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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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カカシ
ずっと横を向いているカカシがいるそれはいつも黙ったまま表情を変えず佇んでいる透明な目と鼻と口と眉は動かさず姿勢も目線も変えぬまま僅かに開いている口は風の入口になっている誰もいない風景にいつも横向きにいる分かっているカカシはカカシいくら祈ってもカカシはカカシいくら嘆いてもカカシはカカシ怒りに任せて怒鳴ってもカカシはカカシ静かに静かにただただ横向きその頬に私の雫を落としてもカカシはカカシ涙を流したよ
コンパス さん作 [487] -
星の海で魚は泳ぐ
ある日星を眺めてたら急に寂しくなったんだ自分のおなかの真ん中にぽっかり穴が空いたようだった前にもあったんだ僕だけ海に残されてあたりは静まり返っていた孤独が下からやってきて僕を引きずり込んだ真っ暗で息が苦しくなったんだでもねそこには小さい仲間がたくさんいたんだよあたりはすっかり明るくなってたし孤独も岩に隠れてた星を眺めて思うことがあるあの星はいつも一人ぼっちだと思っていたでもちゃんと弱い光だけど周
狐 さん作 [287] -
カナリア
ピーチクパーチクうるさいよ檻ごと水に沈めてもそれでも歌っていられるかいそれとも羽をちょん切ってお空を飛べなくしましょうか檻の中のカナリアさんここでは僕が神様だあなたに石をぶっかけてそのまま焼鳥にしてやるよそうでもしなきゃカナリアさん僕から離れてしまうでしょ僕の手の中だけで歌ってくれやしないから
くみ さん作 [319] -
あくま
なにも悪いことなんてしていないから悪い奴だなんて思わないでないなにも黒色が似合う顔じゃないから僕を黒色に塗らないで悪魔でも全てが悪い固まりなんかじゃない人間が僕に助けを求めてくれたら僕だって良い方に導くさだけどいつも人間は天使なんかに願うからちょっとだけちょっとだけしっとしただけさ
くみ さん作 [289] -
ぼくがボクになる時
その音を聞くとすごく不安になるんだぼくの頭を突き抜けて真っ黒で鋭くとがった映像が無理矢理入ってくるんだぼくはそのとき空っぽになってるんだそしてちょうど五分後に気がつく五分間のことは何があったか覚えていないんだよ五分なんてとっても短いと思うだろでもその五分が十分になってだんだん増えていくかもしれない君の知らない内にぼくは誰かに入れ替わっているかもしれないよきっとこれはぼくに与えられた運命なんだもと
狐 さん作 [328] -
世界の消滅について
すごく大きな時計の針が空から落ちてきたんだみんなそれがあまりにも突然のことでなにも分からなかったんだそれが世界の崩壊だってことそうなんだ結局世界の終わりなんて突然やってくるんだよだから今じぶんのやること何か分かるだろ
狐 さん作 [308] -
月は一体なにを照らすのか
すべてのあかりが消えて町に闇が訪れても大きい月が僕らを照らしてくれるそして僕は君を探すだろう君も僕を探すのかな大きい月は僕たちを暗闇で引き合わせてくるかなとても明るい場所より真っ暗の中の光こそ本当の光なのかもしれない僕はその中で君を見つけたんだ君は僕の好きな色に輝いていたときには赤くときにはオレンジときにはブルーみたいにね僕はそんな君にみとれていたんだでも手を伸ばしてもつかめないんだ僕の手は空を
狐 さん作 [376] -
空〜君の思い出〜(2)
この世界で君と出会えた事は、なによりも尊いもの。だけど、あの頃の僕たちはそんな事知るよしもなく、毎日を過ごしていた。どんな些細な事でも、ふたりにとっては思い出だった。あの日公園で見た夕焼け、君は覚えていますか?僕はあの日と同じ夕焼けを眺めている。あの真っ赤な夕焼けを。
LOVEハンター さん作 [446] -
空 白
たった この小さな 空白さえ うめられない かたくなる唇
もうこ さん作 [344] -
親友から恋人へ
寂しがり屋の私たち似たもの同士の私たち貴方のおかげで今がある辛い時いつもそばにいてくれた私が失恋をして涙する時も側にいてくれた大親友だった貴方今は私の一番大切な恋人
かぁ さん作 [352]