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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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特務戦艦ホーリー・ピーコック‐入隊試験編‐2
まぁ、自業自得なので放って置いた。その後は大事をとって艦内の案内は中止。当てがわれた個室に案内され、すぐに寝てしまったのだ。とりあえず荷物から着替を引っ張りだし、急いで着替える。身支度を整え部屋を出ると、エリナが待っていた。今日の彼女は昨日のアリアやジョカと同じ軍服ではなく、袖なしの“軽服”と呼ばれる軍服だ。上着はセーラー服のようなデザインで、下はキュロットになっている。三つ編みは相変わらずだが
宵待夜霧 さん作 [314] -
航宙機動部隊第二章・35
『この知らせをチャンネル77やエンタ・ヴィジョンズにくれてやってもどの道一緒だろう?連中はへこへこ頭を下げて僕に感謝し、そして君の馬鹿さ加減を笑うだけさ!そして、本局筋は君の人道的配慮とやらに感涙してさぞかし人道的な処置で報いてくれるだろうよ!それでも良いならリンゼイやシュルヒ辺りを使うから良いよ。同じ馬鹿でも奴等の方が余計な事はごちゃごちゃ言わないだろうからな!』いきりたつままに、そうぶちまけ
まっかつ さん作 [427] -
特務戦艦ホーリー・ピーコック‐入隊試験編‐1
ビーッ!来客を知らせるブザーの音で、俺は目を覚ました。軽く髪を整えて、インターホンのボタンを押した。「おはようございます、オオトリさん。」インターホンのディスプレイに映ったのはエリナだった。「具合いはどうですか?」心配そうに聞いてくるエリナに、「おはようございます。全然平気ですよ。」と答えると、安心したように笑顔で言った。「よかった…。それでですね、もし体調がよかったら、ブリッジに来て欲しいと艦
宵待夜霧 さん作 [344] -
特務戦艦ホーリー・ピーコック63
ジョカは心底気の毒そうな顔で言った。「我が隊、《特務大隊、ホーリー・ピーコック中隊》は、基本的に能力重視で人材を集めている。しかし…なぜか今まで集まったのは女性ばかりでな…。艦の乗員、150人全員が女性で構成されているんだ。」「…もう少し解りやすくお願いします…。」混乱していて、よく頭が働かない。「つまり〜♪」アリアがことさら明るく言う。「151人目のツバサ君が、この中隊始まって以来初の男性隊員
宵待夜霧 さん作 [333] -
特務戦艦ホーリー・ピーコック62
「あらあら、ダメよ♪ジョカってば、そんなに眉間に皺寄せちゃ☆美人が台無しよ♪」アリアはなおもジリジリと下がる。ジョカはアリアの軽口を無視して、一歩、距離をつめ、押し殺した様な声で言った。「艦長…!もしかして彼に何も説明してないんですか?」ビクッ!アリアの肩が震える。「えー…。その〜…。機会がなかったとゆ〜か〜(汗)タイミングがなかったとゆ〜か〜(汗)…………まだ言ってません…。」その様子に、猛烈
宵待夜霧 さん作 [288] -
〜Stliker〜哀編(63)
『革命教団』を名乗るテロリストが人質を取り、廃校内に立て篭もった。龍雅とシェイルはストライカーで現場に駆け付けた。龍雅は人質を救出、シェイルはテロリスト側のストライカーを掃討することにした。テロリスト側のストライカー六機は掃討部隊のストライカー四機に対してマシンガンで執拗なまでの攻撃を続けていた。ディア=パノスは上空からその内の一機に向かって踏み付けるように着地した。しかし、ディア=パノスに搭乗
焼き魚 さん作 [414] -
航宙機動部隊第二章・34
『そんな事よりさあ―君だってこんなド田舎に飛ばされて、不本意何だろう?言わなくても分かるよ?』聞くものの大半に生理的嫌悪感を催させる猫撫で声が、フーバー=エンジェルミの口から奏でられた。『実際君の所、落ち目がちだしね、最近?僕はね、助けてあげても良いと思ってるんだ―君も、会社もね?』声よりも更に不気味な前置きだったが、誘惑がそれをも上回り―そして、世馴れ過ぎた年少者の見立て通り、A=キネはおそる
まっかつ さん作 [473] -
特務戦艦ホーリー・ピーコック61
ふと、違和感を感じた。先々で数人の女性隊員に出会った。そういえばアリアが“女の子が多い”と言っていた。しかし…なぜか皆、驚きというか…珍しいものでも見る様な目でみてくるのだ。俺が首を傾げていると、ジョカが話し掛けてきた。「それにしても君は度胸があるな。私が君の立場なら、絶対にこの部隊は選ばないぞ?」感心したように言うジョカ。「いえ、確かに任務の内容には驚きましたけど…。」「いや、そうじゃない。…
宵待夜霧 さん作 [300] -
航宙機動部隊第二章・33
『ふうん、君達も臆病この上ないんだね。たかが辺境の一星系の陳情毎きにそこまでビビル何てな』《ギャラクシーキャスティング&ブロードバンド》派遣支局統括ディレクター・A=キネは辣腕でなる男だ。例え芸能人相手でも面と向かってこんな事を言われたら、きっとただでは置かなかっただろう。増してや、その主が彼からしたらそれこそ十代の若僧だとしたら、恐らくは口より先に飛んだ灰皿が彼の武勇伝ないし暴君録の分量を少し
まっかつ さん作 [469] -
特務戦艦ホーリー・ピーコック60
艦の中はすっきりしていて小綺麗だった。よくある様な、通路の天井に配管剥き出しとか、足の踏み場もないほどコードがのたくっている等ということもなく、どころか埃ひとつないほど綺麗に掃除されていた。「案内って言ったけど…やっぱり機密の塊だからね。とりあえず、当面必要なところだけ案内するわね。」先を行くアリアが言った。その背中に、[当面]について聞く。「正式な配属っていつになるんですか?その辺、聞いてませ
宵待夜霧 さん作 [306]