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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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大人/ /子供
この世界にはどうしようもない溝がある現実と夢、見えないがとても大きなそれが我々の歩みを遮ってしまうそれを知り、受け止めてしまったのはいつからだろうどうしようもないことどうしようもないことを、達観したように諦めるようになったのはいつからだろう夢に折り合いをつけ、現実に生きるようになったのはいったいいつからなのだろうか?大人になるにつれ嫌でもリアリストになっていく昔は夢に生き、夢に死んでいくことになん
ゆきまるさん作 [515] -
固心少女
あたしは知ってる仲よさ気にしてるけど 実はあの子はあいつが嫌いなことを知ってるからって 何もしない こんなあたしだから 裏で目が怖いって言われるんだ嫌になっちゃうよ だって面白くないことを面白いって 大笑いするんだよ?友達に合わたいからってねこんなのおかしいって自分の思い通りに振る舞ってたらみんなで目が怖いって陰口かよあたしはね あたしはね要は勉強が何だかんだ言って絡んでくるんでしょ?だから好き
環境人間さん作 [444] -
ゆらり
見えない糸で縛られた心行きたくても行けない"もどかしさ"過ぎ行く時間にただ溜め息がまたひとつ宙に舞う幻みたいな夢を見失わないように必死に目を擦りながら前を見ようとしているだけど目に飛び込んでくるのはただただ霞んだ未来僕は何処に向かってるんだろう僕らは何処に向かってるんだろう決まりきった未来なんて見たくないだけど見えない明日がただ怖い流れ行く時間が変わっていく景色が僕の足を引っ張って前を塞ごうとして
待ち人さん作 [306] -
冬眠
冬眠するように少しの間一人部屋に閉じこもっていたら外に出るのが怖くなりました人との付き合い方を忘れてしまいました一人で布団に包まる時が一番の安心できる時です殻に殻を被せ殻で閉じこめた自分いつしかそれが世界の全てと錯覚しました私が餓死する前に春はくるのでしょうか?
東雲さん作 [432] -
低く 低く 低く
人は自分の立場を守りたいから手頃な人材を選び出し蔑み罵倒するのだこいつよりかは自分は優れていると今度はその選ばれた人材がまた手頃な人材を選び出すそしてこういうのだこいつよりかは自分は優れているとそれを繰り返すのだ自分より立場が低い者を低く 低く 低く…1番立場が低い者などいなく底無し沼のエンドレス安心したいだけだ自分より弱い者を傍らに置いて安息の時間を過ごす志しは高く 高く 高く他人は低く 低く
東雲さん作 [443] -
本能、本心、すれ違い。
切れかけロープに土色の首消えかけ灯火 風の前見放しかけてる命はいまだゴキブリのようなしぶとさね「命というものは儚いものです」こんなに長く生きるのに?濁点だらけの音をたて絞まっていくのよこの首は濁点だらけの悲鳴あげ死を拒否するのよこの命死ににくいったらありゃしない。消えかけ意識に飛び交う罵声キレかけ脳内 五秒前手放したいのにこの自尊心鋼鉄のような強固さで「命というものは尊いものです」こんなに容易く消
十日十月さん作 [483] -
圧力だらけのこの世界
私を支えるのは期待です私をへし折るのも期待です積んで 積んで より高く積んで 積んで より重く崩れるときは がらがらといつになったって やまない声援私の背中を押し続けいつになったって やまない声援私の心を圧し続けそろそろ止まったっていいでしょう?「負けるな」なんて命令しないでそろそろ休んだっていいでしょう?「頑張れ」なんて聞き飽きましたやまない声援 病むのは精神あぁ見守るだけで充分なのです
十日十月さん作 [612] -
手
こんなにガサガサとしていたかしらこんなに小さかったかしらこんなにあたたかかったかしらあなたの手初めて私を抱いた日初めて私を叩いた日初めて私の背中を推した日あなたは泣いていた私は何かに躓いたときや嬉しかったとき怒りたい気持ちを我慢したときあなたの手を握った何にも聞かず「大丈夫」だと言ってくれた優しい手を私の頬にあてありがとうありがとう生んでくれて私を包んでくれて応援してくれて誰もが認めるあなたにそっ
nahoさん作 [603] -
習作
笑った 一人で 教室の隅泣いた 一人で 自分の家どうした? 僕 自問自答何かおかしくないか? 自問自答素直になれよ 僕 頑張れよ僕は素直になって 頑張れよ素直になった僕はクラスの奴らに 言ってやった、俺をはぶんなよ ってね、そしたら嫌いなあいつ が言った。 お前、自分の顔見たことある? 言われた僕、一人、鏡の前 あまりの面白さに大笑い 言われないと分からないこと ってあるんだなぁ?
環境人間さん作 [420] -
嘘つき
昨日より今日今日より明日と日々 嘘が上手くなっていく平気な顔で明るい声のトーンで「何もないよ、大丈夫」 って言えるようになった相手を 疑わすこともなく心配させることもなく平気な顔で。少しの時間 席を外して夜風に髪をなびかせて静かに 泣くの誰にも見られてないんだからすぐ 泣き止んでまた 明るい声のトーンで会話に戻るんだからいいでしょ…?ちょっとだけ 泣いたってこれが わたしの真実これが わたしの本当
アヤミさん作 [466]