トップページ >> 詩・短歌・俳句の一覧
詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
-
無題
幼い頃から僕の心の中の水風船少しずつ、少しずつ膨らんである日パンッ と音をたてて弾けた僕の 涙になって僕の 血になって流れる 流れる 流れる僕だけの力じゃ…誰か 誰か 誰か僕の滴る涙を僕の零れる血液をすくって救ってほしい…
アヤミさん作 [469] -
ソーダ水
シュワシュワシュワってグラスの底から逃げるように上がって甘酸っぱいアタシの想いと重なる向こう側に見える景色は踏み出したいようなまだとっておきたいような眩しくて脆い宝物あなたはそこにいる?アタシの手をつないでくれてる?夢でもいいのずっとずっとずーっと傍にいれるのなら
nahoさん作 [414] -
今、
手からこぼれ落ちていく。あっという間に、ただ静かに音を奏でて。生きているそれを標本に飾ろうとするわけじゃないけれど少し此処に留めておきたくてもう少し味わっていたくて私は私なりに抗ってみる。さりげなく必死に。こっそりと真剣に。だけど、あっさりと去っていく。もう取り返しはつかない。今も私は、今を失う。
駒野登水彦さん作 [341] -
嘘つきな空
ごめんなさい いつもちっぽけなのに大きいことを望んで ただ楽しみたいと願っただけなのに小さな悩みがブラックホールみたいに真っ暗な世界へ引きずり込んだ 楽しそうな人が憎らしい 幸せが分からない自分が苦しい いつからこんな人間になったんだろう あまり謝ることをしたくない 褒められる人間になりたい 欲望ばかりが渦巻いて大事なものが逃げていった。 生きるってなんだっけ 死ぬが分からないのに相手に死んでほし
沙葉里さん作 [351] -
嫉妬エフェクト
羨ましい羨ましい私にはないものをあなたは持っている私はどう頑張ってもせいぜい凡人程度それでいてあなたはこう言うの「努力すればきっとできる」とほんとになんでもできると言うの?叶わないことはないとでも言うの?だとしたら私にはまだ努力が足りないの?羨ましい羨ましいあなたが憎い程…さあ嫉妬の効果はどれくらい?私にどれほどの力を与えてくれるの?それがあればあなたに近づける?そうか私に足りないのは努力ではなく
東雲さん作 [440] -
大切な事
出来る事をやれば良い 君に出来る事どんな小さな事でも良い まずはそこがスタート地点人と比べて落ち込まないで全てを完璧にこなせる人 そんな人きっとこの世に一人もいない だから気にしないで何が大切か その答えを見つけた時 それは君が大きく進歩した証となる
雪だるまさん作 [797] -
poker face
アタシのpoker face 一番息苦しいのは張本人隠してないよ隠れちゃうんだよ何百種類もの仮面あなたにはどれを見せてないっけ?損だよ苦しいとき悲しいとき嬉しいとき楽しいとき表情が変わらないの割り切ってしまうの本当はすごく脆いのに
nahoさん作 [452] -
自己嫌悪の退屈姫
人が怖いと思い始めたのはいつからだろう人と接するのが苦手になったのはいつからだろう自分がかわいいだけ傷つくことなんて馬鹿にされるなんてありえないありえない言い訳だ全部うまくいかない言い訳だ嫌いだ全部こんな自分なんて嫌いだ私はあの子のようになりたい なりたいそう思うだけ…人を疑い始めたのは嘘をつかれた時からだろう私が悩み始めたのは周りを気にした時からだろう空気に合わせるだけ目立ったりなんて自分流の考
東雲さん作 [406] -
滑らかな平面における光の反射
君は誰?なんでそんなに泣いてるの悩んでるの嫌ってるのそんなフリをするの本心なんか知らない見えない見せてくれないなら何故不幸自慢するの君のことなんて興味ないどうでもいいどうぞご勝手にって言われてるらしいよ君は可哀相だね同情するよ慰めるよ大事に愛でるよ僕の目の前にいる君を君は君を見たことあるか?情けない格好だよ必死に取り繕って偽って 逃げて隠して 妨げて騙して 紛れて今の君が見えるよ嗚呼やだやだ…僕だ
東雲さん作 [341] -
静
夢現薄目をあけて逆さに見た夜明けが近い空遠くで聞こえる蜩の鳴く声世界が止まったみたい少しだけツンと冷たい空気アタシの居場所誰も触れていない一日の入り口
nahoさん作 [437]