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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。

  • Hな方程式?

    「君は本当に操縦士なのかい?」 単刀直入に聞いてみた。 僕の予想が正しければ、サインは正直に答えるはずだ。「私は自分が操縦士だなんて言った覚えはありませんよ」 サインの表情は少し変だった。額からは汗が流れてる。「君はロボットなんじゃないのか?」 荷室にあった空き箱を僕は思い出していた。「その質問には答えられません。その質問には……」 胸を隠していた手で頭を抱えてサインが苦しみ出した。 隠れていた
    放射朗 さん作 [845]
  • Hな方程式?

    「10時間以内に僕は死んでしまうってことか」 絶望感と共にため息つくひまも無く、サインが駄目押ししてきた。「いえ、10時間以内にワープ領域に入るには、あなたに2時間以内に退去してもらわなければいけません」「2時間? たったの2時間か、僕に残された猶予は。冗談じゃない、こんな服着てる場合じゃないぞ」 立ちあがると服を全部脱ぎ、部屋の隅に在るダストシュートに叩きこんだ。「君も全部脱いで捨てろ。それで
    放射朗 さん作 [711]
  • Hな方程式?

    「宇宙服を着ていたとしても、何も無い宇宙空間に一人ぼっちは寂しいね。寒そうだ。助けが来るまでに凍えそうだね」「宇宙服を着て出るのはかまいませんが、助けが来ると思うのは非常識ですよ」「助けがこなけりゃ死んでしまうじゃないか。それは無いよ。それで、もし僕が退去しなかったらどうなるのかなあ」 自分がこんな猫なで声を出せるなんて知らなかった。「この船は約十時間後にワープ領域に入る予定なんです。ワープ領域
    放射朗 さん作 [584]
  • Hな方程式?

    大統領は、さらに星間情報を制限し出し、圧政を敷くようになっていった。 反政府的言動をするものを暴力で封じ込めるようになるのにも、ほとんど時間はかからなかった。 何としても星間連盟の支部のある星まで行って、窮状を訴えるのが僕の使命なのだ。 僕をこの船に乗り込ませるのに、何人もの仲間が死んでいった。 めったに来ない貨物船に、可能性の低い密航という手段。今度うまく密航できるのは百年先かもしれない。これ
    放射朗 さん作 [548]
  • Hな方程式?

     しかしやはり格闘技のプロだったのか、小さな体の割には彼女の体は思いのほかどっしりとしていて、投げ飛ばされてのはこっちの方だった。 危うく真っ赤な溶鉄に顔を突っ込みそうになって、飛びのいたあと彼女を見ると、やっと彼女が落ち着いたのか、荒れ狂う光線銃の軌跡はおさまり、彼女は肩で息をしながら目をつぶっていた。「大丈夫かい? ごめんよ。驚かせたみたいで。 でも、悪気はないんだ。 状況上どうしようもない
    放射朗 さん作 [598]
  • Hな方程式?

     おいおい、僕は悪者かもしれない密航者なんだぞ。そんなことじゃ襲われて、変なことされちゃうぞ。実際銃を奪おうと思えばできたと思うが、それはやめておいた。 彼女の様子を見てると、いつでも形勢逆転できる自信が湧いてきたし、まだこのままだと自分がどうなるのかもはっきりもしていない。たいした罪にならないのなら無理をすることもない。 ごみ箱に入れられた僕の衣類は、次の瞬間圧縮空気に流されて、澄み切ったガラ
    放射朗 さん作 [702]
  • Hな方程式?

    「ロボットという可能性は今消えました。質量モニターで調べた超過質量は約60キログラム。あなたの身長は、見たところ170センチくらいだから、もしロボットなら重さはその倍以上あるはずです。ロボットなら、外見はどうでも内部は金属のはずだから……」 僕のつま先から頭の天辺まで、彼女の目がじわじわ視線を泳がせるのに約10秒かかった。一つうなずき、ひくついた笑顔を向ける彼女は最初思った通り若いようだ。 二十
    放射朗 さん作 [1,391]
  • Hな方程式?

     いいかげん腹が減って、どうにかしなきゃなあと考えていたとき、倉庫のドアが開いて乗組員が入ってきた。 すばやく元居た場所に戻って身を隠したが、今回はうまく行かなかった。まあいいか、いつまでも断食していられるわけじゃなし。 この辺が発見される頃合というものかもしれない。「そこに居るのはわかっています。おとなしく出てきてください」 この貨物船の唯一の乗組員は女だったのか。かわいい声だった。 女が船長
    放射朗 さん作 [2,661]
  • 宇宙戦隊・23

    「坊や!何て危ない事を!」子供の母親が子供の頭を叩いた。子供は不機嫌そうに顔をしかめると、鼻を大きくすすってそっぽを向いた。『皆、今の話は聞いた?』ちょうどサリからの無線連絡が入った。「サリ、どーゆう事だ?」『そうだね…とりあえず液のいる所まで行きなさい』コウ達は先程の老人に道案内を頼んだ。老人は尻込みしたが、近辺までならという条件で承諾した。一時間ほど歩いて、液のいる中心都市に着いた。バルア星
    豆宮 さん作 [447]
  • ?地球崩壊

    その日、夕日が沈んで夜が来た。しかし、其の次の朝からは夜が続いたのだっだ。一発の核が、応酬の核の雨と成り、地球上に降り注いだ。総ては、破壊され、ビロードの闇が、醜い現状を隠した。人類の歴史は、西暦2124年で、ピリオドを打ったかに思えたが…とあるデパートの地階3階までは爆破されて居たが、地階7階に居た若い男の警備員と、地階12階に居た、電気保安の若い女性は、無事に地階15階の食品倉庫の近くで、そ
    亜樹 さん作 [816]
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