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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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トラヴェル
八月の輝く朝に私は旅に出る地平線と天末線の間まで私は歩いて旅に出る誰も知らぬ場所へ負荷を背負い誰も来ぬ場所へ罰を背負い朝靄の晴れぬうちに私は贖罪の旅に出る『此処には何がありますか』ドアを四回ノックしてそれでも開かぬ 白い枠組みに私は二度目の呼びかけをする此処には何がありますか私はいらないですか愛は不足しておりませんか此処でも私はいらないですか幾ら問いても事足りず 幾ら問いても応えなく私はまた背負
となりのトトりん さん作 [520] -
失恋
傘をさしたのは左の頬に雨が落ちてきた気がしたから泣いてないだからそのまま背中向けて帰ってアタシはあと少しだけここで君のいた足跡が雨で消えるまで神様アタシだってちゃんと頑張ってきたのに見てくれてますか?アタシのこと嫌いですか…?
naho さん作 [554] -
猫死んじゃった♪
猫が死にました。傷ついたまま、動きません‥ピクリとも昨日迄元気だったのに‥信じるコトができません‥だれかが猫を葬ってくれるかしらおまえが葬ってやりなさいって?・・・無理なんです‥何故なら・・・私がその猫なんですから‥フフ≡3 スッ
傘猫 さん作 [332] -
潜在意識
心の奥底にはきっと自分にも見えない何かが潜んでいるそれはひっそりと息を潜めているのだけれどある日突然目を覚ますのだろうもしかすると自分よりも先に他人の誰かに見つけられてしまうのかも知れないけれどそれは本当の自分無意識に隠していたものを出してしまったならもう元には戻れないだから誰にも気付かれない様に自分も気付かない様に今はまだそっと深くへ沈めて…
オレンジ さん作 [658] -
事情聴取
三日月のハンモックでねっころがる君は夢だけ語れば良いものをなぜか半生語ってる僕はずっと感心する演技でたまに大袈裟な頷きの顔する考え深い振りで真剣な眼差しの先は今夜どんな星座が僕らを虜にしてくれるかな…僕は三日月に騙されたの夜は空全体が暗くなるから光るものだけが目に映った月は本来、丸い星でそんなことずっと前から知ってて知ってても騙されて騙されても悪い気はしないなぁ…太陽の明かりが反射してるだけの単
偏見少女 さん作 [360] -
始めの一歩
私にとびっきりの勇気をあれば…貴方に近づく勇気を貴方に知ってもらう勇気をただ私は弱虫ですから何度心の中で貴方を思い描いたことでしょうただ私は泣き虫ですから何度布団の中で情けなさを嘆いたことでしょうただ私は甘えん坊ですから何度夢の中で貴方に甘えたことでしょうもうやめます…弱虫を 泣き虫を 甘えん坊を誰かが勇気をくれたとしても自分が搾りだした勇気じゃないときっと意味はありませんから貴方に私の思いが伝
東雲 さん作 [436] -
物見遊山
所詮僕らは物見遊山で世界を見るしっかり見てるようで見てないしっかり考えてるようで考えてない何事も真面目なフリをしてるだけ気になるのは人の目だけあくまで傍観者 あくまで遊び釘が出ないように常に金づち片手釘が出たならたちまち打たれるそれどころか抜かれるのだ現実とは少し離れた所で人を見てる所詮僕らは物見遊山で世界を見る
東雲 さん作 [396] -
悪役
人は皆、自分より弱い者を悪役にしたいのだただ蔑みたいのだ悪役にされた者は周りに罵倒され悪役はさらに悪役を作りだす自分より弱い者を 数で力で…だからヒーローに頼るのだヒーローの正体は罪悪感を消すための思い込みカリスマ的な絶対的な存在を力をただ周りはそれにしがみつくだけ人は皆、自分より弱い者を悪役にしたいのだ
東雲 さん作 [437] -
ありがとね
大好きでした手繋いで歩いた道今は1人で歩く道抱きしめてくれたりキスしたり一緒に寝たね春夏秋冬一緒に過ごしたね初めてでした長く付き合えてこんなに素をだせたのは、あなただけです今まで色々な思い出ありすぎたねごめんね、わがままで一途で優しいあなたを裏切りましたねぇ、考えるだけでヤダあなたと別の人が付き合うなんて…だけどあたしはもう言えないのですごめんなさい誰よりも大好きでした色々な思い出があるけれどあ
くぅ さん作 [340] -
声
貴女は私の隣で誰の夢を見ているのでしょうこんなにも近くで貴女は誰を想い 誰を愛しているのでしょう重ねた言葉は意味を持たず重ねた愛は価値を持たず 私は声にせずに伝えるのです貴女を困らせぬために貴女を傷つけぬために自分を守るために私は声にせずに幾度も貴女に伝えるのです貴女は私の隣で誰の夢を見ているのでしょう声も表情も\r隣にいる私ではなくひと時の記憶に身を委ね 誰の夢を見ているのでしょうそれでも構わ
となりのトトりん さん作 [656]