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詩・短歌・俳句の携帯小説に含まれる記事が7357件見つかりました。

 
  • ラヴソングを歌って

    僕は崩れていく指先からゆっくり時間を掛けてその内足も崩れていくだろうそうなると立てなくなるが大したことはない崩れた欠片を拾って僕は歌うそしてどこかがまた崩れていくありもしない事を歌って僕は崩れていく鼻が伸びる木人形と違って僕は塵の有象無象となる形のない思い出を歌にして僕の目線は下がっていく空が広くなって欠片を拾えなくなって僕はありったけの嘘を周りに振りまいたんだ僕は狼少年泥砂の粒に首が埋まってい
    コンパス さん作 [340]
  • サボテンの芽

    帰っておいで無音の部屋に静かな雑踏を夏の冷たい夜風に押されておお錆び行くゴーレムよ鉄の竹に囲まれて今日の夜に覆われて月明りだけが透けて見える薄紅の左手を空にかざしたとて赤褐色は見えない十字路だから帰っておいで伸びぬ膝を引きずって前のめりに倒れて無音の風呂に入ればいいそしてけたたましさに急かされてやかましさに襲われて今日までの昨日に線を引いてまた帰っておいで赤褐色のゴーレムよ
    コンパス さん作 [322]
  • マリオネット

    貴方の為に生きて貴方の指先で朽ちる貴方に決められた「今日」を生きる貴方の世界で私は笑う私の世界で貴方は嗤う人の賛否、善し悪しもうどうでもいいね私はそんな私が好きで堪らなく愛おしいから
    薔薇姫 さん作 [368]
  • 郷愁の朝を

    昨夜の雨でその体を潤した草木が太陽の優しい光によって目を覚ます緑の吐息が辺りに立ち込め朝を告げる小鳥達の歌声がそよ風に乗って運ばれてくる私は耳を澄ませながら歩を進めた一踏みごとに土が歓喜の声をあげ一息ごとに風は私を駆け巡る自然が私の隅々まで行き渡り私の全てを洗い流す呼吸の度に私は生き返り呼吸と共に私の命が溢れ出す私は自然と一体になり私は自然と語りだすこんな朝があることを私は全く知らなかっただが、
    のすけ さん作 [475]
  • 無くして

    “愛してる”そう何時までも囁いていたかった……でも、時は流れて君もまた僕の元から去って行った。君を“好き”で居れた時間は愛しくて……大切で……でも…寂しくて…悲しい…時間でも有った。ごめんね……こんな僕で……
    真名 さん作 [294]
  • 仮面舞踏会

    脳内侵食する冷めた重低音首筋に触れる囁きで全てが壊れてしまう窓を流れる雨に掻き消されぬよう貴方の吐息を追い続けていたい巧みに甘美に誘なわれ堕ちたい他には何も求めませんただその吐息に包まれ眠り尽きたい夜明までとは言いません一曲お相手願えますか
    薔薇姫 さん作 [402]
  • 叫ぶ犬になる

    叫ぶ犬になるはじけとぶ鬼火になるとぐろまく蛇になるなぜ 始めから 殺してくれないの?引き裂かれた 私を 月の光で 照らして 癒して 下さる信じる信じる
    ダダァーイスラ・アルトリッチ さん作 [323]
  • ローリング

    例えば自転車は車輪が回ることで前へ進むそうなのだから地球もきっと前へ進んでる毎日毎日休まず宇宙で回転してるのだから地球は確実に地球にとっての前へ進んでる回ることで前へ進めるのだ…だから君が立ち止まって進めなくなったら心の中を一回転させて見つめ直すといいさきっとそこからまた歩きだせるようになる自転車も地球も人も物事の展開も未来さえも回ることで前へ進むのだ…
    東雲 さん作 [386]
  • 相関概念

    貴方がいるから私がいるそんな関係になりたいの私にできないことは貴方がやる貴方ができないことは私がやるまるで二人で一人前みたいね君がいるから僕がいるそんな関係になりたいんだ僕が悲しめば君も同じく悲しむ君が悲しめば僕も同じく悲しむまるで二人はひとつみたいだねこの僕たち 私たちの願いをここに定めよう…
    東雲 さん作 [348]
  • 落とし物

    この長い髪は誰の落とし物だろう僕は憶えていない。そう言えばこんな口癖の彼女がいた。「好きと愛してるの違いがわかる?」僕はこう答えたっけ。‐僕と君の違いと同じさ 人間だけれど 中身はきっと違う。僕がそう言うと彼女は笑って僕も笑った。その夜、彼女の雨が真っ白なシーツの上に降ったのを憶えてる。翌朝にはすっかり止んでいたことも。一体この長い髪は誰の落とし物だろう…僕は何も憶えていない。僕は何も…
    ブランキー さん作 [359]
 
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