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学園物の携帯小説に含まれる記事が836件見つかりました。

 
  • ほんの小さな私事(60)

    私は続けて矢を放ち、弓を射る感覚を取り戻していった。多少、矢を放つ時の姿勢が安定していない感じもあったが、何とか的を捉える事は出来ているので、フォームなどをあと如何に安定出来るかがポイントになりそうだ。そんな風に、私が弓を射っていると、射的の扉から、ヒョッコリと顔を出して、こちらに手を振っているのが見えた。「いいですよ、入ってきて下さい。」私が弓を下ろしつつ、そう言うと、高野さんは、辺りをキョロ
    稲村コウ さん作 [338]
  • よくマンガとかである、屋上の、さらに上の貯水槽みたいな、よく不良とかが昼寝してる場所って、何て名前?―7限目

    「屋上って無敵だよな?」「そぉだな」「つーか、ココ屋上って言うのか?」「しらねぇよ。名前なんかねぇだろ」「じゃあ、名前つけよぉ」「屋根の無いキャバクラ」「何で?」「なんとなく」「まぁ、わかるけど…」「別に何でもよくね?」「じゃあよくマンガとかである、屋上の、さらに上の貯水槽みたいな、よく不良とかが昼寝してる場所ってのは?」「ながっ!!」「いやか?」「別にいいけど…」「なら、決定!!」「そんなコト
    をん さん作 [519]
  • よくマンガとかである、屋上の、さらに上の貯水槽みたいな、よく不良とかが昼寝してる場所って、何て名前?―6限目

    「そろそろ行くか」閂はそう言いながら体を起こした。「そぉだな」僕もくわえていたタバコを消し、立ち上がる。「ガムある?」「ほら」「さんきゅー」「いつもどぉり別々に降りるぞ」「りょぉかぁい」あくびをしながら返事。「お前しゃべり方変えろよ?」閂が言う。「分かってるって」「じゃあ、また明日」閂はそう言うと、手を振りながら、階段を降りていった。「おう」返事をしながら、僕はどぉでもいいコトを考える。この場所
    をん さん作 [520]
  • ほんの小さな私事(59)

    本日、午後の授業も終わり、放課後、私は弓道場にやってきていた。高野さんは写真部の部室へと行ってしまった為、途中で別れたのだが、彼女は後で、私が弓を引いているのを写真に撮りに来ると言っていたので、暫くした頃にこちらへとやってくるだろう。また、職員室前で山崎さんに会ったのだか、守衛室でやる事があるからと、一人で練習などをしていてくれ、と言われたので、私は一人、鍵を持って、弓道場まで来ている。鍵を開け
    稲村コウ さん作 [342]
  • よくマンガとかである、屋上の、さらに上の貯水槽みたいな、よく不良とかが昼寝してる場所って、何て名前?―5限目

    「生徒会に入るのってそんなにムズいか?」閂が口を開いた。目がトロンとしている。僕と同様に眠い様だ。「お前も知ってんだろ?会長の武勇伝」「アレだろ?飛び降り自殺をしようとした男子生徒を地面ギリギリでキャッチしたとか…校庭に溜まっていた不良30人を説得して公正させたとか…だろ?」「そぉ、オマケに…家は金持ち容姿端麗スタイル抜群頭脳明晰だろ?」「どっかの週刊少年ジャンプに連載してるマンガの主
    をん さん作 [548]
  • よくマンガとかである、屋上の、さらに上の貯水槽みたいな、よく不良とかが昼寝してる場所って、何て名前?―4限目

    「生徒会選挙に立候補するんだよ」「ホントに簡単だなぁ」「言うだけならな…」「どぉゆぅコトだよ?」僕は閂の頭の悪さに素で驚いてしまった。「お前、よくこの学校はいれたな」「受験なんてノリでどぉとでもなるんだよ」「全国の受験生に謝れ」「そぉゆぅ自分こそ、何で進学校とか行かなかったんだよ?」「おい、ココも一応進学校だぞ」「そんなの今はどぉでもいいだろ?」「閂がいないから…」「マジで?」「ンな訳ないだろ
    をん さん作 [553]
  • ほんの小さな私事(58)

    暫くした頃、お昼休み終了十分前のチャイムが鳴ったので、私たちは、借りていく本を、受け付けに持っていった。高野さんが貸し出しの手続きをしたあと、今度は私が手続きをしようとしたのだが…。「これ、貸し出しカードが付いてない…。沙羅ちゃん、これ、どこから持ってきたの?」山下さんがそう聞いてきたので、私は、地域資料のコーナーから持ってきた事を告げた。それを聞いて山下さんは、林さんに古ぼけた本の事を聞きにい
    稲村コウ さん作 [336]
  • ほんの小さな私事(57)

    私は、その手に取った古い本と、他に、この地域の明治ぐらいからの歴史を纏めてある本を手に取り、高野さんが言っていた机に向かった。高野さんはまだ、何処かで本を探しているのだろうか?机には他に誰も居なかった。私は席に腰掛け、先ずは歴史について書いてある本を開き、読み始めた。この地域は、戦時中、都会から疎開してやってきた人たちが多数居て、そういう人たちが、この地域を活性させてきたという感じらしい。また、
    稲村コウ さん作 [346]
  • ほんの小さな私事(56)

    地域資料コーナーは、カテゴリーの最初の位置になっていて、館内の端の辺りの本棚がコーナーとなっていた。一応、ある程度の本や、過去の卒業アルバムなどが並んでいたが、ここを利用する人は少ないのだろう。この場所は、他の場所に比べて薄暗くなっていた。勿論、この場所にも照明は設置されているのだが、今は電気がついていない。照明のスイッチを探してみたが、それらしいスイッチは見当たらなかった。それでも、本棚を眺め
    稲村コウ さん作 [337]
  • ほんの小さな私事(55)

    「牧野さんが一年B組の図書委員になったのね。仕事はそんなに大変じゃないけど、何かあった時にはお願いしちゃうかも?何はともあれ、今後、宜しくね。」山下さんと会話している間に、林さんが窓口までやってきてそう言った。私はそれに対して「はい、何かあった時には気軽に何でも申し付けてください。」と答えた。「それじゃ、私たちは本見にいってくるね。」「うん。あたしはまた、処理続けちゃう。」そんなこんなで私たちは
    稲村コウ さん作 [346]
 
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