トップページ >> SFの一覧
SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
-
サ イ コ
こころの鍵〔1〕 雨の中、俺は歩いた。ビルの手前でたちどまる。 ?「マスターcopyの主格よ、よく来た………。」??「誰に言ってるんだ?俺か?サイコか?」?「もちろん君の中のもう一人の君に言ってるのだよ。」ビルの真下で、俺はビルを見上げた。 雨が目に入る、目を閉じる。??「…………誰が何を言っても…………、俺は俺だ…!」?「マスターの存在を否定するのかね?」??「やめろっ!!もうアイツの事は言
カエル味噌 さん作 [463] -
航宙機動部隊前史・10
結局、統一通貨問題はうやむやにされたまま、各加盟国が勝手に独自の通貨を制定するに任せるしかなかった。宇宙連盟は、実質【太陽系体制】と皮肉られる事しばしばだった。確にその批判には少なからぬ事実が含まれてはいた。行政の中心がアステロイド帯のアテナに置かれ、更に拡張された情報網の全ても、やはり同じアステロイドベルトの小惑星・ゼノンに建造された《ビッグサーバー》を必ず経由すべく設計されていた。金融に至っ
まっかつ さん作 [412] -
現代桃太郎 オフ会?
ツノダ『………ツ、俺だ。この前言ってた奴等が現われた、お前会いたがってたろ?…ガキの話と違って5人いるぜ。…焦んなよ笑、奴等逃げねーと思うから…菅井はいるか?…じゃ二人でこい…ジムから俺んちにくる道でやってから…。』森『お喋りはすんだかよ』ツノダ『フン…お前等終わりだ笑』森『仲間呼んだんか?楽しみ増えちまったな』ツノダ『あぁ、お前の悲鳴が早く聞けそうだ』森『言ってくれんねぇ笑…ん?』本間『すみま
春日 さん作 [404] -
航宙機動部隊前史・9
宇宙連盟自体は飽くまでも中世型の緩やかな連合体をタテマエとし、銀河中に広がるあらゆる勢力の警戒と反発を刺激しない様にしながら、出来るだけ網羅する事を目指した存在であった。よって、運用規約が設けられはしたが、いわゆる【憲法】は制定されず、専門的には《主権体連合》とも呼ばれる。詰まり、太陽系連邦も含めて、独立国家・勢力同士の対等な連合以上の拘束力は持たなかったのだ。よって、それぞれの勢力の自治はほぼ
まっかつ さん作 [400] -
〜Stliker〜哀編(93)
ある寒い日の晩…、ミラの部屋に兄であるアッシュ。そして非番の龍雅がやってきた。ミラは暖かい笑顔で出迎えた。ミラ『久しぶりだね?龍雅?』龍雅は目線をそらして答えた。龍雅『その喋り方は相変わらずなんだな…アッシュの通訳で少しは解るようになったが…』ミラは少し膨れた。その様子を見たアッシュはすぐに遮った。アッシュ『ま…まぁ、座れよ!!もう鍋の用意は出来ているから!!』龍雅は僅かに口元を緩ませた。龍雅『
焼き魚 さん作 [368] -
マドレーヌをもう一度-エピローグ(完結)
…その結婚式場は、市街地からやや外れた所にあった。シンプルな作りだが、周囲の自然と調和して、一つの大きな公園になったような趣がある。(雨がやめばなぁ)式に出席するため、到着したケイト・ブロードは心の中で呟いた。式場は、すでに軍関係者が多く集まっていた。新郎が、宇宙艦隊の有望株である、ボルドー少将だからでもある。建物に入ったケイトは、思いがけない人物に会った。「…メアリ」それは、アラン・シェリーの
鈴里ユウ さん作 [443] -
マドレーヌをもう一度-第三章?
…ケイト・ブロード中尉の属した第二五五空戦隊の生存者は、隊員一〇二名中僅か一八名。無事帰還した彼女にも、現実が重くのしかかっていた。かつての仲間だったグエン・ナムツェルを亡くし、さらに恋人だったアラン・シェリーが、自分をかばって死んだという事実は、彼女の心を深い闇に落としてしまったようだった。ケイトは重い足取りで、宇宙港の通路を歩いていた。俯いていたため、前に人がいる事にすぐに気付かない。相手の
鈴里ユウ さん作 [321] -
ガラクタ王?
午後11時ちょうど、ドアのベルが鳴ると妙な高揚感に背中を押されドアの前に立っていた。ドアのスコープを覗くと綺麗なロングヘアーの女性が立っていた。恐る恐るドアを開けようとした時向こうから強引に開けてきた。困惑している僕に彼女はすかさず名刺を差し出してきたのでとりあえず職業を拝見すると『革命家ガラクタ王社』『社長 ガラクタ王二世』と書かれている。「革命家ですか・・・」と、僕がこぼすと彼女は手を差し伸
ルーパー さん作 [332] -
マドレーヌをもう一度-第三章?
…アルテミシオン星域でのドーリア連邦とイオニア王国との戦いは、すでに勝敗が決したようである。連邦軍は各艦隊が連絡を絶たれ、次々と撃破されている。もはやその戦列は乱れて、戦況は一方的な展開になりつつあった。連邦空軍のケイト・ブロード中尉は、出撃後に母艦を沈められ、戦場を移動しながら、補給を繰り返していた。もはや、二対一の空戦は当たり前になり、ケイトは、ほとんど逃げ回るのが手一杯になっていった。何度
鈴里ユウ さん作 [341] -
デビル−契約?−
まあ、そんな感じで今にいたっているのである。片山が廊下を歩いていると前の方から一人の少年が歩いてくるのがわかった。少年は13さいくらいいで服は紺色で髪は短く色はなんと、片山もびっくりしたが銀髪だった。片山は心の中で(おいおい嘘だろ。銀髪かよ)と思った。そんなことを考えているうちに片山と少年はすれちがった。すれ違ったあと片山は、「あ!」といい、後ろを振り返った。そう、ここはビル、マンションじゃない
優香 さん作 [339]