うか叶わないかわからないが努力する事で叶うようになるかもしれない。どんなちっぽけな夢だって叶ったっていい。それならば大きな夢は叶うべきだろう。はじめから『叶わない夢』としてしまったらたとえ叶う夢であったとしても自分自身で叶わない夢としてしまうだろう。もう一度夢を持ちませんか
MII さん作 [125] -
暗闇
暗闇を探して今日も歩き回る。光を浴びる事を恐れて何かの影に隠れてる。そんな僕をあなたは『空っぽ』だと言う。質量が無くてもそこにいる。こんな事は許されるのだろうか。僕の空っぽの声はいつまで経っても誰にも伝わらない。光の当たるそこで生きるあなた達には、光の当たらないここに生きる僕の存在が気づかれる訳がない。息を潜めて、自分を殺して生きる僕は許されるのだろうか。いつかは影の世界から抜け出せるだろうか。
メロディ さん作 [266] -
宵
麗しき秘宝託された使命羨望の眼差しに煩悩の果てを見る野望に乗せた焦りと妄想典型的堕落の人他所からすれば餓鬼の御飯事
カズ さん作 [226]