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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。
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外野
外からはなんとでも言えるそれ何々が悪いやれ何々しろ実際の立場にならない限り君のことなどわかりはしないわかろうともたいしてしないそんな奴らにああだこうだ言われ心を傷つかせることなどない所詮は外野所詮は外野その中でいかに君の近くへ来れるか君の全てをわかることはできないが誰よりも君のことを思いたい誰よりも君の力になりたい…
東雲 さん作 [370] -
さよなら
さよなら昨日までのいい子の私嫌になったんだ作り物の私を演じるのがさよなら貴方へのわずかな期待あきらめたんだ小さな希望に頼る心をさよなら過去の愚かな過ちやめにしたんだ呪いの鎖に絡まることを定まっている未来などいらない私がほしいのは「今」だ誰にも渡しはしない私だけの「今」なのだだから「君たち」とさよならしよう…
東雲 さん作 [395] -
辞書
私はなんでも知っている辞書わからない事などない知らない事などない全ての事は文字で記されているから私がいればそれだけで困ることなどないのだしかしいくら調べてもわからないものがあったそれはこの心の暖かさ…おかしい、そんなはずはないそんなもの私の何処にも載ってないそれは本で見てわかるものじゃない文字で書けるようなものじゃない心で感じ手探りで探すものなのだ嗚呼、今気づいたのだ…私に載っている事だけでは全
東雲 さん作 [384] -
猫ミミ彼女
気まぐれな猫ミミ付けて「ご主人様」なんて邪道だね犬だろう主人を慕う気があるなら忠実な生き物だろう理念、思想壊してしまえ猫ミミも悪くない気まぐれな君も悪くはないじゃないか頬を打つ衝撃も生意気な瞳に合って良いじゃないかははは僕の負けだ人生もじゃんけんも
薔薇姫 さん作 [394] -
貴方とアタシ
アタシが描いた黄色い蝶々貴方が描いた真っ黒なカラスアタシの太陽貴方の見えない月明かり痺れるつま先そろそろ気づいて…ずーっと前からの背伸び噛み合わないのは今に始まったことじゃない貴方とアタシ氷が溶けちゃって薄くなった炭酸水みたいに
naho さん作 [458] -
100よりも0
100<0他の誰かを羨んでしまう 何もせずに貴女に愛されているのだから 私には長い時間が必要でリングもピアスもネックレスも洋服も何も貴女をつなぎ止めておくことはできず 貴女のことも互いに何も知らず 互いに話もしない ただの距離に愛は届かず 何もしない誰かにそれは負けることもあるのでしょう 身を引くのかと問われればそうではなく貴女が離れたのです 100のままで0に負けることもあるのです それならば
となりのトトりん さん作 [450] -
千
私がなぞる線はいつも点滅したり色濃くしたりそれでも後ろに何かが残る貴女の描く線はいつも煌めいて眩しくて私は薄目を開けて憧れる 私の線とは決して交錯しないとしても私は貴女の線を下から眺め続けるでしょう私の線は貴女のような綺麗な線ではないけれどそれでも私の軌跡になってしまうこれからも貴女の線と重なり合うことはないけれどただ同じ時に並んで線をなぞれたことだけで私は良いのです。いつまでも交われない平行に
となりのトトりん さん作 [561] -
万華鏡
愛してる愛してる…唇が揺れる度心まで揺らぐ私の中の小さな世界が揺れるたび形などない言葉がさざ波を発てている暖かいね冷たいね…変わり行く景色に連られ流され心までも変わってく君の見る景色の中私は色褪せて私の見る景色の中君は色増してく
薔薇姫 さん作 [331] -
終点
夜になると月が逃げ出すほど明るい街ではポリスと不良少年のカーチェイス真っ昼間に道路を横切ったデモ隊拡声器を手に携えて空まで続くビルはバベルの塔もう逃げ出そう遠くがいい電車に乗って終点まで行こうたどり着く先は素晴らしい世界だと祈りながらこの銀河鉄道は世界の終点へと迎う
ブランキー さん作 [348] -
忘却の媚薬
トリップ・ザ・ワールド もっとお菓子くなれもっと もっと 欲しい 魅惑のお薬貴方のことも忘れられるくらい自分さえも捨てられるくらい眩暈にも似た快楽 口に含み笑う退屈な日々のリア充方法誰も知らない 秘密のドロップ頭に刻みつける 開放感私は思い出もない 悲劇の少女ですねねぇ 貴方 可哀相なんて思ってくれるかしらトリップ・ザ・ワールド もっとお菓子くなれもっと もっと 欲しい 魅惑のお薬貴方のことも忘
楓 さん作 [640]