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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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ダークな笑顔で見下ろして
どこもかしこも汚れた空気呼吸をするのも嫌になるどいつもこいつも同じだろうよカネに眩んだ目が嫌い財の使い道は 三者三様とらぬ狸の皮算用結局奴らは見下したいのさいつだって可愛いのは自分 自分 自分結局わたしも見下したいのさ自分のこと棚にあげて批判 批判 批判何の罪もない穢多 非人見下して笑うのけせらせらどこもかしこも汚れた街で目を開くことさえ嫌になる自分もそうだと認めたくない目の前にそびえる鏡割る財は
十日十月さん作 [533] -
右手に風船
風船を膨らますようにあたしは日常を膨らますそこにはいろんな溜め息という名の空気が押し込められているのでしょう色とりどりのまあるい玉ころころ、ころころ転がってあたしの心の坂道を雪崩のように駆け下ってあふれだす喜び憂い、怒りや哀しみ、郷愁と慈しみそして淋しさどれだけ様々な感情があふれてもどれだけたくさんの色の風船が生まれても一人になった途端にじわりと染み出す孤独には抗いようがないのですあたしは今日も風
アイさん作 [431] -
裁判員
みんな人のせいにして…誰が悪いなんてみんな悪いのに彼が言ったから彼女が言ったから全部言い訳人のせいにしたいだけ卑怯だな可哀想だな自分の責任を人に押し付ける事しか出来ない哀れだな可哀想にほらまた言い訳してるよ「違う」なんて言葉「でも」なんて言葉もう聞き飽きたさっさと終わらせたいな…イライラするよ馬鹿野郎
十六夜 さん作 [476] -
終着点爆発につき。
荒れに荒れ果てたその土地であぁ 小さなその子は何を思う朽ちに朽ち果てた家を出てあぁ 小さなその足傷を負うなすりつけられた責任しょって理屈にまみれた言い訳浴びて“全ては移ろうものなのです”って?あ り え る も の か !死んじまってもよろしいかい?僕にはちょいと重すぎた爆発をしてもよろしいかい?巻き添え喰らって死んじまえしょってた責任宙ぶらりん。殺しちまってもよろしいかい?僕にはちょいとつらす
十日十月 さん作 [478] -
ビター&スウィート
ここ何日か、綺麗な星空が続いてるんだ僕は草の上に寝転がり、白い息を吐いた―ああ、この夜空に数多のギリシャ神話が眠っていることを誰が知っているだろうか一度でも、彼女に話してあげれば良かった今ではそんな考えばかり脳みそに過るのさこの輝かしい星々の甘いお話を―いやお話なんて安いものじゃないんだぜ肺はまるで真空で、今でも僕をじりじりと苦しめているこんなはずじゃなかったんだ君に話してあげたかったんだ、本当
ベンジー さん作 [509] -
alia
三角フラスコの中で消化液と混ざり合う私は 狭い硝子の世界で乱れた時間軸だけを頼りに歩くしかなかったのです小さな出口に憧れて上を見つめればうなだれてため息ひとつに悲しみひとつ重ねて重ねて屠り去られるのです次の命に憧れて来世に咲く花のよに慎ましくありたくて今はただ過ぎ去る時に熔かさるる三角フラスコの中で消化液と混ざり合う私は 旋律を奏で悲しみを唄い抒情を喰っては狂い咲くのですいつか消えてなくなるこの
となりのトトりん さん作 [872] -
人生
昨日は良い日で 今日は悪い日昨日は沢山笑って 今日は沢山泣いた 一昨年は辛くて辛くて でも去年はまぁ普通 まっ人生ってそんなもん 楽しい事ばかりじゃない辛い事ばかりでもない 色んな事を 乗り越えたり 乗り越えられなかったり 成功もするけど失敗もする生きてりゃ色んな事がある これから先もそれが人生
雪だるま さん作 [485] -
恋を拾った
小さな恋を拾った誰の恋かは知らない本当に小さな恋私の手の内で輝いている力強く輝いている切ない恋を拾った誰の恋かは知らない本当に切ない恋私の手の内で輝いている淡く輝いている甘い恋を拾った誰の恋かは知らない本当に甘い恋私の手の内で輝いている美しく輝いている輝きが消える前に持ち主を見付けよう
十六夜 さん作 [489] -
止まる
毎日ケータイを見て毎日テレビを見て毎日パソコンを見るただそれだけだ本当にそれだけなんだ外に行く事なんてない行きたくもないこんな人間を人は「ニート」と言うのだろう別に怒りはしないさ自分が望んでこうなった特に不満なんてないそれなりに楽しいだけど…なんだろうこの寂しさ…誰もいないこの空間…まるで時が止まったようだ時計の針は進んでるが外の世界も進んでるがなぜ「此処」だけ止まってる世界は回っているのに自分
十六夜 さん作 [495] -
昼寝をしたから眠くない
昼寝をしたから眠くない0時を過ぎても眠くない家族はみんな寝た僕は独り部屋で音楽を聞く暇だから携帯をいじるでもつまらないからすぐやめる数分経つとまた携帯をとるでもつまらないからすぐやめる繰り返す…漫画読んだり ゲームしたりするでも結局すぐやめる2時を過ぎても眠くないふと、怖くなる今、世界は僕しかいないようなそんな錯覚に陥る余計に眠くない普段は独りがいいなんて吠えながらいざとなると急に怖くなる独りが
東雲 さん作 [552]