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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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スペース・ハニー・ストロベリー・ロッカーズ?
気持ちのよい朝。すがすがしい朝。山下は興奮して一睡もできなかった。そして鼻歌を歌いながら、お菓子がパンパンに入ったトランクを担いで我が家を出た。思わずスキップしたくなる。空を見上げると雲が壮大に広がっており、巨大なキャンパスにバカでかいアイスクリームを書いたような雲だった。さすがは食いしん坊である。山下は南方との約束の時間までしばらくあると分かり、行きつけのクッキー屋さんに寄り、チョコチップクッ
ぽんぽこ さん作 [364] -
スペース・ハニー・ストロベリー・ロッカーズ?
セントラル宇宙空港のロビーはもの凄く長い。時には移動にオートモービルを使うほどである。長いロビーを走るミユキと男。その後を足を引きづりながら南方が追いかける。男は筋肉質で背が高く、鋼鉄のような胸板を持っていて、目はどこか冷たい目をしている。ミユキは南方とこの男以外にいろんな男子と関係を結んでいる。南方はたまたま遊ぶのによさそうだったので、適当にストックとして選んだだけの男だった。もちろん宇宙旅行
ぽんぽこ さん作 [323] -
スペース・ハニー・ストロベリー・ロッカーズ?
南方は殴られた衝撃で目がチカチカしている。すると目の前に男が現れた。頭がくらくらしてよく分からないが、どうやらこの男に殴られたらしい。男は笑いながら南方を蹴りとばした。グッとうめき声を上げて南方が吹っ飛ぶ。仰向けになった南方を容赦なく踏みつける。そして手に握られているチケットを見つけ、奪おうとする。だが南方は意識は薄れているものの、チケットを握る力だけはもの凄く強かった。…放すものか!絶対に!…
ぽんぽこ さん作 [326] -
スペース・ハニー・ストロベリー・ロッカーズ?
ミユキはこれから何年も旅するような大荷物を小さい体で支えていた。「おはよっ!」笑顔いっぱいのミユキが挨拶する「うん」南方はそれが精一杯の返事だった。ミユキはどうしたの?と言ったたぐいの顔をして聞いた。「エバラクくん元気ないね、さては昨日寝てないでしょー」南方はミユキの言葉に応えず言った「ごめん、きみとは行けない…」ミユキは言葉を失った。そしてしばらく沈黙が続いた……南方はうまいこと言おうとしたが
ぽんぽこ さん作 [409] -
スペース・ハニー・ストロベリー・ロッカーズ?
運命の朝は無情にも早く訪れた。南方は一睡もできなかった。ミユキとの約束の時間が刻々と迫る。南方は自分の荷物をまとめたトランクとエレキギターを肩から担ぎ、我が家を出た。その足取りは重々しく、足かせが付いた様にも見えた。ミユキにチケットを渡すため、山下とミユキの待ち合わせ時間を予めズラしていた。だが今は違う。このチケットで山下と一緒に宇宙へ行くのだ。そう自分に誓っていた。まずセントラル宇宙空港に着き
ぽんぽこ さん作 [312] -
スペース・ハニー・ストロベリー・ロッカーズ?
来たるべき宇宙旅行まであと一日を迎えていた。南方は大学の裏に面している峠に立っている。この峠は「ギャラクティカ峠」と名が付いていて、そこから銀河系が一望できるこの星が胸を張って誇る名所である。幼い頃、よくここに山下と一緒に来て星を見たものだった。昔から図鑑に載っていない珍しい星を見つけては自分だけの星にして喜んでいた。南方は山下と星のことや、自分たちの夢について語り合ったことを一人思い出していた
ぽんぽこ さん作 [299] -
スペース・ハニー・ストロベリー・ロッカーズ?
南方の声はどこか暗かった。山下は不思議に思いつつ、南方の話を聞いた。「あのさぁ山下、宇宙旅行のチケット俺の分も合わせて二枚もってるよな?」山下はポケットに入っている二枚のチケットを確かめるように触った。「うん、二枚もってるよぉ」南方はなにかが喉に詰まったような声を出して言う。「どうせ山下のことだからポケットに乱雑に入れてたりするんだろ?」山下は思わずハッとした。それに感づいたように南方は言う。「
ぽんぽこ さん作 [299] -
航宙機動部隊18
リクは、返事の選択に戸惑う様子を示した。 ここまで人を深く観察出来る、才能何て、余程の修羅場でもくぐらなければ、得られない筈だ。 『貴方は、信用出来る―そう思ったからこそ、この任務、一緒にやり遂げれると、私、考えてるの!』 少女の真摯な瞳と声が、相手の心を打った。ある意味敗北を、リクは認めない訳には、行かなかった。
まっかつ さん作 [410] -
航宙機動部隊17
『今、貴方が言った通り、蝶よ花よでやって行けるとは、とても思えないわ。だからこうして、自分で曲も創ってるの。使い捨てにされたくなければ、長く通用するモノを磨かなきゃね―人格や教養や品行も、世間に即いて行ける位は、求められる。ユ―モアやお笑いのセンスもなくちゃいけない。ファッションやメイクは、個性を確立して当たり前。正直食わず嫌いなんて、言ってられないわ?そう―ひとかどに成る為にね。例えそれが、
まっかつ さん作 [439] -
碧い星?
「我々の勝利だな」「はい、ほぼ敵の艦隊は壊滅…残存艦隊も涙の海に撤退を開始しました」「取りあえず我々の損害状況の確認だ」「了解っ。各艦に連絡を取ります」「分かった。宜しく頼んだぞ」我々はリステンシア海において勝利を収めた。だが月には地球軍の宇宙艦隊の大半が集結しつつあった…その数は2000隻近く…「我々はこれから月の静止軌道上にある補給軍港を攻撃する」「艦隊の編成はどぉしますか?」「エイン級巡洋
流星 さん作 [422]