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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。

  • 航宙機動部隊第二章・45

    そして同日正午―\r目覚めたリクは、食い込んで皮膚を赤くした畳の跡を気にしながら、生来の低血圧との格闘に辛勝し、起き上がった。再生研磨芳香剤を噛み、パネルカードに命じて、パレオスネッツの平面ホロ番組を標示させた。檜の薫り漂う洗面台で口を濯ぐ彼の耳に、早速ニュースの声が入る。(本星史上最悪のテロ行為に、関係者達は一様に動揺を隠せません…)驚いたリク=ウル=カルンダハラがタオル片手に飛び戻ると、ホロ
    まっかつ さん作 [451]
  • 特務戦艦ホーリー・ピーコック‐入隊試験編‐5

    「いいじゃん、ジョカ。本人がいいって言ってんだからさ!」驚いて振り向くと、入り口から6人の女性が入ってくるところだった。先程声を発したのは、先頭に立つ大柄な女性のようだ。鮮やかなオレンジの、背中まである髪で、白いヘアバンドで前髪を上げている。小麦色の肌に軽服の上着と黒いスパッツを身に付け、いかにも“活発な美人”といった感じだ。彼女は俺に近付くと、そっと顔を寄せ囁いた。(女だらけだと“イイコト”も
    宵待夜霧 さん作 [359]
  • 航宙機動部隊第二章・44

    『歴史上、実現が理論に先行した故事は枚挙に暇ないし、同じく行動が常識を打破した話も決して珍しく無い―問題はそれを誰が成し遂げたかであって、一端証明を得たら、内容如何に関わらずそれが新しいスタンダードと化す―そうだろ?』『ううん…だが、一つの成功は、無数の失敗の積み重ねの上に成り立つ物だからなあ』リクはまだ承服し切れないでいた。『英雄を望む者・偉人と思い込む者は幾等でも居るが、本当に歴史に名を残せ
    まっかつ さん作 [457]
  • 砲撃戦闘メカ シェパード 十五

    「米軍の話しによれば…我々はD兵器の存在を知っているため、日本政府と米軍は、我々をD兵器で異世界に送るらしい。うっ!」護と輝は倒れた。後ろには、山崎指揮官がハンカチを両手に持って立っていた。「わるいなぁ。ちょっと眠ってもらう。」二時間後、飛鳥は発進した。ハワイ島と日本の中間部分に着いた、ハワイ諸島攻撃艦隊と飛鳥中隊。護は起きた。「……あっ!早く知らせないと!」『D兵器発射五分前。』護は扉を開けた
    コウ さん作 [298]
  • 航宙機動部隊第二章・43

    『だけど、失敗したらやっぱり痛手は深いだろう?』リク=ウル=カルンダハラとしては納得出来なかった。カイシャンの所見は自分が抱いていた予想をより明確になぞってくれていた分、心強くも有ったが、この一点だけは両者の評価は完全に正反対だったのだ。だが、カイシャンの自信には少しの揺らぎもなかった。『なあ、カル―奇襲の本義を教わったろう?【敵手の心理を欺ける度合いが強い程より完全な勝利に近付く】だ。さもなく
    まっかつ さん作 [487]
  • 航宙機動部隊第二章・42

    既に中央域では、軍事評論家達がピンからキリまで喧喧囂囂やり出していたが、そのほとんどが不発弾に過ぎない代物ばかりなのは、【本物】の兵営国家の住民達の間では衆知の事実なのであった。『あいつ等また、特大のビーム兵器とか、超古代のテクノロジーとか、根拠もない噂話を【発見】したとか言いたてて、帝国の完勝とか、当てにならない事ばかり抜かしているからな』リク=ウル=カルンダハラは彼等の振る舞いを皮肉気に概括
    まっかつ さん作 [442]
  • メガセインツ-4-

    「奴隷…」サンは思わず息を飲んだ。だがこれはツキの推測に過ぎない。もっと恐ろしい効果があるかもしれない…「もう感染してるかもしれないな…」「いや…空気感染はしないはずだ。ここに来てから何か食べたり飲んだり、触ったりしたか?」「いや…なにも…」「ならば早くここを出よう!感染する前に…」その時!目の前にそびえる時計台から、見覚えのある影が現れた…「ツキィ…サァン…久しぶりだねぇ…」「レナルド!!」四
    五月 乱 さん作 [343]
  • 特務戦艦ホーリー・ピーコック‐入隊試験編‐4

    隣でエリナが息を呑み、アリアも真面目な顔になってこちらを見てきた。確かに女性ばかりの中で生活をするのは大変だろう。ジョカもその辺りを気にしているのだろうが…。「…俺は…残ります。」ジョカが驚いた顔になる。「いいのか?結構大変だと思うが…。」俺が頷くと、「それに…。」と、前置きし、アリアをビシッと指差すと、「“こんな”上官に命を預ける事になるんだぞ?」「ぐさっ!ジョカってばヒドイ…。」アリアは大袈
    宵待夜霧 さん作 [312]
  • 航宙機動部隊第二章・41

    それから僅か三時間後―リク=ウル=カルンダハラはもう仕事を再開していた。開きっ放しのパネルカードに小休止すら与えず、彼は公人用機密回線にアクセスを命じた。茶色い光沢に満ちた漆塗りの唐机の上に2Dホログラムが呼び出し表示を灯し始め―\r南部鉄器を模した中々渋味のある電子ジャーから注いだ湯でこの日十何杯目かの緑茶を入れ終えたのと同じくして、目当ての相手が画像に映った。『よう、カルか?久しぶりだな』仲
    まっかつ さん作 [435]
  • 航宙機動部隊第二章・40

    『だけどテンペさん―果たして帝国皇帝は、その案を聞きますかね』デカニロ=ニラ=ゴンツァガ氏は、興味と疑問を同時に示して見せた。『皇帝エタンは、中央域出身なのは公然の秘密。恐らく彼は耳を貸すでしょう。それですぐ講和になる程確かに甘くもないでしょうが、統合宇宙軍歴代指導者の中でも、我々と価値観を共に出来る最も理想的な交渉相手だと期待して良いと思います』テンペ=ホイフェ=クダグニンは自信に満ちた補足で
    まっかつ さん作 [419]
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