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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。

  • ヤス#11

    ヤス#11「おい!子ども!」「ひっ!」ヤスは肝が縮む思いだった。恐る恐る振り向いた。だが、誰も居ない。(気のせいかな…気味悪いな)ヤスは再び糸を垂れた。「おい!そこの子ども」「ぎゃ!」振り向いた時、尻餅をついた。しかも藤壺の上に…。「ぎゃああ!」「ふおっ、ふおっ。やい!ハナタレ!驚いたか」ヤスはハナタレと言われて、その声のする方をキッと見据えた。そして、ギョッとした。声が出ない。背筋が凍りつき、
    チャーリー さん作 [480]
  • ヤス#10

    ヤス#10島の北側に潮目がある。そこは潮流がぶつかり合う場所で、どんな凪の時でも波が立っている。西から来た流れと、東から来た流れが島の北側でぶつかり、早い潮流となって北に走っていく。そこは島の漁師も近づかない場所なのだ。恐らく、その海底に龍が潜んでいるのだと思う。ヤスはそう思っていた。そして、ヤスが今、目指しているのはまさしく、その龍が棲む場所だった。大潮の時、その場所は海底が現れる。その辺りは
    チャーリー さん作 [432]
  • ヤス#10

    ヤス#10島の北側に潮目がある。そこは潮流がぶつかり合う場所で、どんな凪の時でも波が立っている。西から来た流れと、東から来た流れが島の北側でぶつかり、早い潮流となって北に走っていく。そこは島の漁師も近づかない場所なのだ。恐らく、その海底に龍が潜んでいるのだと思う。ヤスはそう思っていた。そして、ヤスが今、目指しているのはまさしく、その龍が棲む場所だった。大潮の時、その場所は海底が現れる。その辺りは
    チャーリー さん作 [504]
  • 〜Stliker〜哀編(44)

    鷹型のグルド『クラッター』をプラズマによって攻撃していくストライカー『バロンドール』。二体三体と簡単に始末すると再び加速した。掌には黄色い光を放つプラズマが渦巻いている。クラッター「キュオアアア!!」バロンドールよりも高度をとっていた一体のクラッターがバロンドールに向かって急降下をしてきた。接近してきた所で急反転して攻撃をかわすバロンドール。そして下方向に両手をかざすと高速でプラズマが 連続で発
    焼き魚 さん作 [543]
  • ヤス#9

    ヤス#9崎戸島と御床島は、小潮の時は離れ離れになっているのだが、大潮の時は歩いて渡れるようになるのだ。「きれいに引いているなぁ!」ヤスはその景観に見入ってしまった。ここまではなかなか来ないし、大潮と重ならないと拝めない風景だ。島へ渡る。この時最も注意すべき事がある。それは帰る時間だ。まだ潮は引き続けているから、あと四時間は海が割れている。それを過ぎれば潮が満ちて帰れなくなるのだ。一気に潮が流れ込
    チャーリー さん作 [498]
  • ヤス#8

    ヤス#8ヤスは六歳である。どう見ても無茶をしていると思わざるを得ない。大人だったら、危険だからと、止めるだろう。もし、大人になったヤスがいたらどうだろうか…。やはり止めると思う。止めて欲しい。昼飯は食ってきた。気力は十分ある。四時間は潜れる自信があった。干潮まで余り時間が無い。ヤスは急いだ。急ぎ過ぎて、砂利に躓いて転んだ。膝を擦りむいて血が出た。「くそっ!なんでこんなところに石があるんだ!」膝小
    チャーリー さん作 [503]
  • 〜Stliker〜哀編(43)

    それぞれの目的地に向かうため貨物列車に乗り込んだ龍雅たちに鷹型のグルド『クラッター』が接近してきた。クラッターを迎え撃つために龍雅とシェイルはそれぞれのストライカーに乗り込み、シェイルのストライカー『バロンドール』はその悪魔のような翼で空を羽ばたいた。シェイル「龍雅!あんたは援護射撃で十分さ」空気を引き裂くような鋭い音と共にバロンドールは垂直に上昇していく。龍雅は鼻で笑いながら静かに応答した。龍
    焼き魚 さん作 [461]
  • ヤス#7

    ヤス#7陸路だ。民家が並ぶ漁港付近は小魚しか釣れない。しかも、島のハナタレ達[ヤスも大人から見れば立派なハナタレなのだが…]が釣りをしているから、一緒に釣る気がしなかった。島の裏側に通じる農道がある。もちろん舗装などされていない。リヤカー一台がどうにか通れるくらいの獣道のような農道だ。それが島の反対側まで一本だけ通っている。夏は南竹や雑木が生い茂り、リヤカーすら通れなくなる。ヤスはその中にいた。
    チャーリー さん作 [528]
  • まっくらくらい、くらい

    それは、彼が床に落としたスプーンを拾おうと、椅子に座ったまま体を曲げた時のことだった。急に視界が真っ暗になった。けれどそれはいつもの眩暈のように思えた。彼はスプーンをそのままに、体を起こした。目を閉じて眉間を揉む。そして再び目を開けてみた。何も見えなかった。彼は、飼っている犬の名前を呼ぼうとした。そこで、口がきけなくなっていることに気がついた。まさかと思い耳を澄ませてみる。音が何も聞こえなかった
    しろ さん作 [478]
  • 〜Stliker〜哀編(42)

    巨大な鷹のグルドに襲撃された綾香はシェイルと言う女性に助けられた。彼女は人材派遣ネットワークの人事部長補佐であるが会社の諜報活動のためにストライカー『バロンドール』で調査をしてるのだと言う。更に龍雅とも面識があるようであった。三人はそれぞれの帰路に着くため貨物列車に乗り込んだ。貨物列車に揺られる中、龍雅とシェイルはそれぞれにストライカーの整備をしていた。綾香は脚部の整備をしていたシェイルに話掛け
    焼き魚 さん作 [540]
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