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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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背伸び
人はすぐ背伸びをする。そう思わない?今日、山のすぐ近くに大きな建物が建ってるのを見たんだ。山はたくさんの木や鳥や花たちと一緒にいる。でもマンションは違う。たくさんの人を雨や風から守ってる。でも山のように高く大きくしたらマンションはすぐに倒れる。別に大きくなくていいのにな。自分らしくゆっくりやればいい。背伸びなんかしなくてもいいんだよ?あなたはあなたしかいないんだから。
芳男 さん作 [567] -
愛しの人形
アナタにだけは心を開けるアナタはワタシの大事な人形ワタシが年をとってもアナタは永遠よ今は椅子に座らせる事しか出来ないけどいつかきっと豪華な硝子ケースにいれてずっとずっと飾っておくわアナタとワタシは永遠に一緒ワタシの心はアナタだけ
零 さん作 [723] -
苦いコーヒー
冬の真ん中今年も約束の日昔住んでたあの街あの駅前へあの日の寒空さよならを言う為哀しい待ち合わせ行かないから…でも待ってたんだねドアに挟まったさよならだけの手紙私は空を見てたからっぽで見てた誰も来ないでも待ってる約束の日駅で買ったコーヒーだけがあれから私を温めてくれてる
月の石 さん作 [359] -
ただ…
みんな死んでしまえそんな大それた事は言わないただ…僕を見ないで下さい…あなた達の視線で僕の心は少しずつ削られてゆく…あと少しで消えてしまうほど僕の心は小さくなっている…死んでしまいたいそんな大それた事は言わないただ…透明になりたい…
? さん作 [354] -
幸福(しあわせ)の時
永遠に廻る季節の中、君は空に旅立った。長い長い間思っていた。僕はここだと、ずっとここにいるのだと。凍り付いた平和の中心にひとりぽつんと残されて、立ちすくんだ。あぁ最後に聞いた歌が空の下で良かった。あぁ最後に見た夕日が綺麗で良かった。あぁ最後に君が笑顔で良かった。涙はまだ流れるし、傷付いた羽ではすぐには飛べないけれど。神様、もし本当にあなたがこの青い空の向こうにいるのなら、どうか私に力を下さい。守
72号 さん作 [323] -
サヨナラ君の歌
想い出の彼方に君の歌。眩しさに擦り切れた昔のこと。壊れたレコードみたいに頭の中で君は歌う。サヨナラ涙は地面に落ちる前に乾いて消えた。サヨナラ栄光の彼方に明るい太陽。幼さに見失った昔のこと。明日はもう聞こえない君の歌。サヨナラ還らぬ日々よ永遠に、君の歌の中で回り続けて。サヨナラ
72号 さん作 [295] -
同じだから
ねぇ…笑って!!アナタが笑ったら私も笑うから!!ねぇ…後ろを振向かないで悲しくても寂しいくても振向かないで…私も頑張って前へ前へ進からアナタが旅立つ今私は笑って見送るから…悲しくて寂しくて弱すぎる私だってアナタと同じように旅立つから…アナタを愛する間私とアナタは同じだから!!
(*´エ`) さん作 [229] -
夕闇
聞こえない。聞こえないよ、騒がしすぎて。目を閉じれば、ほんの数秒前の誰かの口の動きが甦る。居場所をなくしてにじむ世界が言った。「戻っておいで」たっぷり注がれた疲労感に、つい歩き方を忘れる。夕闇から舞い降りてきた漆黒の鴉が僕の右目を突いて、低い声で鳴いた。「手放してしまえ」オレンジ色の街灯が並んでいる。変に明るい闇空を鳥の群れが行く。粒にも満たない小さな小さな雨が僕の顔を染めていく。「おそれている
72号 さん作 [297] -
大好きな君へ…
あなたのことが大好きだから諦めようと思った。あなたのことが大好きだから負担になりたくなかった。ホントはね、メールも電話もしたかった。一緒に笑い合っていたかった。大好きだよって伝えたかった。『あなたの幸せはあたしの幸せ』少女マンガだったらこんなこと思うのかな…あたしには無理だよ。あたしと幸せになって欲しいんだもん。他の人と幸せになんてなっても喜べないよ。あたしはワガママかな。でもね、これだけは
みぅ さん作 [316] -
夜夢
重たいまぶたを閉じればアナタは現れる…真っ黒な中に一つだけ眩しく光る一つの光と一緒に現れる…うずくまる私に向かって手が差し出される…『この手を掴めば一緒になれる』と思いながら…アナタに手をのばす…あと少し…ほんのあと少しなのに手が届きそうになったら私の目の前から消えてしまう…重たいまぶたを開けると…涙がポロポロ…アナタを想って私は今日も夜夢を見た…
(6 ̄  ̄) さん作 [267]