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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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言い知れぬ恐怖 後編
それから何口か温かいミルクが体に入ると、あんなに開かなかったまぶたが嘘のように開いたのだ。言い知れぬ恐怖からようやく開放された僕はホッとしていた。すると母は僕の頭を撫でながら、「良かったわね。人の体は複雑だもの。たまには体だって万能じゃないからどんな臓器も器官も忘れる時はあるものよ。さぁ!早く用意して下に来てね!」と僕に言った。僕は母の言葉を聞き、また言い知れぬ恐怖を感じた。…ならば、体が息の仕
のえる さん作 [547] -
言い知れぬ恐怖 前編
これは日曜のある朝、僕がベッドから起き上がろうとした時の話しだ。朝の光がカーテンの隙間から漏れていて僕は深い眠りから覚めようとしていた。しかし…まぶたが開かないのだ。「なんだ!どうしてまぶたが開かないんだ!!」僕はパニックになり、思わず大きな声で母を呼んでいた。母は慌てて僕の部屋に入ってきて、「どうしたの!?」と聞いてきた。「まぶたが開かないんだ!!」と僕は震えながら母に伝えた。すると母は笑いな
のえる さん作 [547] -
〜Stliker〜哀編(49)
窓を開け、ベランダに出た結奈は遥か遠くのビルの合間から見える巨大生物の姿に驚いた。異変に気付き、綾香もベランダに出た。綾香「あ、あれって…やばいじゃん!!早くシェルターヘ逃げないと!!」結奈「そ、そうだね?! すぐ下りよう!!」その時、調度のタイミングで二人の頭上をストライカー10機の部隊が敵の方に向かって飛んで行った。綾香「軍が来た!!これでもうあの牛も終わりだよ!」結奈「え?あのグルド、牛み
焼き魚 さん作 [485] -
〜Stliker〜哀編(48)
黒ずくめの服装をしたハーツは仰向けに倒れている隆也に対してこう話しかけた。ハーツ「そんなに悔しいか?」隆也は咳込みながらこう答えた。隆也「…あぁ、ゴホッ!!なにもかも…ムカつく…」ハーツは襟を正しながらこう言った。ハーツ「…申し訳ないと思いながらも一部始終を見させて貰った。…力が欲しいとは思わないか?」隆也は曇りの空を見上げてこう返した。隆也「…今そう思った…」ハーツ「私について来る気があるなら
焼き魚 さん作 [470] -
〜Stliker〜哀編(47)
綾香はただ立ち去る龍雅の後ろ姿を目で追うばかりだった。自分の恋人が叩きのめされた事にショックを受けたがそれ以上に暴走し、人を危めようとした隆也に対してショックを受けた。綾香「まさか…、隆也がこんなことするなんて…」綾香の目の前では隆也が仰向けに横たわっていた。綾香「隆也…、なんであんなことしたんだよ?」綾香の目には大粒の涙が零れていた。隆也「…ぐ…ぐぐ……」隆也は苦しみながらも目を覚ました。綾香
焼き魚 さん作 [443] -
〜Stliker〜哀編(45)
龍雅「これで気が済んだか?」うずくまる隆也に対して 冷徹な言葉を言い放つ。龍雅「安心しろ、俺と綾香の間には何もない」綾香は不安な表情で一部始終を見届けることしか出来なかった。そんな綾香に龍雅はそっと声をかけた。龍雅「こいつを連れて帰れ、その内に目を覚ます」その場を立ち去ろうとした龍雅の目の前にフラフラの隆也が立ち塞がった。隆也「…ま…待てよ……」隆也は龍雅の両肩を掴み、危機迫る表情で睨み付けた。
焼き魚 さん作 [466] -
航宙機動部隊41
それは時間にして五分ともかからなかったが結果はこの上もなく深刻な物であった。「ほう?返せと?何を?君の女をか?キャハハハ!何言ってるの?返しても良いけどさあ、今頃もう廃人だろうよ!この僕達があれにはノン・リスクドラッグの味をたっぷり教えてやったからねえ」リクの目の前では今しがた入った二人の若者とさっきの騒ぎっぱなしだった一団が険悪な言葉の応酬を始めていた―否、より正確には、極正当な主張がどう考え
まっかつ さん作 [971] -
〜Stliker〜哀編(45)
龍雅達を襲撃してきた鷹型のグルド『クラッター』。しかしシェイルと龍雅のストライカーの活躍により簡単に撃破した。その後、乗換駅でシェイルと別れた龍雅と綾香は自分達の帰路についた。そして自分達の住む街にたどり着いた。綾香「龍雅、これからどうするの?」ディア=パノスを積み荷から降ろすと龍雅がディア=パノスから降りて来た。龍雅「俺はとりあえずゲン爺さんに渡された名刺の場所を頼ってみるつもりだ」綾香「そう
焼き魚 さん作 [471] -
トレイン1
電車のホーム人々が歩き話すざわめき「ハァ疲れた」乾 拓春(いぬいたくはる)しがないサラリーマン普通に生まれ普通に生活し普通にモテない普通に愛された男である「今日も普通に怒られた・・・俺だって頑張ってんだよ〜!!」ブツブツ文句を言いながらホームのベンチで眠りにつく終電が発車し、人の姿が無くなる「・・・あっ?寝過ごした」何時もの事のようだったしかし何時もとちがうことがあった、ホームの電気がついたまま
明治 さん作 [386] -
最後の晩餐
これは夢なのだろうか?それとも漫画やテレビの見過ぎで私がおかしくなったのだろうか?…今私の目の前に死神がいる。それも自分のイメージとは全く合わない死神が。しかしそれは空中に浮いていて周りにはどうやら見えていないらしい。そして自称死神は私に向かって「私は死神です。明日あなた死にます。」と唐突に告げてきた。私が死ぬ?なんで死ぬのか想像もつきやしない。もっと死神なら恐ろしくて恐怖を覚えるような外見を思
のえる さん作 [733]