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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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魂の襷を託された者達へ
一つの悲しい時代が終わった 血で血を洗った殺戮の時代を私たちは知らない教科書に書いてあった戦争 モノクロ写真で見たゼロ戦 平和資料館にある赤紙…私たちには遠い国のお伽話のように聞こえる だって体験したことが無いのですから だって実際にみたことがないのですから私たちは皆犠牲の上に生きている 戦争という大量殺人の中でお国のためと散った私たちの祖先の名は今となっては分からない 愛する人の屍が眠る場所は
あや さん作 [243] -
言の葉ひらひら
「消えろよ」あなたの心無い言葉が、誰かを傷つけている。「お願い、ずっと側にいて」あなたのわがままな言葉は、時に人を救う。言葉は大切だ。残酷だが美しい。分かりあうための一つの手段。きっと、誰かが、どこかで。「愛してる」「アンタなんか嫌い」「助けて」「一緒に、ね?」「話したいことがある」「ねぇ……」世界が言葉で溢れた時、生まれるものは何だろう? 遠い遠い昔から語り継がれてきた物語の果てに、何が眠ると
アイ さん作 [433] -
モノローグ
気恥ずかしくて目を閉じてた。でも確かに耳に届いた、(モノローグ)忘れていた記憶と君の声が浮かんで来る。あの頃のままで僕の瞳に映る景色は何ら変わらない。唯一変わったのは、君への愛か。淡い香りに振り向けば、君は何時もそこに居た。あの頃のままで二人約束したあの頃のまま、で。
璃宮 さん作 [335] -
まだ、ここにいない
パズルのように一つ一つのピースがきちんと並んで私を作ってくれたらいいのに欠けているピースが見つからない穴あきの私のパズル 返してよ私のパズル
爛漫 さん作 [76] -
母親失格?
初めての出産は不安で泣きながら生んだっけ2888?の女の子二度目の出産は痛くて泣きながら生んだっけ立ち合い出産なのに孤独な出産だったな…3100?の男の子三度目の出産は辛くて泣きながら生んだっけ2612?の女の子大事に育てたこんなに早く手放さないといけないのなら仕事なんてしないで自分の手で育てれば良かった…風邪の時は寝ないで看病した小さな体を何度も抱きしめてきただけど…もう…この手に抱く事が出来
真童歌 さん作 [108] -
鮮血の月
今宵、望月欠けたる事無し煙火の如く紅く染まりし月嘲笑う悪魔の宣告の囁き水面の上で死を予言する
璃宮 さん作 [330] -
銀の鱗(ラブラドレッセンス)
ぼんやりとはっきりと東の空浮かぶ闇の猫達に取ってあげよう幻の欠片薄い雲のベールを纏い冷たく夜を包む太陽の輝きはいらないそんな日もあるんだよ私の胸に銀の鱗角度を変える時泥色の石冷たい光に変わる妖しい欠片に闇はサテンになる愛してると言われたら光の影に隠れよう闇の猫達友を探して夜明けまで踊ろう光に気付いた男私の胸の銀の鱗に手を延ばしたら二人の光をサテンに包もうでも角度を変えた時冷たい光は泥色に変わる愛
もね さん作 [316] -
羽根
翔ぼうか暗い部屋の中で 鉛筆一つ翔ぼうか小さい机の上に 紙一枚翔ぼうか無理でしょ 羽ないし羽の代わりに 手があるぞこの小さな手で 絵を描くか空の絵を そのはじっこに鳥を描くのさそれが私であり 他人である翔ぼうか希望を持とうかまた絵でも描いてみる小さな小さな 小鳥の絵
紫桜 さん作 [397] -
い た み
ちくん ずくんかきまわすのは だれ?ちりちり ずきずきふれるのは、誰………?後ろを見れないように考えすぎないようにそのために、血は流れるんだよ。ちくん ずきんきっと、思い知る為のものなんかじゃない
籬 規那 さん作 [566] -
あなたへ
もう遠くへ行ってしまったんだね何だかあなたに逢ったことさえまぼろしに変わってしまいそう思い出にしたいくせにもどってきてほしくて本当は会いたくて会いたくてあなたが私をさがしてくれることを心のどこかで待っているの痛みの残った胸で毎日あなたを想っている泣きながら責めてしまえればどんなに楽だろうかだけどそうするには私は気丈すぎて心から笑うには弱すぎて
夏子 さん作 [164]