携帯小説!(PC版)

トップページ >> SFの一覧

SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。

  • 特務戦艦ホーリーピーコック16

    …「お茶を入れてくる」と言って、隊長は部屋を出て行き、俺はアリア=ブリュンヒルデと名乗った女性と向かい合って座っていた。彼女は俺の顔を見て何故かニコニコと微笑んでいる。ついに耐えきれなくなり、こちらから声をかけた。「あっ あのっ!」「はい。なんでしょう?」彼女はニコニコのままで返事をした。もしかしたらこの顔がデフォルトなのか?と疑いつつ質問する。「え〜と…俺の顔になんか付いてます?」一瞬、キョト
    宵待夜霧 さん作 [323]
  • 航宙機動部隊第二章・9

    『そう言えば、戦争中なのよね』食事が終わって店を出た二人は、辺りをぶらぶらしていた。『まだ回避の余地がある』歩きながらふとこんな事を尋ねて来たマエリーに、リクは前を向いたまま口を開いた。『…と、信じたいんだけど…』『やっぱり、闘うのは嫌?』『どちらも決戦の構えですからね…止めろって言って止めれる物でもなし』軍事大国の星民らしからぬ意見の次に、観戦武官は軽い溜め息を付け加えた。すると、その様子が余
    まっかつ さん作 [499]
  • 航宙機動部隊第二章・8

    どうやら彼女は和食には疎いらしい。リクは軽い解説を加えながら無難なメニューを二人前注文した。『あの…所で』『はい?』琴の音が流れる中、不自然な沈黙を保つのは正直耐えられなさそうなので、今度はリクから話を振ってみた。『太子党…なんですよね?』『まあ、そう言う事になるのかな』バリバリの太子党は、しかし、漆塗りの卓に片肘を突いて、その掌の上に載せた笑顔で別に悪びれる事なく答えた。『その貴方が、何だって
    まっかつ さん作 [564]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック15

    …暫く見惚れていたが、彼女の胸元と肩に光る階級章を見てようやく我にかえった。「しっ 失礼しました!ツバサ=オオトリ軍曹であります!」彼女の階級章は「白」、「黒」、「赤」の3本線。白は[部隊司令]。黒は[艦長]。赤は[佐]級を表す。さらにその上には、輝く星が3っつ。つまり[大佐]であることを示す。しかも、その星の色が特殊だった。普通は金色の星が付いているのだが、彼女の星は[銀色]なのだ。([銀星
    宵待夜霧 さん作 [339]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック14

    …隊長は、眼鏡に薄い髪の中年男性だ。昔は海兵隊に居たらしいが…すでにその面影すらない肥満体型だ。その丸い顔に、今は緊張の表情を浮かべている。記憶が確かなら、あそこは応接室のはずだ。通常の客ならば応接室ではなく、隊長室にソファーを持ち込んで対応するはずなのだが…。隊長の様子からしても、相当なVIPらしい。「失礼しま…。」隊長に招かれて、部屋に入りかけて思わず足と口が固まってしまった。部屋にはひとり
    宵待夜霧 さん作 [324]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック13

    …隊長室は2つのリングのうち、「居住リング」と呼ばれるリング内にある。リングは回転することで重力を生み出していて、内部は常に1Gに保たれている。居住リングには主に隊員達の部屋や食堂などがある。ちなみにもうひとつのリングは「多目的リング」で、ジムやわずかだが娯楽施設、新鮮な野菜を得るための栽培施設などがある。《トラム》から降りると両側に扉が並ぶ長い通路に出る。そこから暫く歩き、ようやく隊長室の前に
    宵待夜霧 さん作 [327]
  • 航宙機動部隊第二章・7

    リクの隣に並んだ相手は、彼とほぼ同い年位だろうか。白桃色の肌をした、快活にして可憐さに満ちた実に魅力的な少女だった。天然繊維製のスラックスに薄手のトレーナーと言う簡素で身軽な服装を着こなし、手や顔は小振りな造形をしていた。茶色の眉目を持ち、それと同色の頭髪は、後ろを勢い良く上向きに波打たせて、個性を際立たせている。『あら、自己紹介が遅れましたね。私はニー・ウー伯爵公女、マエリーよ』『失礼しました
    まっかつ さん作 [489]
  • 砲撃戦闘メカ シェパード 六

    大輔軍曹は説明する『シェパードは元々、特殊な人種しか乗れない数少ない機体であります。しかし、シェパードMk-2は誰でも乗れるであります。ですが、同時にコスト削減のため、脱出戦闘機と肩部戦車砲を撤去されたのであります。』『続きは後で。今は目の前の敵に専念しましょう。護君は、右の機体。大輔は真ん中の機体。僕は右の機体を始末する。』「前方に日本軍!この、カトンボがっ!」「三機か!ハワイ諸島のレーダーサ
    コウ さん作 [347]
  • 航宙機動部隊第二章・6

    そして翌新年期第三日―\rリク=ウル=カルンダハラは単身この前のバーがあったテナントの前に来ていた。既にそこは閉められたシャッターに黄テープが至る所に貼られ、更には鎖を通した幾つもの手持ちポールが立てられて、完全に封鎖されている。船内警備の名ばかりの検証は、寧ろあの凶行を揉み消す方に働き、反面、清掃業者の作業は徹底を極め、その仕上げをしていまい、もう中身は完全に空になってしまったそうだ。それでも
    まっかつ さん作 [486]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック12

    …寂しげな顔で機体を撫でるおやっさんを残し、言われた通り隊長室へ向かう。途中、数人の隊員達が自販機の前で話しているのが聞こえてきた。「見たか?3番ポートのシャトル。最新型だぜ。」「最新っていうとNe‐152か…。あれってまだ10機ぐらいしか製造されてないぞ。」「出たよ…宇宙船マニア。まぁ誰が乗ってきたのかは興味あるけどな。」…どうやら客が来ているのは本当らしい。その場を通りすぎ、《トラム》乗り場
    宵待夜霧 さん作 [329]
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス