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学園物の携帯小説に含まれる記事が836件見つかりました。

 
  • ほんの小さな私事(110)

    「多分、あれは、人に取り憑くタイプの霊だと思う。何とかそれを切り離して、浄化しないといけないんだけど、今、僕の手持ちの機械だと、霊を怯ませる事しか出来ないんだ。だから、加藤先生が来るまで、何とか霊が逃げない様にしないといけない。」櫻井君は、ポケットから取り出した機械を組み立てながら、そう言った。どうやら彼も、なつきさんが能力を持っている事を知っている様だ。「やっぱり山下さんは、何かに取り憑かれて
    稲村コウ さん作 [362]
  • 百花繚乱?

    「加川先輩、綺麗だったなー……」あ、やべ……思わずこえに出ちゃったよ。まあ誰も聞いてないから良いんだけど。 加川先輩とはあれから適当に数分話してから一年三組に向かった。幸い先輩と話した時間は短く、先生もまだ来ていないので、生徒達はざわめいていた。互いにこれから宜しくとか言って友達を広げてるんだろう。 だが、俺はそういうことをしない。 理由は……群れたくないから。それだけだ。昔から馴れ合い
    日暮 さん作 [362]
  • 百花繚乱?

    「加川先輩、綺麗だったなー……」あ、やべ……思わずこえに出ちゃったよ。まあ誰も聞いてないから良いんだけど。 加川先輩とはあれから適当に数分話してから一年三組に向かった。幸い先輩と話した時間は短く、先生もまだ来ていないので、生徒達はざわめいていた。互いにこれから宜しくとか言って友達を広げてるんだろう。 だが、俺はそういうことをしない。 理由は……群れたくないから。それだけだ。昔から馴れ合い
    日暮 さん作 [348]
  • 百花繚乱?

    俺は一年三組。クラスに向かおうと足を進ませていると、ふわりと良い匂いがどこからともなく漂ってくるのに気付く。 辺りを見渡す。すると人影が此方に近づいているのが見えた。 この香りはきっとその人の物なんだろうな。ふわりふわり、影が近づくにつれ、匂いも強くなってきてるから。 カツ――。上履きの筈だが、まるでヒールのような足音が廊下に響く。ぼやーっとしていた脳が一気に起こされ、はっと前をみた。
    日暮 さん作 [376]
  • recall project #2

    recall project #2この日の夕食は少し豪勢だった。俺の受験の労いを込めてか。しかし俺は少し不安だった。(私立高校はただでさえ金がかかるのに!)「そんな心配しなくていいのよ」!「ガキのくせに金の心配なんてしなくていいのよ。なんとかするから、お前は学校に集中すればいい、ただそれだけよ。」やはり親子、心の内がまる見え……侮れない。だが、また母に救われた。母の言葉が俺を安心させてくれる。い
    影の支配人 さん作 [502]
  • 飛ぶ烏〔とぶとり〕1

    「和正…どうすんだ?」青年は和正に答う。「潰すに決まってんだろ?この学校は俺らで締めんだよ」和正は答える「ふぅ〜烏の親玉かよ」青年はタバコを吹かしほくそ笑む「何笑ってんだ?雅人…お前はどうすんだよ」和正は答う。「烏の親玉……悪くねぇ」雅人はタバコを消し立ち上がる。「お客様だ…和正」和正、雅人の前に多くの烏が集まる。血に飢えた烏が。「オラァ!来てやったぞくそガキどもが!」「死ぬ覚悟あんだろうなぁ!
    ブロード さん作 [310]
  • オタクさん、元気?≪39≫

    残るスペースはあと2つ。 わたしと鱒浦は競ってマジックを滑らせた。『屋上から飛び降りる』『会長にドロップキックをする』 鱒浦の書いた方が怖い……。 負けたよ。『会長にドロップキックをする』になんて、勝てないよ……。 わたしは歯噛みする。 しかし、そこでハッと気が付いた。 これって…命令される方はやばくない? 鱒浦はにこり、と笑う。「大丈夫、俺はそれくらいじゃ死なないし」 わたしは……?「知るか
    防波堤 さん作 [323]
  • オタクさん、元気?≪38≫

    鱒浦は取り出した円盤をわたしに見せると言った。「あまりやばい命令ばかりしちゃアレだから、二人で命令を決めてルーレットやろう」 本当!?「何だ、そんなに可笑しいか?」 うん、可笑しいよ。あの鱒浦が『気遣い』を知っていたなんて。 鱒浦は黙って円盤をわたしに渡すと呟いた。「……俺ってどんなキャラだっけ…」 若者よ、大いに悩みたまえ。そして永遠に迷っていろ。「どんな命令がいい?」 鱒浦がわたしに聞く。
    防波堤 さん作 [312]
  • recall project #1

    第一章 始動、隠された意図学生服が少し暑く感じる3月25日、この日は雲一つない快晴だった。しかし、そんな天気とは対象的に俺の心は暗雲が立ち込めていた。それもそのはず、今日は俺の受験した公立高校の合格発表、ご察しの通り……落ちた。そんな現実を受け入れられないまま、滑り止め受験していた私立高校へ入学手続きのために向かっていたのだ。俺と母の間に嫌な「間」ができる。どちらも一言も話すことができない。受
    ERROR さん作 [549]
  • 百花繚乱

    prolog 俺の目の前には白い大きな学園。綺麗な造りで自然も所々見える。 だがこの学園は能力者が集まる学園で、俺もその一人だ。 俺の能力は読心術。いわばテレパスみたいなもん。まあ、俺のレベルが格下だからあんまり読めないけど。 さて、今日は入学式。周りを歩いていく生徒は皆、期待に溢れた表情で中に入っていく。 その中で深呼吸を深くすると、俺――宇城葉月は他の生徒に混じって中に入っていった
    日暮 さん作 [380]
 
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